皆さんこんにちは、リージョナル航空操縦係員、裕坊です。
台風15号が過ぎ去った関東地方、千葉県の被害が大きかったようで、未だになかなか停電から復旧できずにいる、とのニュースを目にしました。一刻も早く全てが元に戻って、日常が取り戻せることを、心から祈っております。
裕坊は今日は3日目。1日目、2日目はニューヨークを行ったり来たり……この時期はまだまだお天道様の大運動会シーズン。あちこちで稲妻という名の花火をあちこちに打ち上げて、旅客機の行く手を拒んでくれます……
しかも1日に限らず、2日、3日と連続で……
先日のメンフィスからのニューヨーク・ラガーディア空港までのフライト……アトランタや東海岸沿いの都市からと同様に東海岸沿いでニューヨーク入りする経路は、普段から混雑が激しいので、それを回避するために、クリーブランドを経由してピッツバーグ上空を通過するという、やや北回りの経路を組むのですが……
先日は大きなお天道様の打ち上げ花火に行く手を阻まれる形になり……他のニューヨーク行きと同様、ほぼ2時間の遅れ……
2日目も同じような遅れに見舞われ、しかも2日目の宿泊滞在はニューヨーク・ラガーディア空港の最寄りのホテル……
着いた時刻は深夜11時…
次の日の金曜日の、空港ショーアップは午前10時…
ホテルに電話を入れると、送迎シャトルの運転手の数が足りず、今日はお迎えには上がれないとのこと…………
仕方なくホテルが代金を支払ってくれる条件で、ウーバーを使うことに……
値段はイエローキャブとさほど変わらず、しかもスマホのアプリから直接予約を入れ、車の動きも運転手も運転手の評価も値段も、全て事前に分かる仕組みで、あっという間にアメリカでは利用者が増え、今や通常のタクシーを越す勢い……
ただ運転手さんにとっては、タクシー会社のような福利厚生がなく、車は運転手が各自自車を準備。報酬は各州が定める最低賃金にやっと見合うほどしかなく、労働条件は必ずしもよくはないそうで、度々本社に対する抗議活動なども見られるのが、残念ながら現状……
しかもウーバーの台頭が、タクシー運転手の仕事を、脅かす存在にまでなってきて、
各地でウーバー反対運動のデモまでが起きる始末……
それでも利用者からすると、とても便利なので、裕坊も最近では気軽に利用するようになりました…
使っていいのか悪いのか…………
微妙………………
昨日木曜日は、ラガーディア空港到着が遅れて、ゲート到着が深夜11時。既にターミナルの中は閑散としていたのですが…
タクシーやウーバーを待つ列は、昨夜は激混み……
それでも以前のように、なかなかやってこないタクシーを順番待ちで、こんな風に待つ風景というのは本当に見なくなりました。
現在老朽化が著しいラガーディア空港は、建物が全て建て替え工事の真っ最中。デルタ航空とその系列会社が共有しているCターミナル、Dターミナルは、建て替え工事が始まるまでは、各ターミナルから空港敷地を出る出口が、それぞれ別々にあったのですが……
現在は、CターミナルとDターミナルが、出口を共有するようになり……
一部が一車線にまで減ってしまうために、CターミナルとDターミナルの間の道は、いつも最近は大渋滞……
ターミナル間を結ぶシャトルも、この狭い経路を通らないといけないので、渋滞を避けることができません……
大変お急ぎの方が多いここニューヨークですから、各車から発せられるクラクションによるオーケストラを、ほぼ毎晩お楽しみいただくことができます。
昨晩は11時に予約を入れたウーバーは、11時半にターミナルにお迎え。空港の敷地を抜けるのにほぼ20分を要して、ホテルに着いたのがちょうど12時ごろでした……
渋滞に引っかからず、普通に走れば、10分とかからない距離なんやけどな〜〜……
それでも、以前のように、タクシー待ちで1時間も待たされることはなくなったのは、利用者には朗報かも……
走るように急いでシャワーを浴びて、なんとか1時前にはベッドへと潜り込み……
今朝は8時前に目を覚まして、9時過ぎのシャトルに飛び乗り……
寄りにも寄って、今日は3本ある担当便の間で、2回とも3時間の待機が入り……
今晩の宿泊滞在も、10時間…………
これからミネアポリスを出発して、アイオワ州の州都、デモインへと出発します。