Yuichibow’s diary

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊、冒険の旅、2日目

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

昨日ウィスコンシン州の州都マディソンからほぼ1時間半遅れて、吹き荒れる風に木の葉のように揺られながらやっとの思いでニューヨーク・ラガーディア空港までやってきた裕坊。ニューヨークに着いてから、まだまだ冒険が続きます。

到着は10時半過ぎ。重いカバンを引きずりながら予約の入っているホテルへ電話を入れます。既に送迎シャトルの運転手さん、仕事が終わって帰宅してしまったらしく、タクシーに乗ってきてくれとのお言葉…………………あの長いタクシー待ちの行列に並ぶの?……………………

30分待ちの列に並び、タクシーの順番を待ちます。

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やっとの思いでタクシーに乗り込み、ホテル名を告げます。あまりメジャーなブランドでないせいか、運転手さん、「そんなホテルあったか?」

スマホで検索をして住所を調べてもらいます。やっと上がってきたホテル名を確認して住所登録。空港を出発して10分ほどのドライブ。ホテルは大通り沿い。タクシーを止めるなり運転手さん「30ドルね」え、そんなにすんの?クイーンズのチャイナタウンの真っ只中にある大通り。交通量がとても多く、あまり交渉する余裕はありません。取りあえず現金で払ってタクシーを降りると、運転手も急いだ様子で無造作に荷物を降ろします。見るとホテルの入り口にフロントの係りの人が現金を持って立っています。そのフロントの係員「え、もう払っちゃったの?」

どうやらホテルの前で待ってくれていたらしいのですがそれに気づかず結局自分で払ってしまっていた裕坊。レシートはもらっていたのですが、フロントの人に言わせると「30ドル?そりゃ、詐欺やで。普通ならチップ入れても15ドルほどだよ。しかも入り口の前で待ってたのに」それならそうと最初から言ってよーー………………………………

結局ホテルからは20ドルをもらいましたが、それ以上は無理なのだと言われ、シュン………………………また休日返上でお仕事頑張って、11ドル余分に稼ぎますか………………………

その代わりというわけではないですが、今朝は朝食付き。本来なら10ドルはする朝食を無料で食べさせてもらいました。

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10時間ほどしかないニューヨークでの宿泊滞在。タクシーでのバタバタがあって正味寝られたの5時間ほど。今朝は9時の送迎シャトルに飛び乗って、土砂降りの中ラガーディア空港にショーアップ。シンシナティ行きに備えます。飛行機の到着の遅れで定刻出発10時20分のところが11時15分出発に変更。それでも飛行機はセントルイスから順調にやってきていま………………………………………………したが、ニューヨークの西に発生していた積乱雲の影響でラガーディア空港に近づけず、結局ワシントン・ダレス空港へとダイバートシンシナティ行き、欠航となりました。予約振り替えの乗客でゲート付近がまたも混み合います。

裕坊はスケジュールの変更を待つこと1時間ほど。新しいアプリに変更になったスケジュールが自動的に送られてきて、これからカンザスシティ行きのフライトを担当することに。今回一緒に飛ぶはずだったやる気ないオーラ全開の副操縦士ジョーくん、デッドヘッドでボストンへと向かうことに。操縦桿に一切触ることなく、操縦席に座ることすらなく2日間を過ごして、裕坊とは5日間のフライトの4日目に、ボストンでやっとのことで再合流です。

あれだけ土砂降りだったニューヨーク地方、あの天気はなんだったのかというくらい午後はカラリと晴れ。

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カンザスシティ行きの副操縦士アイオワ州のデモインから来ることになっていますが、そのフライトは遅れて今のところの予定では到着は5時前。カンザスシティ行きの定刻出発時刻2時20分。さて副操縦士はどこから現れるのでしょう。多分出発直前に答えを見つけることになります。

これから裕坊の大のお気に入りのロブスターサンドでも買って、これからカンザスシティに向けて出発します。

 

 

裕坊