皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。
今日は10日連続のスタンバイシフトの1日目……結局日中は電話は鳴ることなく、そろそろブログでも書こうかとiPadを立ち上げた時に………
電話が………
明日からのフライトが入ったのか、と一瞬思ったのですが……………
実際には水曜日の深夜から木曜日の午前6時までの間、『連続した30時間の休息時間』に入ることを通知するものでした。
スタンバイ1日目にして、もう?………………まだ9日残っていたのに…………
ちょっと歪ではありますが、こちらが木曜日以降のスタンバイシフトで、今月のスタンバイシフトの残りは8日………
ただ7日間以上連続でスタンバイシフトを担当する時は、またどこかで『連続した30時間の休養時間』は必要になってきますから……
多分、週末にフライト入れてくるつもりなんやろな………………
アメリカにおけるエアラインの運航に関する規定は、全て連邦航空法第121条に定められていて、
パイロットの拘束時間、総飛行時間に関する規定も、かつては連邦航空法第121条の一部に記載されていたのですが、2014年1月4日に全面改訂。
新しく連邦航空法第117条が制定されて、パイロットの業務体系は全てそこで規定されるようになりました。今年はその5周年………
1週間の中で義務付けられる連続する休養時間も改訂以前は24時間だったのが、30時間になり…
以前に比べて、少しずつ航空会社における労働環境は、リージョナル航空会社といえども改善されてきました…
こちらは、具体的に労働時間を定めた規定……それぞれ拘束時間と総飛行時間とが規定されています。
ちなみにこちらは、国際線用のパイロットに適用される規定……
機内設備や乗務しているパイロットの数によって、拘束時間に違いがあるのが、国内線用との違い………
ただ同じ国際線でも、カナダやメキシコなどの近距離国際線の場合は、十分折り返して往復することも可能ですから、国内線用の規定を適用します。
ただ先日訪れたモントリオールのように、宿泊滞在する場合は例外なく入国管理局を通らねばならず、余分な時間を要しますので……
本音としては国際線用の規定を適用しないまでも、休息時間を少し増やす規定を加えて欲しいのですが………
拘束時間は、空港ショーアップの時刻と担当予定便数によって変わってきます。時差のあるアメリカ国内ですが、全て時刻は配属先の空港の時間帯が基準。デトロイト空港に所属している場合、実際のフライトクルーの居住地がどこであっても、東部時間を適用……
例えばデトロイト空港で、午後2時に空港へショーアップするフライトが入っていて、その日の担当予定便数が1便だけだったとすると、その日の最長拘束時間は12時間……もし担当予定便数が5便あったとすると、拘束可能な時間は11時間に減ることになります…
またチャートには直接記載はされてはいませんが、フライトに出ている時の宿泊滞在先での最低休息時間なども10時間となったのも、改訂事項の一つ…
まだまだ100%、今の旅客航空業界の実態を反映しているとは言えないかも知れませんが、それでも以前に比べると、労働条件は格段に改善されてきました。
改訂以前は、宿泊滞在先での休息時間が最短ですと8時間の時代もありましたから、裕坊自身こんなことや………
ホテルでこんなことをしてみたり………
睡眠時間が3時間ほどだったなんて、日常茶飯事………
よう耐えてきたわ………………
恐らく次のフライトは週末。いつでも飛び出せるように準備だけは抜かりなく整えておきます。
今日は夕方になって、裕坊一家の友人家族からのお誘いがあり、夜になって外食……
テキサスによくある煉瓦造りの建物の中を入ってみると……
まずはここのウリであるステーキが、ショーケースに入ってお出迎え…ここでお肉を買って、お持ち帰りで食べることも可能……
アメリカのレストランでは、ほぼ例外なくスポーツバーがあり、スポーツ生中継を観戦しながら、食事を楽しむことができます。
壁一面をたくさんのテレビ画面が覆って、好きなスポーツを観戦することができるのがウリ。
そしてここのもう一つのウリは、ピーナッツ……
バケツの中にたくさん入ったピーナッツが並べられていて、食べ放題……
食事を注文すると、まず出てくるのがパン…
今日は前菜がわりにオニオンリングをオーダーして……
野菜サラダとともに………
小さめのサイズのステーキをいただいてきました。
でも愛妻ちゃんと息子くんは、明日も通常通り……裕坊は予期せず休日を1日いただきます……