Yuichibow’s diary

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊、2日目終了

米国の地域航空会社で、小型機に乗っている、裕坊と申します。こんにちは。

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昨日水曜日から4日間のフライトへと出発しています。今回の4日間は、全て裕坊が所属するデトロイト空港を基点に、行ったり来たり。一泊の宿泊滞在を含めて、3往復をこなしました。

 

そして2日目の晩は、デトロイト空港、マクナマラ・ターミナル直結のホテルに宿泊滞在。本当ならAコンコースの出発ゲートA36の向かいには、直接入れる入口もあるのですが、8月6日現在、そちらの通路は閉鎖中。

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ということで、一旦搭乗手続きカウンターの前を通過して、
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エスカレーターを降りると、

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中が吹き抜け式になっているホテルへと到着。

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その吹き抜けが見えるお部屋に、今晩は宿泊。
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現在の航空旅客需要は、昨年同期比でおよそ3割から4割くらい。それでもターミナルの中央付近では、そこそこの賑わいは戻ってきています。

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デトロイト空港でも、少しずつお店が営業を再開。
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長らくシャッターを下ろしていた、ゴルフウェアの専門店なども、今日までには既に再開しています。

 

ちなみにBコンコースとCコンコースのちょうど間にあるサンドイッチ屋さんも、再開しておりました。
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待ちわびていたように、店内も多くの人で賑わっているのが、遠くからでも見えます。
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ただCターミナルの地上階にある出発ゲートは。まだ再開しておりません……

 

1往復目になったのは、フィラデルフィア
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ちょうどアトランタ行きと出発時刻が重なったこともあって、まずまずの賑わい。
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ただデトロイトとの往復便は、まだ需要が少ないため、今月一杯は76名仕様のリージョナルジェット機による運航になりそうです。

 

昨夜はニューヨーク州バッファローにて宿泊。
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そのバッファローで宿泊しているホテル。
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前回宿泊したのは、3月15日(日)でした。その翌日の3月16日(月)の午後12時にニューヨーク州では、外出禁止令が発令。それと同時にレストランでの飲食も禁止されました。
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実はここのレストランが閉鎖になる前に、最後に朝食をいただいていたのが裕坊………

 

今ではレストランも営業部分解禁になり、週末に限って営業をしているそうです。
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2日目の今日の空港出勤は、11時過ぎ。
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快晴のお天気ながら、気温が25度前後ととても凌ぎやすい1日。バッファロー空港は、晴れている日ですと、日差しがよく差し込むのでとても気持ちがいいターミナルです。

 

ただ窓の外に目をやると、ジェットブルーエンブラエル190型機が、エンジンカバーを取り付けられたまま停泊しておりました。
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需要の回復とともに、また旅客飛行に戻ることになりますが、さていつのことになるやら……
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国際航空運送協会(IATA:Internatioonal Air Transport Association)は、最新の世界の航空旅客の予測を7月末になって発表。協会の予測を見ていると、新型コロナウィルス発生以前の2019年並みの需要まで回復するには、前回の予測よりもさらに1年遅い2024年になると見込んでいるようです。

 

緩慢な需要を表すかのように、ムービングウォークも運用が停止になったままになっていました。
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デトロイトまで戻ってきて、飛行機を乗り換え、次のフライトは出発ゲートC21からで、鉄鋼の町として知られるピッツバーグへ。
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Cコンコースから飛行機を押し下げるカート。こちらは実は飛行機の前輪車輪をトレイに乗せて、飛行機を押し下げるタイプ。業界用語で、「レクトロ」と呼んでいます。

 

そして出発ゲートC23の下にあるのが、我がエンデバー航空の整備課、デトロイト事務所。
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故障が発生したときに無線で応援を呼ぶと、ここから車に乗って駆けつけてくれます。電球やタイヤの交換、オイルや油圧液の補充などは、時間もかからず本当に助かります。ただ重機などは整備庫まで行かないとダメなので、ちょっと大きめの故障が発生すると、できるのは応急処置や故障品登録くらい……


最近では稼働している飛行機が6割ほどと少なく、「応援が必要となる故障」が少ないので、昼間は整備課もゆったりしているようで、
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整備員が外で談笑しているのが、よく見えます。

 

そしてやってきたピッツバーグ
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お天気はまずまず。

 

フィラデルフィアは、往復とも40名の乗客でしたが、ピッツバーグは往復合計でやっと45名。
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待合のスペースも閑散としておりました。

 

かつてはUSエアウェイズの基幹空港の1つにもなっていたのですが、USエアウェイズの合併によって、基幹空港がフィラデルフィアノースカロライナ州のシャーロットに集約されて、基幹空港として使う航空会社は、今現在ありません……
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そのため、ターミナル内もとても閑散……

 

稼働していないゲートを封鎖して、壁画が貼られていたりします。
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既にボーディングブリッジがなくなったゲートもあり、その付近では待合用の椅子までが取り外されていました……
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そのため、各コンコースの端に行くと、トイレまでが塞がれています。
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もっとショックだったのが、アメリカン航空の機体の多くが停泊しているのを、間近に見るハメになったこと……

 

エンジンカバーなども被せられて、需要が回復するのを各機とも待っています。

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ピッツバーグも訪れたのは、本当に久しぶり。
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こちらもターミナルの中央付近は、半数のお店は営業再開。

 

ドラッグストアは元々需要が高いお店ではあったので、営業再開も早かったことでしょう。
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フードコートもほとんどが既に再開。
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今日はこちらのお店までやってきて、
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お寿司パックを1つ購入。今晩の裕坊の夕食となりました。

 

 

明日も久しぶりとなる都市を訪れる予定にしています。