皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン、裕坊です。
今週水曜日から再び4日間のフライトへと出発していた裕坊。
雨が降りしきり、横風が強い中での悪条件の中を、シンシナティからデトロイトの短距離のフライトで締め。
今月いっぱいは取りあえず、朝がゆっくりできるパターン。午後ゆっくりのショーアップでしたので、やっぱり疲れ方が全然違いました……そして今日からは、今のところ5連休。
ただし、またも休日返上で、どこかへお出かけする可能性は、無きにしも非ず……
来月はいきなり月の初めから毎朝5時15分ショーアップ。毎朝3時起き。国土が広く、時差のある遠くの州へとビジネスでご出発されるお客様が早朝には多いのが、アメリカの特徴。5時台出発のフライトでも、満席になることはザラ……裕坊が勤めるようなリージョナル航空会社の主な役割といえば、地方空港から主要基幹空港で乗り換えるお客様を、大抵8時台までにお届けすることなので、始発便は平日だと6時台、5時台にになるのが普通。夜遅いシフトになると、地方空港の到着が深夜になることも日常茶飯事で、先日の担当便も定刻の到着時刻は、深夜11時29分。その便もほぼ満席でした…
そして既に入っている12月の頭に入っている早朝便の出発時刻、
5時25分…………
それでも大抵そういった便は、満席になるのです…………
その日はきっと2時台起き…………貨物便のパイロットみたいやな……
デルタ航空の系列の便ですと、乗り換えが多いのは、アメリカ国内の東半分だと、圧倒的にデルタ航空の本社があり、世界一利用者数が多いことでも知られるアトランタ。
それに続くのがニューヨークとデトロイト。
ニューヨークは、ラガーディア空港に、ケネディ空港。さらにはハドソン川を挟んで反対側のニュージャージー州側にニューアーク空港と、3つの大きな空港がひしめきますが、デルタ航空の系列で国内線の乗り継ぎが最も多いのは、ラガーディア空港。
鉄道による直接のアクセスは2019年10月現在はなく、マンハッタンへ行くにもバスなりタクシーなり、或いはウーバーといったアプリによる配車サービスを使うなど、決して空港へのアクセスが便利とは言えないラガーディア空港……それでもマンハッタンまでの距離が、3つのニューヨークの空港の中では最も近いこともあり、ニューヨーク発着の国内線では利用者が圧倒的に多いラガーディア空港。
問題は、ターミナルの建物が旅客ターミナル開港当時からのものばかりで、あまりにも古かったこと。その古くささは、乗客の間でもかなりの悪評判で有名でした……
あまりの評判の悪さから、それを覆すべく、数年前に40億ドルという巨額の投資で建物の全面建て替えをすることが決定……
建て替え工事はアメリカン航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空などが供用するメインターミナルを皮切りに始まり、そのメインターミナルでは、既に一部が新装オープン。
デルタ航空が使用する空港の南東側でも建て替え工事が急ピッチで進められ、ようやく一部がオープンする見込みになってきました。こちらが、その工事の進捗具合の様子を、工事が始まった当時から振り返ってみると……
まずはフェンスで完全に仕切られた状態で始まった工事。
骨組みが出来上がって、
輪郭がはっきりと姿を見せるようになったのが、1年ほど前。
外壁の取り付けが行われ、
今年の夏には、立派にターミナルとしての風格が漂ってきました。
最南東側に当たるこちらのターミナルの供用開始に伴い、
古い建物の一部は解体工事も始まりますので、その部分に当たる売店などは、既に閉店にもなっています。
こちらは、先日金曜日に撮影した写真。
フェンスも完全に取り除かれて、お客様乗降用のボーディングブリッジの試運転なども既に始まっています。
遠くからのiPhoneによる撮影ですので、少しボヤけているのが残念なのですが、こちらが夜間撮影のつい先日の写真。
灯りが至る所に散りばめられ、発着ゲートのボードも最新式のとても視認しやすいものが取り付けられています。
ターミナル内は天井が高く、窓が多くて光が入りやすい、開放感がある最近のトレンドの内装。
まだ正式な発表はなされていませんが、内装工事が終了次第、早ければ数ヶ月後のオープンの見込みのようですので、乞うご期待。
ニューヨークの主要国内線、一部国際線の玄関口としてふさわしいターミナルになりそうです。
こちらがその外観。
完全にリニューアルが終了した時の、レイアウトがこちら。
ターミナル発着の誘導路も複線式になって、出発便、到着便の出入りもスムーズになると期待されています。遅延の解消にも役立ちそうな予感。
今から新装オープンがとても楽しみです。