Yuichibow’s diary

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊、グリーンベイに宿泊滞在

皆さんこんにちは、リージョナル航空会社パイロット、裕坊です。

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有給から復帰して2週目の裕坊。再び4日間のフライトへと出発して、今日金曜日が3日目。今週は最終日となる土曜日を除いては、お昼過ぎゆっくりのショーアップ。

 

有給前に腹痛を起こして、胆管炎を疑われ、検査では肝臓にやや脂肪が溜まっていると告げられ、ここ最近は健康食にハマる裕坊。おかげで、75キロ近くあった体重は、この3週間の間にほぼ70キロほどにまで落ち着いてきました。身長がちょうど170センチの裕坊の理想の体重は、66キロ。もう一息……

 

今週はアトランタから地方の都市を行ったり来たり。人口が20万人、あるいは多いところでも30万人といった地方の都市を往復する便が、今週は中心。昨日、2日目の晩は、芝生が見事なほどに青々としていることで有名な、ケンタッキー州レキシントンへと宿泊滞在しておりました。

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空港の周りは、至る所で競走馬サラブレッドが飼育されていて、見渡す限りの芝生が続く、壮観な景色が続きます。
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レキシントンに限らず、のどかな景色を見ることが多い、裕坊のフライト。
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青々とした芝生が広がることから名付けられたレキシントン空港のニックネームは、そのまま『ブルーグラス空港』。
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保安検査場は、早朝はかなりの人混みになりますが、お昼以降はフライトの数も少なくなり、人影もまばら……
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朝晩はそこそこ涼しくなりつつあるアメリカ中西部ですが、日中の気温はまだまだ30度近くにまで上がりますから、積乱雲もあちこちで上がりまくります…

 

昨日木曜日、一昨日の水曜日は、ニューヨークを初めとする東海岸では、積乱雲が東海岸全体を全体を覆うようになってしまって、相次いでフライトが欠航に…

 

裕坊のフライトは、欠航にこそなりませんでしたが、今日のレキシントンアトランタ行きでは、積乱雲を避けるために、かなりジグザグのフライトを余儀なくされました……
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それでもなんとか、数分の遅れで、目的地であるアトランタには到着…

 

サラダをいただいて、しばらくの間、ひと息。
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タンパク質をアーモンドなど、ナッツ系で補うここ最近の裕坊。

 

今日発着したアトランタ・ハーツフィールド・ジャクソン空港、Dコンコースにはバージニア州が発祥のファイブガイズ(Five Guys)というハンバーガー屋さんがあり、ここのハンバーガーがとにかくジューシーで美味しいのですが、唾を飲み込んでガマン…………

 

そんな中、今日はまた、裕坊にとって久し振りに訪れる町へとやってきました。到着したのは、ウィスコンシン州グリーンベイミルウォーキーを除くと、ウィスコンシン州の空港は規模がとても小さく、ここグリーンベイ空港などは、到着したターミナルのすぐ上に管制塔があり、その高さはせいぜい5階建てビルくらい…

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グリーンベイへようこそ…
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今日の到着時の外の気温、15度……
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冬の到来を予感させるかのように、雪かき機の展示までがしておりました…

 

ここグリーンベイの人口規模自体は、およそ10万人ほどで、町自体はとてものどか…

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ダウンタウンの規模も、かなりこじんまり……
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なのですが……

 

 

ここグリーンベイは、何を隠そう、アメリカンフットボールで全米でも一番熱い町なのです……
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実は全米で数あるNFLのチームの中でも、一般市民が保有するというとてもユニークな存在の『グリーンベイ・パッカーズ』の本拠地。

 

全米でも最大級を誇るNFL用のフットボール場、『ランボーフィールド』を保有し、その球技場は、この町の中で際立った存在感を見せるのですが、なんとその規模、人口10万人に対して、観客収容数8万1千人。グリーンベイの8割の住民が観戦できてしまうという凄さ………………

 

ちなみにこの「ランボーフィールド」の名称、パッカーズの創設者である『カーリー・ランボー』に由来して命名されました。

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過去20年の間だけでも、13回のプレーオフ出場を記録する強豪中の強豪チームのパッカーズ…………

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そのパッカーズは、数々の有名選手を輩出しましたが、裕坊がすぐに思いつくパッカーズのレジェンド中のレジェンドといえば、フットボール好きの人であれば、顔を見た瞬間に名前を思い浮かべてしまうこの選手。
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ブレット・ファーブ。

 

全盛時のそのほとんどをパッカーズにて過ごし(1992年−2007年)、1995年から1997年にかけて3シーズン連続で、MVPを獲得。3年連続の獲得は、未だにファーブ選手1人だけ。1997年にはグリーンベイに、31年ぶりのスーパーボウル勝利の栄冠をもたらしました。

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グリーンベイ移籍当初はプレーが今一つ安定せず、ランボーフィールドで激しいブーイングを受けていたというファーブ選手、今ではグリーンベイのレジェンドとしての名前が轟いています。

 

ランボーフィールドは、グリーンベイ空港からやや北東に位置していて、旅客機が南西に向かって着陸する際には、ランボーフィールドを間近にみることも可能。

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たまたま裕坊が飛んでいた日に試合が開催されていて、カクテル光線の中に浮かぶ、熱気に包まれたフットボール場をコックピットから目の当たりにしたこともありました。

 

フットボールがないシーズンでも、ほぼ毎日のようにスタジアムのツアーなどもあり、
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そのスタジアムの迫力を直に感じることも可能。

 

ウィスコンシン州といえば、チーズが有名なのですが、

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そのウィスコンシンチーズを片手に、フットボール場の迫力を味わってみるのも、おススメです。
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そのグリーンベイ・パッカーズ。創設は1919年8月11日。今年が創設100周年です。