アメリカ国内を中心に小型旅客機に乗る、裕坊といいます。こんにちは。
先日の日曜日に6日間に渡るフライトを終えて、しばらく休日をいただいています。
先週の6日間では、後半はアトランタを拠点に、南部都市の往復便を中心とするフライトを担当していました。普段は晴天が多い、この時期のアメリカ大陸南部。
しかしぐずついたお天気が、しかも何日も続いておりました…
アトランタ空港では、普段は大型国際線機材が出入りするEコンコースを中心の発着。
ただアメリカではコロナ感染が明らかに鈍化し、さらにはミッドウィンターブレイクと呼ばれる冬の中休みを利用しての移動が多かったせいか、旅行客はアメリカでは戻りつつある印象を受けました。
年末年始に次いで、先週木曜日、金曜日は全米で100万人超えの乗客を記録(コロナ禍前と比較して、およそ半数)。裕坊が担当した便の中にも、上限いっぱいの乗客の皆様が乗ってこられたフライトもある盛況ぶり。
それでもフードコートではまだシャッターを下ろしたお店が多く、営業していたのはマクドナルドだけ……
デトロイト空港やミネアポリス空港でも、発着便の往来があるコンコースでは、営業時間こそ短い時があるものの、ほぼ例外なく営業を続けてくれています。
6日間のフライトのうち、4日の宿泊滞在が入り、そのうちの1泊はルイジアナ州の州都、バートンルージュでした。
ハロウィンのパーティーに参加しようとしていた日本人留学生が間違った家を訪問し、家の主に不審侵入者と間違われて射殺された町……ご記憶の方も多いと思います…
この時期南部といえば、日が差す日などは日中はポカポカと暖かくなって、気温が20度近くにまで上がることも珍しくないのですが、
ここ数日はどんより曇りの日が続き、
実はここバートンルージュでも、稀に見る雨氷の予報が発令されて、先日の月曜日は全便欠航…
2月15日(月)のアトランタからのエンデバー航空による運航予定便は、合計で205便だったのですが、
大雪や雨氷による影響を受けたルイジアナ州を始め、テキサス州、ミシシッピ州、アーカンソー州の各都市へ向かう予定だった便は、ほぼ全便が欠航となっていました。
これらの南部の都市では、観測史上の最低気温を更新したところもあったんだそうです。連邦航空局の本部があるオクラホマ州オクラホマシティでは、氷点下25度を記録。これは1899年以来、122年ぶりの低温だったのだとか…
そんな訳で、この離陸前の除氷作業用トラックも、各地でひっきりなしのフル稼働でした…
普段はこの時期のフライトは南部でいいお天気を見て、デトロイトに帰ってくるとどんより曇り空。帰ってくるなり同乗の乗務員たちと、『やっぱりこれが現実やなぁ〜』なんて言い合うのですが、
実は最終日6日目にデトロイトに帰ってきた時が、一番お天気が良かったという反対のことが起こっておりました。
こんな時は、車のボディにびっしりと張り付いた塩を落とすチャンス。
洗車…
しかし翌日には “いつものミシガン州の冬“ がやってきて……
南部に雪や低音をもたらしていた低気圧が、デトロイト周辺にも月曜日の深夜からやってきておりました。
愛妻ちゃんがこの吹雪を見てひとこと…
『雪女が出そうやなぁ』……
確かに出るかも知れん…
朝起きてみると、この状態…
ミシガン州らしい冬が、ようやく訪れた感じでもありました。
久々に登場の、我が家の電気式の雪かき機くん。
こちらではほとんどの家庭が、ガソリン式の雪かき機を使っていますが、我が家はあくまで充電池を使った電気式を使っています。
パワーはガソリン式の方がそれはそれはもう圧倒的に強いです。パワーでは到底敵いません…ホンダエンジンを搭載したこの雪かき機にもなると、440ccのエンジンで馬力も迫力モノ…
高さ1メートルくらい積もった雪でもしっかりと吸い上げて、その気になれば30メートルくらいは軽く吹き飛ばしてしまいます。ただし購入価格3,000ドル越え…
我が家の雪かき機くん、頑張れば2メートルくらいは飛ばせます……購入価格200ドルなり……
ただモーター式なので、音は静か。夜でも近所に気兼ねなく雪かきできますし、新雪であれば何度か往復することで、ちゃんと仕事はこなしてくれます。
恐らく見た感じ、一晩で30センチほどの積雪。
一度では全部はかききれないですが、それでも我が家の雪かき機くんもしっかり仕事をこなしてくれました。
ただしさすがに30センチもの積雪ともなると、自慢の腕を持つミシガン除雪隊といえども、除雪が間に合わなかったようで、
あちこちで雪がそのまま放置状態になっておりました…
それでもこの中を、愛妻ちゃんは息子くんを乗せて、歯の治療へと出発…
さすがにちょっと大変な思いでの運転だったらしいです。
我が家の近所に除雪隊がやってきてくれたのは、お昼過ぎ…
やっとのことで、安心してお出かけすることができる…
20代の時であれば、こんなお天気を見たら、ほぼ間違いなくスキーへと出かけておりました。
連休が入るとお休みの前日の深夜に出発して、スキー場の駐車場に到着して車中泊。夜が明けてから1日じゅうスキーを楽しみ民宿に宿泊。そして次の日も半日はスキーを楽しんで、午後になるとハンドルを握って帰るという、超強行スケジュール……
今そんなことをしようものなら……
それでも当時は、翌日にはちゃんと出勤しておりました……
夢でも見とったんやろか……
ちなみにこのお天気の中、裕坊が水曜日に向かった先といえば……
病院……
さすがにこのところ体が悲鳴をあげてきております……
体を労らなければならない年齢に差し掛かって来ました。
もう数日、お休みをいただきます。