Yuichibow’s diary

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊、台風の被害に心が痛んでいます。

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

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今回の近畿地方を中心に大きな被害を出した台風21号。関西空港での最大瞬間風速が58メートルを記録するなど、その猛威は想像を遥かに超えてしまいました。新聞社のウェブサイト、ツイッターなどを見ていますと、想像を超える画像が次々に挙げられていますね。各地でお亡くなりになった方もいらっしゃったようです。改めて今回の台風で影響を受けた方々には、心からお見舞い申し上げます。

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関空では連絡橋に大型のタンカーが衝突して通行止になって関空が孤立してしまい、従業員の方2,000人を含む5,000人もの方が足止めになるなど、想定外のことまでが起こってしまいました。

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今回の関空連絡橋へのタンカー衝突事故に関していうと、未然に防げたのではという印象が残っただけにとても残念……どうやら関西空港を運営する関西エアポートからの要請で、1時半ごろには近畿地方に上陸するという予報が気象庁から出ていながら、12時過ぎまで作業をしていたようで、タンカーが沖合に出るには十分な時間的な余裕がなかったようです。

停電で空港内も大変暑くなっていたようですね。コンビニなどでの食料や飲料水などは売り切れが続出したようですが、10,000人の方が3日間を凌ぐことができる食料の備蓄はあったようです。関空においては命を脅かす事態にまではならなかったのが、せめてもの幸いでした……。その関空からは、船によって足止めの影響を受けていた方たちが次々と神戸へと運ばれているというニュースも耳にしました。足止めを受けていた方々、本当にお疲れのことだったと思います。

裕坊も6年前、ニューヨークの沿岸を襲ったハリケーン・サンディがニューヨークの各空港を水浸しにした時に、ニューヨークへと向かう便を運航できずに、しばらく足止めを受けた経験を受けたことがありました。

この時に影響が1番大きかったのはラガーディア空港。

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滑走路も完全に浸水し、復旧には数日がかかったのを覚えています。
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そんな中、裕坊は今日はひたすら穏やかな1日を過ごしました。今日は快晴で雲ひとつない中、シンシナティからボストンへの往復便を担当。
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ボストンに来ると必ず立ち寄ってしまうシーフードのお店で、クラムチャウダーとエビのサルサソースつきを購入。
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お昼過ぎには担当便も乗り終わって、ちょうど愛妻ちゃんと息子くんが帰って来るタイミングで帰宅……………
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日々の穏やかな日常が過ごせることに、心から感謝をしないといけないことを痛感する1日でした。今回の台風の影響を受けた方々に、少しでも早く日常が戻ることを心からお祈りしております。

 

明日は日帰りのフライト、4便を担当します。

 

裕坊