Yuichibow’s diary

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊日記(8月3日)

アメリカの航空会社で、短距離路線を中心に乗っている、裕坊といいます。

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月曜日に4日勤務のフライトを終えて、2日間の骨休め。

 

先週車を買ったお店の近くに、ブランチができそうなお店を見つけていたので、舞い戻ってきたのですが、

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ブランチできるのは、週末だけなんや……
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せっかく車で40分かかる距離を来ていたので、その下の階にある高級食材店でお買い物をしてきました。

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お店に入ると、いきなりゴディバの棚…
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どうやらイタリア系の食材店。

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季節野菜や果物などにこだわりがあるお店のようで、

 

桃などは、ポンドあたり8ドル…
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ただしこの桃は当たりでした。

 

お惣菜類も充実…
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精肉コーナーまでやってくると、
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最近市民権を獲得しつつある和牛の名が入った牛肉なども並んでいて、
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厚みのあるこのステーキなどは、ポンド当たりで50ドル(日本式の換算で、100グラムあたり1,200円ほど)…
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見送り…

 

イタリア系の食材店まで来ると、いつも目を引くのがデザートコーナー。
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ケーキ類も種類が豊富ですし、
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最近目がないのが、アップルパイ…
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パイ生地の香ばしさが際立っていて、紅茶とよく合っておりました。
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また木曜日からは、5日勤務のフライトが始まります。

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夏休みということもあって、アメリカ国内の空港はどこも大盛況…国内線では、満席になって乗り過ごしてしまう人も出るくらいの盛況ぶりになっています。

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写真はクリーブランド空港(オハイオ州)での1コマ…

 

国際線も徐々に路線が復活していて、
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こちらは、ニューヨーク・ケネディ空港からのパリ行きの搭乗の時の様子。

 

そのケネディ空港では、外国の航空会社の旅客機の往来などもありました。

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写真に写っているだけでも、バージンアトランティック航空(イギリス)、シンガポール航空エミレーツ航空に至っては2階建て旅客機A380型機なども飛来…

 

ただ国際線では各便の搭乗率そのものは、搭乗時、到着時の各種制限が影響しているせいか、まだコロナ禍前の水準とまではいかず、

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到着口もいつもちょっと閑散…こちらはデトロイト空港の国際線到着口。

 

先月中旬に、デルタ航空の第二四半期の概算が発表になりましたが、

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第二四半期全体としては、デルタ航空全体として8億8千万ドル(日本円換算で、およそ940億円)の赤字だったそうです。

 

ちなみに、全体の客席販売総数は2019年と比較して39%減、乗客総数そのものが49%減で、まだ国内線といえどもコロナ禍前に比較すると弱含み…上の写真はボルチモアメリーランド州)で外部点検中の一コマ。デトロイトからボルチモアを結ぶ路線は、コロナ禍前はほぼ例外なく130名仕様の機体だったのですが、現在は76名仕様が中心になっていることからも、未だに回復軌道に乗っている段階のようです。

 

それでも国内線の客足の戻りは確かなようで、6月単体で見ると黒字を記録していたんだそうです。
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そこでデルタ航空では、写真にも写っているボーイング737−900ER型機を29機復帰させ、大型機材であるエアバス350型機も7機が復帰することになりました。

 

ボルチモア空港では、同業他社の格安航空会社スピリット航空(本社、フロリダ州フォートローダーデール)と同じターミナルを共有。そのスピリット航空は、第二四半期全体で2億7,800万ドル(日本円換算で、およそ300億円)の赤字でした。ただしこちらも、回復基調…
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アメリカの航空会社は、各社とも国内線を中心に客足の戻りに確実な手応えを感じているようです。

 

前回の4日勤務では、ニューヨークを行ったり来たりのフライトが中心でした。
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ニューヨーク・ケネディ空港での外部点検の時の1枚。信号機は、旅客機が到着ゲートに入ってくるときの誘導に使われます。アトランタ空港では感知式全自動型が導入されているのに対し、こちらは地上係員による手動式。そのため、停止線からかなりずれて止まってしまうこともしばしば…

 

概ねお天気には恵まれた4日間でした。
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3日目には、ケネディ空港からやや30キロ北に位置するラガーディア空港を経由。この時には、本来搭乗する予定だった機体に故障が発生して、他に使える機体を待たされることになり、
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出発が3時間遅れ…
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コロナ禍の真っ只中では機体の稼働率は極端に低く、仮にある機体で故障が発生してもお隣の機体に乗り換えれば問題がなかったのですが、

 

今は一機の機体といえども故障が発生すると、しばらく待たされることになります。

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特にリージョナルジェット機は離着陸の割合が極端に高いので、どうしても機体に負担がかかりがち……整備士さんも忙しい日々が続いているらしいです…

 

そんな訳で、3日目の到着は深夜を大幅に超えることになりました。
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到着していたのは、ノースカロライナ州のグリーンズボロ。他に到着便はなかった時間帯とあって、到着口もガラガラ…

 

翌日のデトロイト行きは、これまた大盛況。
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次々にお預かりの荷物が貨物室に運び込まれていました。

 

ちなみにCRJシリーズのリージョナルジェット機は機体胴体が小さく、客席の下に取れるスペースが少ないので、
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メインの貨物室は、機体後方にあるエンジンの下にあります。

 

そして最終日だった月曜日、デトロイトに到着して、勤務終了…

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実はこの時にちょっとしたサプライズがありました…

 

ボーディングブリッジに我が社の事務員が立っていて、最初はひょっとして薬物検査にでも回されるのかと身構えたのですが、
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『おめでとう』の一言とともに手渡されたのは、タイピンに大きな封筒…

 

勤続15周年を記念する賞状でした。
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我ながら、ここまでよく頑張ってきました…ですが、まだまだ裕坊の航空会社人生は続きます。

 

 

 

 

木曜日から、5日勤務に出勤です。