皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。
今日は火曜日から始まっていた10日連続の『リザーブ』シフトの4日目……
月初めには、リザーブシフトを1日たりとて逃すことなく、フライトが入ってきていたのが、ここに来て一転何もない日が続き…………
明日は土曜日、しかもホリデーシーズンが終わってしまい、フライトの数が極端に少なくなる日………
しかもよくよく天気予報を見ると、明日は広範囲で雪の予報……
さらにフライトが少なくなる可能性、大……………………
久しぶりに雪が降って、朝方は久しぶりの銀世界だったデトロイト地方。明日は少し降雪量も多くなるようです。東海岸では雪に関する注意を喚起する情報も出ていますので、車を運転される方などは、是非安全運転を……地域によっては、既に警報が出ているところもあるようです。
こちらアメリカでは、明日の土曜日から3連休。アメリカにおける1月第3月曜日はマーティン・ルーサー・キング・ジュニアデー。
今年はルーサー牧師の生誕90周年の年にあたります。皆さんもよくご存知の『私には夢があります』の演説で知られる公民権運動の立役者。そのキング牧師の日は、連邦政府が定める国民の休日に当たりますので、当然ながら連邦議会もお休み………
結果的にはアメリカの連邦政府機関の閉鎖状態が、さらに最低でも3日続くことに…………………………
もう既に皆さんもよくご存知のように、昨年の年末から始まったアメリカ連邦政府機関の閉鎖期間は今も現在進行形で続いており、閉鎖期間はこれまで史上最長だった1995–1996年における21日を大幅に超え、今もさらに記録を更新中…………
全米各地の国立公園は閉鎖され………
入館料無料で知られる首都ワシントンのスミソニアン博物館も軒並み閉鎖になるなど…………
あちこちで多大な影響が出始めています……
休職中の方も含めて、現在無給状態が続いているのは、全米で80万人にも上るのだとか………………
更に深刻なのは…………無給でありながら、出勤を続けなければならない政府機関の職員の方たち………
各空港の旅客ターミナルのセキュリティーチェックポイントで勤務する、TSA(Transportation Security Administration)の保安検査係員たちなどはその一例………
既に1ヶ月の無給状態が続いている保安係員の中には、病欠を使う人も出始めていて…………
空港によっては、待機が1時間超えしているところなども………
飛行機による移動予定がおありの方、空港には早めに行っておいた方がよさそうです………
空の安全を司るのに、重要な役割を果たしている、もう一つの職業といえば、航空管制官。
一時は航空管制の民間移行が模索された時期があり、トランプ大統領もそれを検討課題に挙げたことがありましたが………
現在では、そのアイデアはお蔵入り……現在もアメリカでは航空管制官の方たちは政府機関の一部になりますので…………
彼らは現在も無給状態………
それでも日々の航空機の往来を止めるわけにはいきませんから、無給状態といえども、航空管制官の方たちは通常通り出勤……
管制官の皆さん方のプロ意識に、頭が下がるばかりです………
この政府機関閉鎖には、大きくトランプ大統領の意図が影響しましたが………
従来の政治の常識を、ありとあらゆる面で覆してきたトランプ氏……1月29日(火)には年頭演説も控えます。周囲の反対などどこ吹く風で、トランプ氏自身は予定通りの演説を行う意思を表明。政府系機関の閉鎖による影響などは、トランプ氏の心には全く響いていないのでしょうか………
裕坊のリザーブシフトの残り、今月あと6日です。