アメリカ国内の短距離路線を飛んでいる、裕坊といいます。
『バスを待ち 大路の春を うたがはず』(石田波郷)
先日の4日勤務中の、ケネディ空港での1コマ。気温は10度台とややヒンヤリでしたが、空は青く、すっかり春の日差し…
こちらは、サウスカロライナ州グリーンビルのホテルからの出発前…
気温は24度…
芝がすっかりと青くなり、
抜けるような青空が広がり、
出発前の外部点検も、半袖で十分なほどの陽気でした。
到着はニューヨーク、ラガーディア空港。改装工事が続いていて、リージョナルジェット機ご利用の際は、搭乗口据え付けの階段を利用した発着が多くなっています。
4日勤務終了…お昼前にはデトロイトへと帰ってきておりました。
お休みは1日だけ……
ところが…
愛妻ちゃんによると、どうやらトイレの水が止まらなくなってしまったらしい…
我が家は築40年、しかもどこもかしこも建てた当時のまま…水道用チューブにも亀裂ができていたのか、水が漏れていました。
新しいチューブを買うべく、近所のホームセンターへと寄ってみると、クリスマス以外はほぼ年中無休で開いているはずのホームセンターが…
お休み…
仕方なく、別のホームセンターへ…
先ほどのお店を当てにしていた人も多かったのでしょう。店内はけっこうな賑わいでした。アメリカでは至る所で人材不足が顕在化……臨時休業を余儀なくされるお店も出てきています…
新しいチューブを取り付け。タンク内のゴムパッキンがかなり劣化していて、チューブが通る穴をなかなか塞げず悪戦苦闘…パッキンも買っとけばよかったかな、と思ったのですが…
なんとか穴も塞がってやれやれ…一仕事を終えました。
そして束の間の1日のお休み…
カーテンを開けてみると……
雪……
予報にはありましたので、覚悟ができてはおりました…
午後になると、さらに降り方も激しくなって……
4月とちゃうん………???
我が家にはガレージに2台しか車が入らないので、1台は外に停めているのですが…
裕坊が15年間通勤用に乗ってきたセダンくんも、ご覧の通り…
道路にはほとんど積もらなかったものの、芝生や樹木の上は真っ白…
ちなみにノースダコタ州では、3日間断続的に雪が降り続き、
シェール技術を使った石油採掘で、急激に人口が増加しているマイノット(Minot)では…
積雪なんと180センチ…
『雪残る 頂ひとつ 国境』(正岡子規)
写真に写っているのは、残雪ではございません……
ここ最近調子が良くないiPhoneの買い替えを予定していたのですが、また来週……
我が家で1日じっとしていたのですが、こんな画像が目に入ってきました……
大型バス…
こちらのアメリカン航空機と同じロゴが入っています。
実は先ほどのバス、アメリカン航空の立派な運航便になるそうです。空港ではちゃんと保安検査場も通過した上で、『出発ゲート』からの『搭乗』になるのだとか……
『就航』することになるのは2路線。アメリカン航空の基幹空港の1つ、フィラデルフィア空港からの運航だそうです。そのうちの1路線は…
ペンシルベニア州アランタウン行き。
毎日2往復が運航されるそうです。
アランタウンといえば、アメリカのラストベルトとも呼ばれる、かつて繁栄しながらその後大きく衰退した都市の1つで、ビリージョエルの歌にまでなりました。
現在、復興中。
アランタウン空港へは、かつてフィラデルフィアからリージョナルジェット機による運航があったそうなのですが…
コロナ禍の煽りを受けて、路線は「休止」…バス会社と提携した上で『路線再開』と相成りました…
空港に着くと、まずは搭乗手続き。荷物を預け入れ、
保安検査場も通ります。
ターミナルへと入り、
『搭乗券』をスキャンして『搭乗ゲート』を通過するまでの流れは全く同じ。
但しボーディングブリッジを使って、地上へと降りると、待っているのはアメリカン航空のロゴが入った『バス』…
Wi-Fiが無料で利用でき、各シートにはケータイ充電用のコンセントも完備されているそうです。
一般道を通りますから、自分のケータイを使ってのインターネット利用ももちろん可。
フィラデルフィア空港では、旅客ターミナル側へと到着。
保安検査場を再度通過する必要はなく、乗り継ぎも通常の航空機利用時と同じ。預け入れの荷物は、最終目的地までちゃんと転送してくれるそうです。
もう1路線は、大西洋岸側に面するカジノリゾートの町、アトランティックシティ。毎日3往復になるそうです。
空港の規模が小さく、フィラデルフィアやニューアークからも近くて位置的にも中途半端…就航していたのは、スピリット航空のみでした。
アクセスが大変不便だったのですが、この度新しい『航空会社の路線』が開設になりました。
各航空会社ともパイロット不足はとても深刻…特に地方路線を担当する地域航空会社の人員不足が顕著で、元々はそれに対する苦肉の策だったのですが、
3名の乗務員が必要となる航空機を使う代わりに、運転手1人で賄えてしまうバスで短距離、小規模路線をカバー…コストも抑えられて提携のバス会社の需要も喚起。
『バスを待ち 大路の春を うたがはず』…
今後の大手航空会社の1つのトレンドになる余地は、十分にありそうです。
火曜日から、5日勤務のフライトに出勤です。