皆さんこんにちは、「束の間の休日」を取っている、裕坊です。
昨日月曜日、先週の金曜日から始まっていた4日間のフライト、『無事に』終わりました……実を言うと、終わったのが奇跡だったくらい…………
前日日曜日はミネアポリスから、米海軍の本基地があるバージニア州ノーフォークまで。深夜の到着になって、ボーディングブリッジが据え付けられることなく、飛行機の階段を使って乗客の皆様をお見送り…
我々フライトクルーも同じように階段を使って、日曜日の任務完了…
荷物受け取りの横が、ホテルの送迎シャトルの乗り場になっているので、
そこまでを延々と歩いて……
本当ならすぐホテルへと向かいたいところだったのですが……
客室乗務員の1人が、どうしてもお腹が空いていけなかったらしく……
ファーストフードのドライブスルーへと一旦立ち寄って、ホテルまで……
客室乗務員というお仕事は、乗客が乗った状態で遅延が発生した場合などは、自由に飛行機を乗り降りすることすら許されず、待っている間は乗客の方にお水やスナックなどを提供するなど、普段からプロ意識を持ってお仕事を頑張ってくれているので、ここはお付き合い……
フライドポテトのいい香りが、送迎シャトルのワゴン車の中に漂ってきますが、
病み上がりで、食事には気をつけないといけない裕坊、夜が遅いので、ここはガマン……
ホテルに着いたのは、深夜1時過ぎで、翌日は10時半過ぎにはホテルを出発…
翌朝の月曜日、午前中は快晴の気持ちのいいお天気の東海岸。
本来のスケジュールでは、3便を担当。最初の担当便はニューヨーク・ラガーディア空港まで。
ちょうどお昼頃に到着したニューヨーク。午前中は雲もほとんどない、フライト日和だったはずが……
午後から一転………
ニューヨーク・ラガーディア空港のあるクイーンズからすぐ西に、大きく積乱雲が発生するようになり、
次の目的地はナイアガラの滝から近い、ニューヨーク州のほぼ西の端にあるバッファローだったのですが、西へと直進で向かういつものルートは、とても選択肢とはならず。北回りで大幅に迂回するルートで向かいます。
離陸する頃には雲行きが怪しくなって、かなりの雨足にもなり始めていたものの、なんとかギリギリ離陸にこぎつけて…
バッファロー空港には、15分ほど遅れながらも、到着…………
ちなみに我が社の担当便は、裕坊が担当した便が、その日のラガーディア空港からの最後の離陸便となり、後続のフライトは全便欠航となっていました……
ただしバッファロー到着時点で、既に積乱雲がニューヨークの各空港周辺にかかっていて、ラガーディア空港を含めたニューヨーク各空港へと出発する便は、ほぼ全便が離陸停止状態……とても復路便は運航できず、
折り返しの便は、既に午前中に欠航が確定しておりました…
ニューヨークへと向かう乗客の皆さんには、ご不便をかけながらも、裕坊の4日間の任務は、ここで終了…
本来のスケジュールは、ニューヨーク・ラガーディア空港へと折り返して、ニューヨークからデッドヘッドでデトロイトへと戻るはずだったのですが、当然のことながらスケジュール変更。
結果的にバッファロー空港から客席に座って、デトロイトまで帰ってまいりました。
腹痛、腰痛の不安を抱えながら始めた今回の4日間のフライト。
遅延やお天気に悩まされながらも、無事完了……
もしバッファローへと向かうラガーディア空港からの離陸が、もう15分遅かったとすると…………
ほぼ間違いなく、このようなお天気に行く手を阻まれることになり、ゲートへと引き返すことになっていたでしょう…
常に優先権を持って離陸着陸をしているデルタ航空本体の機体ですら、夕方以降は平均で6時間以上の遅延になっておりましたので、最悪そのままニューヨークに足止めの可能性もありました…
というより、ニューヨークに足止めになっていた可能性、非常に大……
やれやれでした……
お腹も腰も痛みはほとんどなくなり、不安も和らいではきたものの、もう一度念のために病院で診察。これから出かけてまいります。