Yuichibow’s diary

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊、柳井・岩国づくしを満喫

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

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今回もやってきてしまった岩国巡り。運転免許証の更新時の一時帰国でもお邪魔した大学時代の同級生のF氏に今回もお世話になる形で、岩国づくしを味わってしまいます。昨日は家族ぐるみでお世話になりました。

前日宿泊していた岩国を電車で出発して、朝はまず柳井まで。
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駅のホームへと降りると、柳井名物である金魚ちょうちんがホームにもたくさん飾られていて、旅人を迎えてくれます。
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8月13日には柳井金魚ちょうちん祭りも開催されますが、山陽本線にて柳井から下松方面は西日本豪雨のため、今も運休中。柳井市の公式ホームページでも、足の確保に十分考慮するように注意を呼びかけています。こちらはその代行バス
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裕坊の育った岡山県内の有数の観光都市、白壁の町として知られる倉敷にもよく似た白壁の町、柳井。以前は海が近かったらしく、船着場でもあったという柳井には、その面影を残す石段も残っています。
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こんなユーモラスな看板もあり、
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実際に用水を横歩きしているカニの姿も発見…………
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ここには観光客を迎えるふれあい館みたいなものもあり、ここ専属で既に31年にもなるという女性の係員の方が柳井の歴史を詳しく教えてくださいました。約150年前の昔、柳井の商人が青森のねぶたをヒントに、子供達のために考案したのが、この金魚ちょうちんの発祥だったのだとか。

金魚ちょうちん踊りや、金魚ねぶたの練り歩きなど、様々なイベントが開催される柳井金魚ちょうちん祭りは明日8月13日だそうです。
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柳井と岩国市はお隣同士。飲む者のこだわりを再現した旭酒造の獺祭は岩国市・周東町醸造所、販売所などが散らばっています。5月の一時帰国の際に訪れた直売所は、先月の豪雨で被害にあったらしく、今急ピッチで再建中。
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豪雨時の停電のため、品質保証ができなくなったという獺祭を、岩国出身の漫画家弘兼憲史さんの代表作・島耕作になぞらえ廉価販売していたそうですが、元々人気の高い獺祭が廉価で販売されるとあって大人気。仮説の直売所の駐車場の入り口でも既に売り切れとの表示がなされていました。
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ところどころ周東町から見える山の一部では、明らかに土砂が崩れて山が削られた部分もあり、ここ周東町周辺でも大きな被害があったと聞きます。獺祭直売所も急ピッチの復興作業。1日も早い再開を望みたいです。

そしてやってきたのが、こちら山口県名物の一つ、各主要道路の山間部の休憩所として目の前に姿を見せるレストラン「いろり山賊」。各季節ごとに様々に違った雰囲気を醸し出して、訪れる人たちの目を楽しませてくれます。今年の夏休みは七夕版で入り口を飾っていました。
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車を止めて中へと入ると、いかにも奥から本物の山賊が出現しそうな物々しい雰囲気が出迎えてくれます。

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いかにも山賊たちの休憩所といった雰囲気のお店の中……

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今日はコースにて座席を予約していましたので、バーベキューなども出てきましたが………
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あくまでもここ「いろり山賊」の名物といえば、このシャケ・塩昆布・梅干しと3つの具がそれぞれの角に入ったご飯3膳分は悠にある特大サイズのおむすびと……

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名物砂糖醤油をベースにしたソースがたっぷりかかった手羽焼き。

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ここに来た以上、この2品は必須。おむすび一つでお腹もいっぱいになります。

そのあとはF氏のお宅にまでお邪魔して、しばらくはゆっくりと雑談タイム。子供たちは普段はなかなか遊ぶことができないゲーム機にも興じていました。

尺八の世界における大関とも言える大師範にまで昇り詰めたというF氏の父親にまでお会いし、様々な竹で作られた竹笛までご披露いただきました。

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今日の柳井・岩国づくしの締めはこちら。今日もまたまた前回の帰国時に続いてやって来てしまった錦帯橋。先月の豪雨による増水によって、橋脚の部分にまでかなり水が迫っていたようですが、幸い橋が流失することはありませんでした。美しい姿を昨日もそのまま放っていた錦帯橋

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何度訪れても、ホレボレする美しいアーチ橋。
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そして今日のお目当ては、何と言っても夕方から夜にかけて行われる鵜飼いの実演。風情ある木造の船が出迎えてくれます。
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船に乗りこみ、人数が揃ったところで船頭さんが岸から船を離して出発。穏やかな川の流れの中をゆったりと進んで行きます。
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前半はまずお弁当で腹ごしらえ。予約していたお弁当をいただいて、
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蓋を開けてみると、中はこんな感じ。既にいろり山賊でお腹は一杯になっていましたので、量的にもちょうどいい感じ。
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時間の流れが止まったような穏やかな錦川。トイレ休憩を挟んで2回目の出航をする頃には、すっかり日も暮れて外は真っ暗になります。錦帯橋もいよいよライトアップされ、
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いよいよ日が完全に暮れると、勢いのいい漁火を炊いた船が、乗客が待つ船へと近づいて来ます。

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鵜という鳥は、実はとても行儀のいい鳥だそうで、年功序列の社会を忠実に守るのだそうです。英語で    cormorant といい、その単語には大食い、大食漢という意味もあるのだとか。5羽の鵜が漁火に先導されてやって来ます。
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両側で実演。お客さんが乗っている船は先頭と後ろがロープで繋がれ、直線状に2列に並べられ、その間を鵜飼い船が通り、次々に鵜たちが鮎を拾い上げます。その度に大きな拍手。
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今晩のお仕事が終わって羽を休める鵜くん5羽。お疲れ様でした………
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夜も更け、人通りも少なくなった錦帯橋。名残惜しくもこの景色を見ながら岩国を後にします。
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昨日降り立ったばかりの岩国駅

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ガラガラの電車に乗って、昨晩は広島まで。
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昨日は広島カープマツダスタジアムで巨人戦。延長12回で決着付かず、家路を急ぐたくさんのカープファンとすれ違いになりました。
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広島のホテルへと到着。昨日は柳井・岩国づくしを満喫した1日でした。
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Fさん、Fさんご家族の皆様、昨日は楽しい1日を本当にありがとうございました。

 

裕坊