アメリカの地域航空会社で、小型旅客機に乗っている、裕坊といいます。こんにちは。
2020年も残り10日ほどを残すことになりました。
クリスマスが近づいて、アメリカはすっかりホリデーシーズンモード。デトロイト空港のマクナマラ・ターミナルのAコンコース中央には、毎年この時期お馴染みのクリスマスツリー。
間違いなく、毎年同じツリーが使われています……倉庫はどこにあるんやろ……
B・Cコンコースへと抜けるトンネル内には、クリスマスツリーとともに雪だるまさんが飾られ、
裕坊が勤めるエンデバー航空(デルタ航空の子会社です)のデトロイト空港内事務所も、ホリデーシーズンモード…
たくさん壁に張られたクリスマスカードに、
空飛ぶサンタさん……今年はトナカイさんが、風邪を引いたかも知れません…
相変わらず、雪だるまさんはお腹が出とるなぁ〜〜……
日本に比べると、年末年始のお休みをアメリカでは1週間早く取る感覚で、クリスマスの12月25日が1番のお休みになります。
24時間営業で、しかもほぼ年中無休のウォルマートですら、クリスマスはイブの夕方からお休み……
既に今週お休みをまとめて取っている方も多いのでしょう。全米での航空会社の利用客も先週に比べるとかなり多くなって、この土曜日は全米で107万人の方が旅客機を利用していました。
日曜日も土曜日にほぼ匹敵する106万人が航空会社を利用。
裕坊は日曜日のお昼前の出勤だったのですが、出発階まで上がってくると大きな荷物をたくさん抱えた旅行客の中をかき分けるように、保安検査場へと向かいました。
フィラデルフィアまで、まずは37名の乗客の方をお届けして、
ミネアポリスまで。この時期は編成風が強くなり、西向きへのフライトの時には西からの強い風に逆らって飛ばないといけないので、時間もかかります。飛行時間は2時間33分でした。
写真はミネアポリス空港のフードコート。お店の数自体はそれなりにあるのですが、コロナウィルスの影響で5月頃に閉鎖になって以来、今もほとんど休業中…
普通の売店から、
サンドイッチは買えます。
2日目も3日目もミネアポリス経由の便を担当なので、またこのサンドイッチにお世話になることになりそうです。既に全種類制覇しました……
3便目となるノースカロライナ州ローリー行きは、Aコンコースからの出発。
ノースウエスト・エアリンク時代は、プロペラ機のサーブ340型機が出入りしていた、やや窮屈なスペース。5年ほど前に改修工事が施されて、76名仕様のCRJシリーズも入れるようになっています。
ボーディングブリッジを、据え付けると簡易の橋渡しを取り付け…
簡易ながらも、ちゃんと手すりもついて転落防止の工夫はなされている橋渡し。
ボーディングブリッジのスペースが限られているので、飛行機に据え付ける時は横に向いたまま動かしています。
これが飛行機の押し下げに使う牽引車。リージョナルジェット機の押し下げには、車輪軸に据え付け棒を取り付けるタイプではなく、トレイにタイヤを乗せて押し下げるものが使われることが多いです。
時々リージョナルジェット機を押し下げる前に、飛行機が前方に移動することがあるのは、そのため……
そして1日目の最終目的地でやってきたのは、ノースカロライナ州の州都、ローリー。
実は霧がかなり深い中での着陸でした。
気温が下がってくると、空気中で保つことができる水蒸気の量も減ってくるので、水蒸気の量が一定量を超えると小さな粒の水滴が空気中に浮遊するようになり、視程が下がって霧になります。
霧にも様々な種類がありますが、地表面の温度が急激に下がって空気中の水蒸気が水滴になって、地表面の周辺だけが霧になっていることも少なくないので、
霧に厚みがなく、高い建物や丘などが突き出ていることも珍しくありません…
この時期に山の周辺を飛んでいると、谷にたくさん霧が発生しているのを見ることはしょっちゅう……
都心部を空から見ていても、高いビルだけが頭を出していることが少なくないです。
一部のプライベートジェット機、ビジネスジェット機などには、赤外線を透視して霧の中でも地上が見えたりする装置を備えている飛行機もあるそうですが、
リージョナルジェット機には、そんな装備はないので……
滑走路付近から送られてくる電波を頼りに滑走路へと進入…
滑走路の先端で、何列にも並べられたアンテナから出される電波からは、横方向の誘導電波が発信され、
こちらは垂直方向の誘導電波。滑走路の着地点付近の横に設置されていることが多いです。
進入角度は、大抵3度の設定。
そして滑走路に近づいてくると、滑走路まで続く誘導灯を見ながら滑走路へと着地。
昨夜はアプローチを始まるまでは、雲にすらかからず……
でも滑走路へと着地する瞬間は、まさにこんな感じでした。
でもだからといって、パニックになってはいけません……
落ち着いてマニュアル通りの手順に添えば、かなりの確率でちゃんと着陸できます。
エンデバー航空が連邦航空局から許可されている最低進入高度は、地上から30メートル。滑走路上の着地地点の視程が360メートルあれば、着陸できます。
そして昨日の着陸時点での視程はといえば……
360メートル………滑走路への誘導灯がすぐには視界に入らず……
ちょっとギリギリではありました……
終わりよければ、全てヨシ………
仕事が終わって、至福のひととき……
2日目、3日目は夕方の遅い便を担当の予定です。