アメリカの地域航空会社で、地方路線を中心に小型機を操る、裕坊といいます。こんにちは。
今週火曜日に4日間のフライトへ出発して、木曜日は3日目でした。
アメリカでの第4木曜日といえば、感謝祭(Thanksgiving day)。企業や学校では水曜日から5連休を取るところも少なくないです。この感謝祭週間は、家族同士で集まって丸焼きにした七面鳥を置いたテーブルを囲むのが、アメリカ流。
感謝祭の起源には、いろいろな定説があるそうなのですが……
よく伝えられる定説としては、新大陸発見時代に現在のマサチューセッツ州において、原住民のワンパノアグ族からとうもろこしなどの作物の栽培法などを伝授されて厳しい冬を生き延びることができ、ワンパノアグ族を招待して神の恵みに感謝して、共にご馳走をいただいたのが感謝祭の始まりだったということになっています。
その時に並べられたのが牛肉と鶏肉だったのだとか…
七面鳥にまつわるエピソードというと、七面鳥をアメリカの国鳥にしようと提案していたのが、第6代米大統領のベンジャミン・フランクリン。
元々七面鳥は、北アメリカ大陸に起源がある鳥ですので、アメリカの国鳥に相応しいと提案していたのですが、それに賛成する人はほとんど皆無だったらしく、カッコいいものや強いものに憧れるアメリカ人の間では、白頭鷲がアメリカの国鳥に相応しいということでほぼ一致していたそうです。
まぁ確かにこっちの方が………
こっちよりも断然カッコいいとは、誰でも思うわなぁ〜〜…………
ところがアメリカ人の方達には『慈悲』というものがあるらしく、北アメリカに起源を持つ鳥でしかも味が美味しいのなら、1日だけ国鳥にしてやろう、ということで感謝祭で食されるメインの料理が七面鳥になったとかいう定説まで出る始末……
ちなみに、フランクリン大統領には発明家としての一面もあり、避雷針を発明したのがフランクリン氏だったのは有名なお話。
でも雷から電気を取るために凧揚げをしていた、というのも有名なお話……
発明家、文筆家、政治家など様々な顔を併せ持ち、アメリカンドリームを体現したフランクリン氏は、100ドル札の肖像画にも使われています。
感謝祭の日は、普段ですと全米各地でパレードが行われるのですが、今年はコロナウィルス感染防止を考慮して各地で中止になりましたが、ニューヨークにおけるメイシーズ・パレードだけは、例年通り開催されていたそうです。
多くの家庭では、平常時でも感謝祭当日は午後はほとんど家にこもって、家族だけで七面鳥を囲んでいるところが少なくないので、午後の移動は極端に少なくなります。そんなわけで、午前中でフライトが終わって、午後は宿泊滞在になることが多い感謝祭当日。
裕坊も、今日は午前中にフライト終了…
お昼前には、ホテルにも着いておりました…
今週の4日間のフライトは、2日目も3日目も早朝に出発のパターン。
感謝祭の週間になると、各地でクリスマスの装飾があちこちに飾られるようになって、
ホリデーシーズンモード突入…
今朝は、ペンシルベニア州のアランタウン空港からの出発になりました。
アメリカを代表するドーナツ屋チェーン、ダンキンドーナッツでコーヒーを調達。
ここのコーヒーは裕坊のお気に入り。カナダに本社があるティム・ホートンズとともに、ドーナツ屋さんのコーヒーはめちゃイケます。
まだ夜が明けないうちの出発…
ちなみにかなり閑散としているように見えたターミナルだったのですが、早朝6時15分発だったにもかかわらず、45名のお客さんが乗ってこられました。
アトランタを経由して、
感謝祭当日に家族の元へと帰る方も多く、今日のアトランタ空港Dコンコースは、かなりの賑わいぶり。
今日やってきたのは、カンザス州の最大都市ウィチタ。
セスナの工場があることで知られ、
工場見学もできます。
小型機の中のベストセラー中のベストセラー、セスナ172型機は現在でも製作販売中。
セスナはプライベートジェット機、ビジネスジェット機を代表するサイテーションという飛行機も製作しており、
そちらの製造過程なども見学できるそうなのですが……
裕坊は元々が深夜型の人間であるのに加えて、今週は2日目、3日目とも3時台起きが続いておりましたので、到底外を歩き回る気分にはなれず……
ホテルでは部屋にこもったまま、ずっとお昼寝をしておりました……
さて、今晩寝られるやろか……………
明日は朝が今日よりちょっと遅い出勤になって、2便を担当して帰宅です。