アメリカの地域航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。
先週の日曜日に出勤して4日間のフライトを終え、水曜日に一旦帰宅。明日木曜日は日帰りのフライトに出勤です。
ここ最近はフライトに出ると、かなりの確率でミネアポリスを拠点とするフライトをこなしている裕坊…
3日目は、アメリカ独立宣言の頃に首都があったフィラデルフィアから、ミネアポリスまでおよそ1,900キロをひとっ飛びでした…
フィラデルフィア空港のターミナルで、ミネアポリス行きの出発ゲートへ向かう時の一コマ。ちょうどミネアポリスからの到着便が着いたばかりで、まずまずの数のお客さん…
旅客便を一定の時間に集中させているせいか、出発便、到着便が発着する頃は、人もそれなりに行き交うようになりました。
秋のこの時期は、上空ではおよそ時速60メートルの編成風が流れるので、西向きへのフライトになると、ほぼ真正面の向かい風になります。2時間半ほどの行程を経てミネアポリス到着。
ミネアポリス空港にはターミナルが2つあり、そのうちデルタ航空の管轄便が発着するのは第1ターミナル。かつてはリンドバーグ・ターミナルという名前だったのが、最近ではシンプルに第1ターミナルとなっています。
カタカナのコの字を逆さまにして、ツノを2本生やしたような形をしているのが特徴。裕坊が乗るリージョナルジェット機が停まるのは、この地図の1番右側で、Cコンコースの大きい番号側とA、Bコンコース。右端にある小さな島型のターミナルが、Bコンコースになります。昨日の到着時のゲートはA4…
ミネアポリス到着後は、3時間ほどの地上待機が入ったので、ほんのちょっと空港内探検……目指すはGコンコース。エアバス350型機などの大型国際線用機材が駐機できる唯一のゲートが並び、国際線の旅客機が到着、入国管理局もあります。
AコンコースからGコンコースをグルリと回るとかなりの距離になるので、渡り廊下での近道が便利……本来Aコンコースからだと、メインターミナルへと向かう電車に乗って、
渡り廊下があるCコンコースの中央で降りられるのですが……
利用客が少なくなる平日は、電車は現在運休中……週末のみの運行になっているようです…
ということで、Cコンコース中央まで、ひたすら徒歩……
こちらがCコンコースからエスカレーターを登った、車道を跨ぐ渡り廊下…平常時でも、あまり歩いている人の数は多くありません…
メインターミナルとAコンコースを結ぶ電車の線路も見下ろせます。
外を走っているので、積雪が多いときは、平常時でも止まることがしばしば……
渡り廊下へには、実は人が少なく、あまり並ばずにターミナルへと入ることができるという、知る人ぞ知る保安検査場もあるのですが、
逆に人が少なすぎて、今は閉鎖中………
出口へ出ることはできるようになったみたいです。
Gコンコースへと到着…G19からG22の出発ゲートは、現在も封鎖中。
改装工事も進んでいて、一部では天井の配管などが剥き出しのままになっていたりします。
Cコンコースを渡り廊下から来ると、まず国際線到着の受け入れ機能がないゲートに差し掛かって、いくつか売店もあるのですが、
既に営業を再開しているところと、
まだ休業中のところが半々……
バーもこちらは休業中になっておりました…
Gコンコース伝いに歩いていくと、そのままメインターミナルへと繋がります。
入国管理局があるのは、Gコンコースのメインターミナル寄り。G1からG10までが、国際線到着受け入れ機能があるゲートになります。
かつてノースウエスト航空(現在はデルタ航空と合併)の本社があったミネアポリス。ノースウエスト航空時代から、東京行き(当時は成田行き)の就航もありました(9月30日現在は運休中)。待合のスペースも、こちらだとゆったりとしています。
テーブルでゆっくりコーヒーをいただきながら、国際線の出発を待つことも可能なのですが…
9月30日(水)現在、大型機を使った国際線は、東京行きも含めて全便運休中……………
現在のミネアポリス発の国際線は、小型機を使ったカナダ行き(カルガリーとウィニペグのみ)の隔日運航のみ……カナダの主要空港からミネアポリスへと来る場合(トロントやカルガリー、モントリオールなど)、出発前にアメリカの入国管理局を通過してしまうので、到着時は国内線と同じゲートを使用しています。そのため、出発便も国内線と同じゲートを使うことがほとんどになります。
Gコンコースのメインターミナル側まで来ると、お寿司を買うことも可能…
SHOYUという看板が目に入ります。
最近はタブレットでメニューを閲覧して注文。
ただ1番安いのでも20ドルとややお値段高め……
見送り…………
向かいにあるフードコートに立ち寄っておりました。
かつてサラダバーがあったところには、氷で冷やされたコーラなどが売られていたり…
サラダバーの代わりに、野球帽なども…
ちなみにこちらが、昨日火曜日の裕坊のお昼でした…
ちなみに、ミネアポリス空港は、エアポートモールなるものもあり、お店も充実しておりますので(まだ半分ほどのお店は、休業しておりますが…)
またいずれ機会がある時に、書いてみます。
ミネアポリスというと、野球ファンの方ならご存知、ミネソタ・ツインズの本拠地。前田健太投手が今年から在籍しています。
今年の前田投手は、チームのエースとして活躍。60シーズンに短縮されたシーズンの中で、11試合に登板して6勝1敗、防御率2.70、奪三振80という抜群の安定感。通常の162試合のシーズンであれば、20勝も狙えたシーズンでした。
ただ5回2安打無失点の力投も報われず、1−4の敗戦。今日2戦目もツインズは1−3でアストロズにいいところなく連敗し、今シーズンを終えることになりました…
そのツインズの顔として真っ先に裕坊の頭に浮かんでくるのは、この方。ロン・ガーデンハイアー監督。ここ3年間はデトロイト・タイガースを率いていましたが、この方のイメージは、裕坊的には強豪ミネソタ・ツインズ時代の監督。そのガーデンハイアー監督、健康上の理由でタイガース監督を退任することが既に決まっています。
ツインズ監督としては13年を務め抜き、2000年代の常勝ツインズの監督として2002年から2010年までの9シーズンのうち6度プレーオフに進出。2010年にはア・リーグ最優秀監督賞にも選ばれています。ただ6度以上プレーオフに進出しながら、ワールドシリーズに進出できなかった唯一の大リーグ監督という悲運も味わった方でした。
これはデトロイト・タイガース黄金期を率いたジム・リーランド監督と対談しているときの貴重な一コマ。
ガーデンハイアー監督は、2017年には前立腺ガンの手術を受けるなど、タイガース監督就任前から健康上の問題を抱えていた方だったのですが、辛抱強く若手を抜擢して、多くの選手を育てていただきました。
タイガースファン歴13年の裕坊。苦難の時期にあったタイガースを辛抱強く率いていただいたことに、心からお礼を言いたいです。
明日は早朝の出発です。