Yuichibow’s diary

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊、明日から2日間のフライトへ

アメリカ国内線小型機担当、裕坊と申します。こんにちは。

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昨日金曜日に4日間のフライトを終えて、本来であれば4日間の休日へと入るはずだった裕坊。今年の冬はミシガン州でも平均気温を遥かに上回り、今日土曜日も1日気温は氷点下になることなく、ずっとプラスで一桁台………もちろん、半袖で外を闊歩するようなことはできませんが、手袋や毛糸の帽子がなくても、なんとかなってしまう暖かさ………

 

いつもの年であれば、冬の時期は休日返上でフライトを入れることはあまりしないのですが、今年は例年になく雪も少なく、裕坊が乗るような古い前輪駆動のセダンでも、普通に走れてしまうので、通勤に怖い思いをすることもなく………

 

ちょっと調子に乗って、日曜日と月曜日とフライトを入れてしまいました…

 

そして本日土曜日は、美味しいラーメン屋さんを見つけたというお友だち家族に誘われて、お昼前からお出かけ………

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デトロイトからやや北へと行くと、デトロイト動物園もあります。
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大抵の動物なら揃っていて、広々とした敷地で悠々自適に暮らしている動物たちがいっぱい……息子が小さいときには、何度も訪れておりました。ライオンさんが、ほぼ1日じゅう寝ている様子なども、しっかりと観察できます………

 

オスライオンなどは、1日20時間ほど寝ているのだそうな…………

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家でお休みしてる時の、裕坊みたいやな……………ライオンさん、一緒に体動かしますか…………

 

ロイヤルオークという町にあるデトロイト動物園から、車でほんの数分北へと行くと、小さなダウンタウンがあり、
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その一角にあります。カイゼンラーメン。
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お店の中の雰囲気は、こちらアメリカによくある、ちょっと暗めの照明の演出。
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おつまみの定番、鳥の唐揚げ……
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タレが裕坊好みでした。

 

裕坊は、ここ最近アメリカでラーメン食べるならコレ、と刷り込まれているせいか……
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最近は、超がつく醤油派…………………

 

 

超当たり………………………

 

 

ちなみに、愛妻ちゃんはこちら豚骨ラーメン。こちらも当たりだったようです。
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スープを飲み比べてみましたが、やっぱり醤油が美味しい………

 

ちなみに、裕坊たちが着席してから30分ほどして、顔見知りの日本人グループが入ってきたのですが、その方達にも、裕坊は醤油イチオシ………

最近、ミシガン州でも増えてきたラーメン屋さん。ここカイゼンラーメンもかなりイケます。ラーメンの認知度が上がってきたのが嬉しい……

 

せっかくここまで来たからには、とそこから10分ほど西へと走って、やってきてしまったのが……
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韓国系のレストラン。ニューソウル・プラザ。

 

焼肉レストランに、通常の韓国系レストランに、カフェと3つのお店が入っていて、
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今日立ち寄ったのが、こちらのカフェ。

 

お目当てはカキ氷。ベリーベリーというこちらのカキ氷。ベリー系のフルーツがたっぷり。こちらもイケます。
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エネルギー補給、完了……………

 

そして今日向かったのは、日本人向け週1日の補修校校舎にて行われる、

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道道場……

 

 

といっても、裕坊自身が剣道をやっているわけでは全くなく……

やっているのは、息子くん……

 

 

2週間後の2月16日に、剣道デトロイト大会が開催されるに当たって、練習も熱を帯び、記録係、時計係など様々なボランティアも、この場を通してリハーサル。実践の試合形式による練習を通して、ボランティアも試合の流れなどを掴みます。

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日本人だけでなく、地元のアメリカ人の方なども練習に参加されていて、剣道の「礼に始まり、礼に終わる」精神を通じて、日本の敬いの文化が継承されて行くのを見るのは、心から歓迎したいと思う一方で………

 

掛かり稽古で、少年が床に叩きつけられるシーンを目の当たりにすることもあったり…………

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同じ少年が、体育館の壁に叩きつけられるシーンなどを見せつけられたり………ちょっと複雑な眼差しで、ボランティアの皆さん方も、ただただ茫然と見守っておりました。

 

 

この練習に、敬いの精神って、あったんやろか???

相手を敬うって、大人だけが対象なん???

子供1人相手といえども、敬いの心を見せるのが、剣道の師匠たるべき姿なんと違うの??

