米系リージョナル航空会社の、小さな航空機の運転手をやっている裕坊です。ようこそ。
昨日金曜日に5日連続のフライトを終えて、帰宅。金曜日はアイオワ州州都、デモインを出発して、
外はすこぶる快晴……
昨日金曜日は、担当便はこれ1つだけでオシマイ…
ミネアポリスから我が家のあるデトロイトまでは、最後部の座席でした……
本日土曜日は、アジア系の高校生が大学の講堂に集まって、アメリカに住むマイノリティー(少数派系の民族)が抱える問題を討論し合うという高校生の集まりに、息子くんが参加しておりました。
デトロイト空港から高速道路を約20分ほど西へと走ると、アナーバーという町があり、その町の中心にいくつもの建物が並ぶマンモス大学。
学生数が2019年度は、46,000名にもなるらしいです。
建物の中も厳かな雰囲気……
現代の大学らしく、コンピューター室なども完備されておりました。
講堂のある校舎以外にも、煉瓦建て、石造りの建物がたくさん並ぶミシガン大学……
久しぶりに、大学の町の若い空気をいっぱい吸い込んでまりました……
そしていよいよ明日日曜日からは、6日間のフライトへと出発……今回のフライトでは、ニューヨークのラガーディア空港も何度か経由するので、新しいターミナルの内容なども、詳しくお伝えできるかも知れません。
裕坊が勤める会社は、デルタ航空の完全子会社のエンデバー航空。今までフライトクルーが所属する地域と空港は、本社があるミネアポリス、裕坊が所属するデトロイト、最大のクルーの数が配属になるニューヨーク(ラガーディア空港とケネディ空港)、そしてデルタ航空本家のお膝元、アトランタの4つだったのですが、来年の第一四半期に新たにシンシナティ空港が加わることになりました。
シンシナティ空港といえば、かつて存在したコムエアーという、リージョナル航空界では花形だった航空会社の本社があった場所。
ノースウエスト航空との合併前は、デルタ航空の中西部の主要基幹空港としても機能していて、
それはそれは夥しい数のフライトが、発着しておりました。
コムエアーの閉鎖とともに、かつて存在したCターミナルは閉鎖になり、一昨年の2017年にはターミナルの建物も、完全に取り壊し……
これは解体前に撮影された画像……
コムエアー閉鎖から10年後に、ここシンシナティに我がリージョナル航空会社が新しい所属先を開設するという皮肉……リージョナル航空会社の世界とは、大手航空会社の本家本元以上に、拡張縮小を繰り返す不安定な世界………今回は5社あったデルタ航空の下請け航空会社が、3社に整理されることになって、我が社だけが拡張の恩恵を受けることになり、裕坊としても気分は複雑……本来であればとても喜ばしいことなのですが、ここは控え目に喜んでおくことにします…………
デルタ航空とノースウエスト航空の合併後、中西部を発着する便のうち、かなりの数をデトロイトにシフトしていたこともあり、フライトの発着数が激減していたシンシナティ。ただゲート係員の話を聞いていると、かつてほどではないものの、ここ最近徐々にフライトの数は増えてきていたそうです。我がリージョナル航空会社での、シンシナティにおける宿泊滞在数も激増(平均で一晩当たり120名のクルーが宿泊滞在……)、デトロイトからのフライトの中には、乗客として客席に座るクルーが半分近くを占めるような定期便もあり………
シンシナティ空港のフライトクルー配属先の新規開設は、喫緊の課題だったらしいです。噂が回り始めて、1週間と経たないうちの発表となりました……
そのシンシナティ空港。デルタ航空の本家本元が、規模は小さいながらも、現在も主要基幹空港の1つとして使っていることもあり、とても利便性がよく、中身もとても充実しています。
フードコートも、かなり充実。写真はBコンコースのフードコート。全米で人気のチキンバーガー専門のお店もありますし(日曜日は、休業しておりますので、要注意)、
こちらはシンシナティのダウンタウンに本社がある、チリドッグが人気のお店。
チリソースがたっぷりかかったチリドッグに、飲み物がついて、お値段10ドル。
カロリー高めにはなりますが、これはかなりオススメ……
Aコンコースには、中華専門の人気のお店もあります。
スタバも各コンコースに設置されていて、空港全体で4店舗が営業中。
Bコンコースでは、フライトクルーが使用する各種備品類も、気軽に購入できます。オンライン以外では、一般客には普通はお店へのアクセスがないのに対し、シンシナティ空港では一般ターミナル内で営業中。
金属フレームのカバンなども、ここで購入することができます。
ポケットがたくさんついたバックパックなども購入できますので、シンシナティ空港でお乗り換えの際などは、是非一度寄ってみるのもいいかも知れません。
サングラスなども、安価でしっかり目を保護してくれるアイテムが充実…
裕坊もシンシナティで長時間の地上待機が入った時などは、ほぼ例外なく訪れています。
シンシナティはオハイオ川の辺りにある、かつては全米6番目の規模にまで成長したこともある、文化の町。かつて世界最長を誇った吊り橋があったり、
こちらは、有名なシンシナティ音楽堂。
シンシナティ・レッズの本拠地、グレートアメリカンボールパーク。メジャーリーグの最多安打記録を今も持つ、ピート・ローズ選手もかつてここでプレーしていたそうです。
オハイオ川を挟むシンシナティと対岸側の町が作り出す夜景は、それはそれは綺麗なんだそうです。
一度訪れてみたくなってきた…
明日日曜日から、6日間頑張ってまいります。