米国航空会社で、ほぼ国内線を専門に担当している裕坊です。
まだ2年目の新米社員でありながらいただいている有給休暇は合計で2週間。比較的有休の日程が選択しやすい契約になっていて、夏休みにも1週間のお休みをいただくことができました。
航空会社の社員にとって恩恵が大きい福利厚生といえば、無料で自社便のフライトが利用できること。但し空席がある場合に限って搭乗できるという付帯条項が付くので、座席の空きが多い便に的を絞って、という制約はどうしても付き纏います。
アメリカ国内の場合夏休みが3ヶ月と長いこともあり、移動がどの季節よりも多くなって軒並みどの便も満席になるので、移動の制約はより厳しくなります。事前のホテルやコンサートチケット予約などはなかなか難しくなるのが難点…それでも何とか隙間を狙って、今回は1週間で3都市を訪れることができました。
有給3日目まで空席を待った上で、最初に訪れたのは、
フランス領の面影が今も色濃く残る、ルイジアナ州ニューオーリンズ。
空席が多く残っていた始発便で午前中にニューオーリンズ入り。宿泊先は愛妻ちゃんが探してくれていたのですが、フランス領時代の建築がそのまま残るフレンチクォーター内のホテルを予約してくれていました。
ウーバーを使って、地元の黒人男性の運転手さんと談笑しながらの到着だったのですが、想像を超えるタイムスリップの世界にいきなり突入してしまった裕坊…
ホテルは中庭を取り囲むように4面の構造になっていて、
宿泊していた部屋からお隣のホテルの装飾がすぐ目に入る、大きな窓付きのお部屋でした。
フレンチクォーターに相応しい服装を、自分なりに考えてみた裕坊…
見渡す限り、目に入るのは19世紀当時の建築ばかり…
フレンチクォーターのほぼ中心には、セントルイス大聖堂が聳え立っています。
観光用の馬車も練り歩き、
フレンチクォーターの目抜き通りになるバーボンストリートまでやってくると、各レストランでジャズの生演奏を聴くこともできます。
18世紀に建てられた音楽ホールにて、本格的にプロによる生演奏を聴くことも可能。
バーボンストリート沿いのこの古い建築の中には、日本語による昭和時代の宣伝ポスターなども貼られていました。
ちなみにこちらは事前予約制。座席に座ってゆっくりと聴きたい方は、早めの予約をするのがベター。
専門のプロだけあって、迫力が一味違っていました。
バイキング形式のレストランでジャズ演奏を聴くのも選択肢の1つ。
中庭付きのバイキングレストランなのですが、当日はあいにく雨のお天気…お食事は建物内になってしまいましたが、
テーブルのすぐ横で生演奏を聴くことができました。
建物を見て回るだけでも楽しいフレンチクォーター。
当日は気温が30度を超えて、しかも雨模様。歩いていると汗が噴き出る1日でもありました。
観光シーズンはホテルのフロントの方によると、10月から4月にかけてなんだそうです。
早いうちから辺りが暗くなって、灯りが街全体を照らし出す夜のニューオーリンズを楽しむのもいいかも知れません。
午前中の到着からずっとフレンチクォーターを歩き続けていたこともあって、まるで千と千尋の神隠しに登場する千尋にでもなったような気分。不思議な世界を体験した初日でした。
その後はニューヨークとボストンを訪れたのですが、また後日の投稿にてご紹介させていただきます。