Yuichibow’s diary

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊、6日間のフライトを終える

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

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今日は6日間のフライトの6日目…………………………我が家は2階のエアコンが夏の間はほとんど効かずとても暑すぎて寝られないので、下の階に置いてあるソファの上で寝ていたら、腰がさすがにヤバい……………………………

それでも今日の日帰りの2往復のフライト、ショーアップは午前11時と比較的ゆっくり。お天気もまずまずで、腰をさすりながらお出かけ………………………

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昨日の悪夢を経験した魔のゲート、A43が最初の1往復目の出発ゲート……………………
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1本目は昨日の最後の往復便と同じミシガン州北部にあるトラバースシティー。空港の規模は小さく、滑走路も2,000メートルほど。ここは裕坊が勤めるエンデバー航空の前身のピナクル航空時代に、滑走路を踏み外す事故が起こった曰く付きの空港でもあります。

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今日は幸い担当用の飛行機はミネアポリスから来ていて、遅れることもなく定時にやってきてくれました。おかげでまだ明るいうちに到着。お天気も良好でした。
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空港の規模自体がとても小さいここトラバースシティー空港、ターミナルの中は小さく、かなりこじんまりとしています。

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しかしここトラバースシティー、実は夏の間のミシガン州きってのリゾート地。260万本のさくらんぼの木が町を取り囲む代表的なさくらんぼの生産地でもあり、
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毎年、7月4日の独立記念日を挟んだ1週間は、チェリーフェスティバルが開催されます。
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それに因んで、ここトラバースシティーはチェリーキャピタルとも呼ばれ、空港にもその名が付けられました。夏の間の観光客を迎えるために、その気分を可愛らしい内装が避暑地を目指す観光客をお出迎え。普段はデトロイトミネアポリスからの数便だけで結ばれるここトラバースシティー、繁忙期にはニューヨーク、アトランタからそれぞれ直行便が運航されます。

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代表的なリゾート地といえば、ジャック・二クラウスが設計したというゴルフコースがホテルを取り囲むグランド・トラバース・リゾート。

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さらに車を走らせると、スリーピングベアー砂丘もあります。ミシガン湖まで歩いていくことが出来ますから、日没の時には夕日と湖面のコントラストを楽しむことも可能。

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ミシガン州の北西に位置するここトラバースシティー、ミシガン湖に向けて北に大きく伸びた半島が形成するグランド・トラバース湾が独特の気候をもたらします。北緯45度に位置し、夏が比較的穏やかで冬がとても厳しいトラバースシティー。湖岸気象パターンがもたらすトラバース湾の入り江に位置するこの一帯は実は果樹園には最適な気候らしく、特に北に伸びる2つの半島には数十からなるぶどう園があり、ワイナリーも至る所に…………

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中でもオススメなのは、ここトラバースシティーで一度是非試していただきたいリースリング。甘みが比較的強く、フルーティーなワイン用のぶどうの産地として知られるここトラバースシティーのワインの中核のオススメのワイン。ミシガン州では、普通にスーパーマーケットでも販売されています。

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ミシガン湖の入り江に位置し、湖岸気象の影響を受けて夏の日差しが厳しい時でも比較的穏やかな気候を保つここトラバースシティー、晴れた日は水がとても澄んでいて、濃い水色を醸し出して、旅人の目を癒してくれます。

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夏の間はかなりの観光客で賑わうミシガン州きってのリゾート地、今日、昨日と1往復ずつを担当し、トラバースシティー行きは76名の定員のところ、両日とも76名の乗客の方を乗せて行ってまいりました。裕坊自身何度か妻と息子を連れて訪れたこともあり、またいずれ訪れてみたいミシガンを代表する観光地の一つです。
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トラバースシティーでは40分ほどの折り返しでデトロイトへと舞い戻り、
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デトロイト空港内にある日本食レストランで、
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お蕎麦をいただいたりして、
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もう1往復、ピッツバーグ行きを担当。ピッツバーグ行きもトラバースシティー行きと同様、完全に満席。こちらには自宅に帰る人の数が多く、通常の客席に乗ることが出来なかったクルーを2名ジャンプシートにご招待して40分ほどのフライト。
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ピッツバーグ空港での到着ゲート。折り返し便のフライト用の書類がなかなか印刷できず、出発は定時ギリギリ………………………
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それでも無事デトロイトへと9時ごろには戻って来ました。やれやれ……………………
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8月の初旬にはまたも一時帰国が控えます。それまで残るは5日間のフライト。しばらく3日ほどお休みをいただきます。

 

裕坊