 

 

東南アジア出身のお母様から、これが剣道の精神なのか、と不安な眼差しで質問までされる始末………

もちろん、キッパリと否定しておきました。

 

 

あの練習スタイル、昭和の頃なら当たり前に見られた光景だったかも知れませんが………

ちょっと違和感ありありです…………

少なくとも、素手で子供を床に叩きつけるのだけは、やめてほしい。それ自体が、剣道では反則行為やん…………

異国の地で、これが剣道の敬いの精神だとは、金輪際思われたくないです。

 

 

明日から2日間、フライトに出かけてまいります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊、帰宅

米国リージョナル航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

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今週は火曜日から4日間のフライトへと出かけておりました。

 

昨日はバーモント州での1日丸々滞在。前日の到着は深夜で、既に時計は12時を回っておりました……

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こちらの写真は、そのさらに前日、火曜日に撮影したものですが、一般の宿泊客の方がほとんど既に寝静まった後のチェックイン……深夜に黒山の人だかりがホテルのロビーでできる時は、大抵が航空会社のクルーであることがほとんど…………

 

昨日木曜日は、滞在先のバーリントンのダウンタウンから程近い、バーモント大学のキャンパスを散策……

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裕坊が大学を卒業したのって、もうかれこれ27年も前のことになってしまいますが、

 

久しぶりに、新鮮な空気を吸わせていただいた気分でした。

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そして自分へのご褒美………
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もうここのラーメン屋さんを訪れるの、3回目………

 

チャーチストリートという、バーリントンの目抜き通りにある“学”ラーメン。チャーチストリートのほぼ南端にあります。

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豚骨ラーメン、醤油ラーメン、味噌ラーメンと3種類全て試してみましたが、裕坊のダントツオススメは、醤油ラーメン。豚骨も麺をカタ麺でお願いできれば、美味しくいただけます。

 

そして30時間の長時間滞在の後、我々を待ち受けているのは、怒濤の早朝ショーアップ。
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小さな文字でちょっと見えにくいですが、担当したのはニューヨーク・ケネディ空港行き5時45分発。出発ゲートに着いたの、4時47分…………

 

かつて一世を風靡した、「志村けんのだいじょうぶだぁ」の夫婦コントで出てくる、いしのようこさんのお約束フレーズ「ご、ご、ごじ??」にも負けない時間でのショーアップ。それでもなぜか、いつもバーリントン空港は大混雑…………

 

外は当然のことながら、まだ真っ暗………
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ちなみに、バーリントン空港の管制塔は、24時間体制ではなく、夜は深夜12時になると閉鎖。早朝は5時30分に業務再開………お疲れ様でございます………

 

この時期は、雪が降っていない時でも霜が降りることが多く、今朝も飛行機にはビッシリと霜が張り付いておりました……
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主翼や尾翼に霜が残ったままだと、離陸に必要な揚力を得られませんので、除氷液(大抵は温められたグリコール液を使います)を使って、霜の振り落とし……
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粘性が強いので、機体の上からかけると、操縦席の窓はこの通り………
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何も見えん………………………

 

それでもこの時期の運航は、離陸前の除氷の時間を考慮しているので、余程激しい積雪でもない限り、除氷をしても遅延になることは稀で………
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到着先のケネディ空港には、定刻よりも10分ほど早い到着でした。

 

早起きのご褒美には、アメリカで大人気のチキンバーガー……
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カロリー、やや高め……………………

 

リージョナルジェット機運航につきものの、深夜早朝の運航。深夜早朝に活躍しているのは、実を言うと貨物専用航空会社も同じで……

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というより国内線に限っていうと、航空部門の運航の大半は深夜早朝…………

 

都市間移動を夜間に済ませておけば、早朝に各地の空港に荷物を届けて仕分けをし……

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荷物を昼間に、お届けすることができます。

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そのため、貨物の航空会社は、大抵ハブ空港を深夜に出発。フェデックスであればテネシー州メンフィスを深夜2時から3時にかけての出発……

 

これを英語で、"flying on a back side of clock"と呼びます。早い話、昼夜逆転での運航……

 

 

かつては我が社でも、貨物航空会社に近いパターンのフライトを担当していた時期がありました。

 

それが、大学のスポーツチームの移動などをお手伝いするチャーター便。チャーター便というと、このようなプライベートジェットを使って、

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大きなソファに座って、優雅に移動というイメージがありますが…………………
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同じチャーター便といえども、裕坊が担当していたのはリージョナルジェット機を使ってのチャーター便ですので…………
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外見の見た目自体は、ほとんど一緒なのですが(というよりも、実質2つ上の写真にあるボンバルディア製チャレンジャー600型機と胴体自体はほぼ同型機)…………………

