Yuichibow’s diary

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊、2日目終える

皆さんこんにちは、リージョナル航空会社員、裕坊です。

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昨日火曜日から、次の4日間のフライトへと出かけている裕坊。2日目が既に終わりました。昨晩はアイオワ州の州都デモインにて、19時間とちょっとの割に長時間の宿泊滞在が入って、ダウンタウンのホテルへと宿泊…

 

最近流行りの背が高いホテルの送迎シャトル。大柄なアメリカ人でも、比較的乗りやすくなりました。

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身長170センチの裕坊なら、屈まなくても十分乗り降りできる、快適なワゴン。

 

最近はデモイン空港からやや西に行った、町外れのホテルでの宿泊が多かったので、デモインのダウンタウンは久しぶり…
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ステートハウスと呼ばれる州議事堂なども見えてきて…
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外観が立派なホテルへと到着。
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通路もとても綺麗なのですが…
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部屋は2人がやっと泊まれる広さ…
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雨風凌げて、ベッドの上で寛ぐことができますので、もちろん文句はありません。
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この小さなテーブルを使用して、なんとかiPadを使うこともできたので、やれやれ。
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ニューヨークの空港周辺のホテルに泊まると、デモインの値段は倍で、大抵この広さ。

 

デモインのダウンタウンのほぼ真ん中のホテルに滞在しておりましたので、本当なら町を探索してもよかったのですが、ここ最近ずっと寝不足が続いておりましたので、今日はホテルから一歩も外に出ることなく、空港行きシャトルの乗車の時間まで、ずっとホテルでゆっくり……

 

 

実を言いますと、この4日間のフライトは、ずっとデトロイトを起点に行ったり来たり。裕坊が勤めるリージョナル航空会社は、今でこそデルタ航空の子会社で、デルタ航空の便名を使ってのフライトを請け負っていますが、裕坊が入社した当時は、かつてのノースウエスト航空の下請け。ノースウエスト・エアリンクとして飛んでおりました。

 

デトロイト空港は、その当時のノースウエスト航空が主要基幹空港として使っていた空港の中でも、最大規模…

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当時の裕坊の会社(ピナクル航空、現在のエンデバー航空)が使っていた機材はというと、ファーストクラスもなく、エコノミークラスだけの50人乗り、CRJ−200型機……我が社だけで、なんと最大140機を抱えていた時期がありました。

 

古い塗装を纏った飛行機も数多く……
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B、Cターミナルには、この塗装の機体で溢れかえっておりました…

 

他には、既に我がエンデバー航空の一部にもなった、当時のメサバ航空も別会社として存在。
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主力は、アブロBAe 146型機。リージョナルジェット機でありながら、4発エンジンを抱えています。

 

メサバ航空のもう一つの主力だったのが、こちらサーブ340型機。日本では、日本エアコミューターが、最大11機を保有していたこともありました(ちなみに、日本エアコミューターのサーブ340型機は、2019年11月を以って、全機退役の予定だそうです)。
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デトロイト空港は、当時のノースウエスト航空の主要基幹空港の一つでしたので、当時は見渡す限り、ノースウエスト航空の塗装をまとった飛行機だらけ…

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デトロイト空港のAコンコース。

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当時のノースウエスト航空の主力機材はといえば、国内線であれば、エアバスA320型機であったり、
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マクドネル・ダグラス社のかつての主力、ダグラスDC−9であったり……
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国際線主力機材となると、ヨーロッパ線にはエアバスA330が多く投入され、
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日本行きには、ほとんどがかつてのジャンボジェット機ボーイング747型機が投入されておりました。
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デトロイトからですと、日本行きの路線、本数も充実していて、一時はデトロイト発、関空行きが就航していたことも…
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他にも名古屋行き(現在も週3−4便が運航中)に東京行き。当時は成田行きといえば毎日2便の運航でしたので、スタンバイで搭乗するにも、乗れるチャンスは大でした……現在はちなみにA350型機による1日1便になっていて、客席数は当時と比べるとほぼ3分の1になっています…

 

当時は、ノースウエストのロゴで埋め尽くされていた、デトロイト・メトロポリタン空港。

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業務提携先として強い提携関係にあった、KLMオランダ航空のロゴもあちこちで見かけておりました。

 

そのノースウエスト航空、2008年にデルタ航空との合併を発表。2年の歳月を経て、完全にデルタ航空となり、かつてのノースウエストのロゴも塗装も、どこを見渡しても見ることができなくなりました……

 

ユナイテッド航空は、コンチネンタル航空との合併の際には、コンチネンタル航空のそれまでの経緯に敬意を評して、機体の塗装にコンチネンタル塗装を残したというのに……………

 

こちらが、デトロイト空港の国内線出発、荷物預け入れカウンター。

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どこを見渡しても、ノースウエスト航空の面影は一切残っておりません……
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これが現在のデトロイト空港・マクナマラターミナルの、Aコンコースの様子。
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ちなみに、Aコンコースでは全く見ることがなかったリージョナルジェット機。デルタ航空の本体によるデトロイト空港の発着数は、ノースウエスト航空時代と比べると、3分の2ほどに縮小していて、リージョナルジェット機の奇数側の発着の半分ほどは、リージョナルジェット機に変遷しています。デトロイト空港の風景も、以前とは大きく様変わりしました。

 

今日の夕方の、Aコンコースの様子。平日の夕方で、既に夏休みの旅行シーズンは終わっているのですが、
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夕刻は、かなりの混雑。

 

そして今日水曜日の夜の便でやってきたのは、裕坊にとってかなり久しぶりとなる、アーカンソー州の州都、リトルロック
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裕坊は入社当時、ほんの数ヶ月、当時のピナクル航空の本社があったメンフィスに所属していたのですが、
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4日間のフライトを担当すると、訪れることがないことがなかったくらい、よく訪れていた、典型的な南部都市、アーカンソー州リトルロック

 

実をいいますと、水曜日から金曜日の早朝出発まで、長時間滞在となりますので、
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リムジンがお迎えに来てくれて…

 

目の前を、トロリーの線路があるダウンタウンのホテルまでやってきて、

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昨日とは打って変わって、広々としたお部屋で、束の間のひと時を過ごしています。
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明日は、リトルロックダウンタウンを、ほんのちょっと探索してみます。