アメリカ国内線を中心に小型旅客機に乗っている、裕坊といいます。
7月4日はアメリカの独立記念日。1776年に現在のペンシルベニア州フィラデルフィアで独立宣言が公布されて、今年で245周年になりました。
独立記念日の夜には、あちこちで一般家庭から打ち上げ花火が上がるのがアメリカの風物詩。コロナの影響が考慮されていたので、イベント主催での花火はここ2年ほど少なくっているものの、
スーパーの駐車場敷地内などに仮設される花火屋さんが、昨年に比べるとやや復活していたアメリカ…
家庭用の花火を買うことができます。
アメリカの花火は、打ち上げ式が主流。
かなりの火力を持ちます……花火大会用のものと比べると高さこそ劣りますが、それでも個人で打ち上げるには十分な迫力。
独立記念日当日は、我が家の周辺でも、たくさん打ち上げ花火が飛び交いました。
広くて安全なところで打ち上げるには楽しい花火ですが……
やっぱり取り扱いには注意が必要……
どうしても、こういったことが起こってしまいます……
夏の西海岸などは空気も乾燥するので、燃えかすが燃え尽きないまま落ちてきたりすると、家屋火災、最悪の場合は森林火災の原因に……州全体に影響が及んでしまうことにもなりかねません…
花火が原因による火災報告件数は、実をいうと大小含めて全米で年平均なんと18,500件!
そのうちの1,300件は建物の火災、300件は車輌火災にもなるそうです…
つい最近では、ミシガン州でも1人の男性が尊い命を奪われることになってしまいました…
デトロイトからそう遠くない住宅地で花火に興じていたプロホッケーNHLのコロンバス・ブルージャケッツのゴールキーパー、たまたま飛んできた花火が胸を直撃、若い命を落とすことに……まだ24歳だったそうです…
住宅が密集する西海岸、東海岸では、火災への危険性を考慮して、打ち上げ式の花火を禁止する所も増えてきました。
ニューヨーク市付近では長らく個人での花火が禁止されていて、花火の販売、購入、打ち上げ、州外からの持ち込みなどが全て違法となり、最大で50,000ドルの罰金だそうです。
西海岸のカリフォルニア州などでも、火力の強さなどによって花火が2種類に分類され、火力の強い物は危険物扱いになり、許可を受けた業者等以外は全面禁止。
火力の弱い物であっても販売期間などは定められていて、販売、購入可能なのは毎年6月28日から7月6日に限定されるんだそうです。
この時期はカリフォルニア州では極端に雨が減り、空気がかなり乾燥するので、花火による火災の危険は大……この措置はやむを得ないです…
それでも違法の花火は今でも後を絶たず、
毎年警察官や消防隊員が違法花火の押収に奔走するのだとか……
ちなみにカリフォルニア州でも、最高刑は50,000ドル(日本円でおよそ550万円)の罰金、もしくは禁錮3年になるそうです…
いつもの年であれば、独立記念日前後の夜のフライトで上空から花火を鑑賞していた裕坊でしたが、
今年は久しぶりに毎朝早朝便担当のパターンでした。こちらは出勤時の従業員駐車場での一コマ…
7月1日から4日勤務でした。初日はナイアガラの滝に近い、ニューヨーク州バッファローでの滞在。
午前中に終了。
翌朝は5時台に空港へ出勤。
旅行客の客足がかなり戻っているアメリカの国内線。国内線に限ってみると、既にコロナ禍前の水準まで回復しているそうです。
2日目は、“チェリーキャピタル“こと、さくらんぼの生産地の1つとして名高い、ミシガン州トラバースシティで滞在。
3日目の出勤も早朝でした…
空港からダウンタウンと反対方向にあるホテル。
観光客はまだ寝静まったままで、ロビーには誰もおらず…
チェリーフェスティバルが始まる日とあって、トラバースシティからの出発客はまばらでした…
ちなみに出発ゲートのボーディングブリッジは電気系統が故障していて、飛行機まで動かせなかったので、
リージョナルジェット機に備え付けの階段での搭乗、と相成りました…
3日目はミネアポリス行きの始発便を担当。
フードコートは再開。ベーグル屋さんには、すごい行列ができておりました。
3日目の滞在は、インディアナポリス。
昼間のメインターミナルは、天井から日の光が入ってくるので、ターミナル内がすごく明るいのが特徴。
独立記念日当日が前回の勤務の最終日。
またも早朝にホテルを出発…
この時はニューヨークを経由し、
お昼下がりにデトロイトへと帰ってくる便を担当して終了しました。
ちなみに最後の担当便の飛行機は、自動操縦装置が故障中…
あちこちに貼られた黄色のシールは、故障装備品であることを示しています…
そしてその便は、裕坊が操縦の担当。
久しぶりに1時間30分、ずっと操縦桿を握っておりました…
こんくらいのゼイタクはしても、バチは当たらんやろ…
ちなみにマレーシアで始まった『パパロッティ『Papparoti』』のバン、外の生地はパリッとしていて中がフワフワ。バターと砂糖の加減がバツグンで、一度食べると病みつきになります。
グランドリバー通りをハガティー通りから東へ進んで、ドレイク通りとの交差点のバンク・オブ・アメリカのすぐ横、ブッシュストア(Busch‘s)と同じ敷地内にあります。
シカゴのダウンタウンにも1軒が開店。ネブラスカ州でもオマハに新しく開業しているそうです。是非お試しあれ。
次回は金曜日から5日勤務へ出勤の予定です。