アメリカで、デトロイトを基点に小型旅客機に乗る、裕坊といいます。こんにちは。
昨日金曜日からフライトを始めて、土曜日の今日、2日目のフライトをこなし終えました。フライトが始まる前日までは、比較的穏やかなお天気が続いて、晴れの日も多かったデトロイト地方……それが一転、金曜日は激しい雨が降ったり止んだりする大荒れのお天気……
先日水曜日にルイジアナ州、テキサス州に上陸していたハリケーン、ローラ。勢力を弱めて、温帯性低気圧にこそなってはいたものの、周辺の地域にかなり影響を与えたようで……
金曜日には、デトロイトからクリーブランド、ピッツバーグにかけて、朝から大荒れのお天気をもたらしていました……
金曜日の最初の担当便は、午後3時過ぎに出発して、デトロイトからフィラデルフィアを目指すフライトだったのですが、
滑走路へと近づいて、いざ離陸と思っていたところで、離陸直前に大きな入道雲に行く手を阻まれることになり、
しばらく離陸を見合わせます……
そうしているうちに、今度はフィラデルフィア行きが航空管制によって、全便離陸停止………
入道雲の中は気流が荒れまくって、とても旅客機は通過することができなくなるので、お天気レーダー画面がこんな風に真っ赤に染まると、航空管制によって離陸が延期されます。
ちなみに、首都ワシントンやボルチモア方面へ向かう航空便も、軒並み離陸停止を課せられて、あちこち誘導路に止まったまま、目的地の天候の回復をひたすら待っておりました……
裕坊たちに課せられた離陸停止は、最初は1時間……ただ西へ向かう旅客便にはほとんど影響がなかったので、
滑走路の反対側から、次々と離陸していく飛行機をお見送り……
裕坊の便には、さらに離陸停止が1時間延長されることになって、生憎ゲートへと一旦引き返すことになりました……
実はアメリカの旅客航空業界には、10年ほど前に運輸省によって導入された『3時間ルール』というのがあり、すぐに離陸できそうにない場合は、ゲート出発後3時間以内に、一度出発ゲートへと引き返さないといけません。中には出発するのを諦めて、出発地にそのまま滞在される方もいらっしゃいます。昨日も1人の方が、飛行機を降りて、そのままデトロイトに滞在することに決めていました。
燃料も、離陸を待っている間にもじわじわと減るので、再給油もついでにしてしまいます……
その間にもまた激しく雨が降ってきて、地上係員が建物の中への退避を命ぜられて、また全てがストップしてみたり……
こんなことが立て続けに起こって、フィラデルフィア行きの離陸までに、3時間もかかってしまいました。
3本目のフライトが終わる頃には、夜中を過ぎ……
ホテルに到着したのは、ほぼ午前1時過ぎでした……
久しぶりの大幅な遅延……さすがに、昨日は疲れました。
2日目土曜日は、お昼前の出発。
2日目の出発は、ナイアガラの滝に程近い、バッファロー空港。
ちなみに、今季のメジャーリーグは、何から何まで通常とは違う開催になっていて、そのうちの1つに、メジャーリーグのチームでありながら、マイナーリーグの球場を今季の本拠地にしているチームが存在する、というのがあります。そのチームが使っている球場があるのが、バッファローのダウンタウン。球場名はセーレン・フィールド。
チームは、2020年現在唯一カナダに本拠地を置いているトロント・ブルージェイズ。(カナダには、かつてはエクスポズという、モントリオールに本拠を置いていたチームがありました)
アメリカからカナダへ入国するときは、2週間の自己隔離が強制になるのですが、その扱いはメジャーリーグの選手といえども例外扱いにはできないらしく……ブルージェイズの本拠地である、トロントのロジャース・センターでの試合が開催できなくって、ボルチモアやピッツバーグなど様々な候補地が上がりながら、結局ブルージェイズ傘下、3Aのチームの本拠地で開催することで落ち着きました。
突貫工事を終えてのメジャーリーグの試合開催。
スコアボードにもブルージェイズの大きなロゴを入れて、メジャーチームをバッファロー全体で大歓迎……
今日8月29日の試合では、そのセーレンフィールドで、オリオールズ相手に完封勝ち。ここまで17勝14敗でアメリカンリーグ東地区3位と、まずまず健闘しています。
ナイアガラの滝を訪れる数の人も限られているので、ちょっと閑散としたバッファロー空港。
空港内のレストランも、時間をかなり絞った上での営業になっていて……
こんなダミー人形さんが、バーの中でカクテルを作ったりしています。
各コンコースも奥の方へ行くと、売店は軒並み閉店中……
通常のコンビニですら、今はシャッターを閉めたまま……
普段はここバッファロー空港からの行き来が多い、アメリカ国内の格安航空の代表格にまで成長したジェットブルーでさえ、
軒並み飛行機を停泊させたままになっています。
現在はなるべく稼働機をエアバス機に絞っているというのもあるのでしょう。
エアバス機とともにジェットブルーが保有するエンブラエル190型機。エンジンカバーを取り付けられたまま、行く宛もなく佇んでおりました。
今日はデトロイトを経由して、
ピッツバーグにもやってきたのですが、
こちらも様子はほぼ同じ……
利用者が激減して、こちらは化粧室の一部が未だに使えない状態になっています。
各コンコースにあるレストランは、今でもほとんどがシャッターを下ろしたまま。
出発便もかなり限られていて、出発ゲートもいつも閑散。
実はピッツバーグ空港は、ターミナル内のインフラと売店関係に相当の投資がなされた空港の1つでもあり、郵便局まであったりします。
こちらは、時間を制限しての営業は続けているとのことでした。立ち寄ったのは5時過ぎだったので、既にこちらは業務終了…
国際線の行き来が多かった時期もあり、
免税店も充実しているのですが、こちらも固く閉ざされたままになっています。
ブランド物のお店も、ずっと閉業中。
辛うじてフードコートのコーナーだけ、人が集まる状態になっています。
ちなみにピッツバーグ空港といえば、現在はアメリカン航空の一部になったUSエアウェイズの主要基幹空港の1つでした。
そのためか、稼働停止状態にあるアメリカン航空のエアバス機は、たくさんここピッツバーグで停泊しています。
エンジンカバーもしっかりと付けられた状態……
しばらく旅客航空会社は、冬の時代を迎えることになりそうです……
2日目は、ニューヨークの北西部にあるエルマイラにて終了。
明日3日目は、エルマイラを出発して、またここエルマイラに戻ってくるスケジュールになっています。