 

中身は大違い………………

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狭い機内で、申し訳ございません………………………

 

実際に手助けをさせていただいていたのは、バスケットボールチームが中心……皆さん大きな体を屈めるように、無理やり座っていらっしゃいました……


ボンバルディア製のリージョナルジェット機ですと、搭乗口に階段がついているので、
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乗り降りの際に、大型機に使うようなタラップを使用する手間が省けるので、とても便利……………

 

昼間の移動ともなると、経費も嵩みますので、大学スポーツチームのように予算が限られた中での移動となると、移動が少なく宿泊費も節約できる深夜が、どうしても移動の中心時間帯になっていたようです…
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多かったのは、試合後遅くお迎えのパターンで、深夜1時にボルチモアを出発して、デトロイト・メトロポリタン空港のお隣にあるウィロー・ラン空港へのお届けだったり………シカゴから程近いインディアナ州のサウスベンドから、ルイジアナの田舎町まで、或いは試合後、その逆のルートをお届けしたこともありました。

 

大学の試合のスケジュール、大学の敷地に合わせるような形でのチャーター便の運航ですので、一般の旅客ターミナルではなく、普段定期航空会社の往来がない、チャーター機専用の駐機場に飛行機を止めて、バスケットボール選手をお迎え、お見送りしたことも……
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大型バスに乗って行く選手たちをお見送りし、空になった機体を、明け方になって我が航空会社の整備庫がある空港まで運んで、整備庫にて任務終了なんてこともありました……

 

リージョナルジェット機運航に携わる者ならではの、深夜早朝運航の思い出の一つです。

 

 

来週もまた、その深夜早朝の運航、やります…………

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊、2週連続でバーリントンの宿泊滞在

アメリカのリージョナルジェット機専門航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

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今週火曜日に出発して、4日間のフライトへと出かけています。水曜日に2日目を終えて、2週連続でやってきたのが、バーモント州バーリントン。2018年から2019年にかけての冬では、全米で1番積雪量が多かったバーモント州ですが、今年の冬はお天道様もややスローペース。

 

普段であれば、冬の間はずっと雪で覆われている町も、舗装部分は、ほぼ剥き出しの状態……

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先週に続いて、航空機の運用の関係から木曜日は1日フライトが入らず、バーリントンにてそのまま宿泊滞在……滞在明けには怒濤の超早起き……………………空港ショーアップが朝の5時…………シャトルのお迎えは4時30分………

 

そこから2時間引いた時間が、大抵裕坊の目覚ましの時間…………

 

 

考えないことにしよう…………………………………

 

 

運用の関係といっても、バーリントン空港を発着する定期便が、決して早朝深夜に限られるわけではなく。需要が極端に減る週末を除いては、昼間でも発着はあるのですが……………昼間の発着は、ファーストクラスがない50人乗りのリージョナルジェット機のみ……

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上の写真が、50人乗りの200型。全長が短く、主翼の上にある非常口は1箇所だけ。こちらの機体には、8年ほど乗務しておりました。客室がかなり狭く不人気の代表ともいえる機体ですが、実を言うと、油圧計の故障はたまに発生するものの、エンジン故障歴が過去にほとんどなく、エンジン信頼性に非常に優れている機体なのです。

 

こちらが裕坊が現在乗務する、76人乗りの900型。
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全長がやや長くなって、主翼上の非常口は2箇所。ファーストクラスが12席でエコノミーが64席。

 

ただ操作系統に、ほとんど違いはなく、コックピットの作りは基本は同じ。
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スイッチも自動化が進んだ900型の方が少ないといえば少ないですが、これも基本的には同じ………
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ただこの2機種には、ちょっと大きな違いがあって………

 

実は主翼据え付けの補助翼が、全くの別物………

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旅客機に限らず、ほとんどの固定翼式の飛行機は、離着陸時の低速での安全な飛行が可能になるように、主翼に補助翼が据え付けられていて………

 

このように後端から大きく補助翼がせり出す仕組みになっているのですが、

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ちなみにセスナのような小型機でも、この補助翼はほとんど例外がないといっていいくらいに、取り付けられています。

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ところが大きな違いというのが、主翼の先端側……
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通常の旅客機であれば、ここにも補助翼が据え付けられるのですが、200型機にはこれがないのです……

 

こちらは先端の補助翼を持つ900型機。通常の旅客機で見るように、やや機首が上がった状態で滑走路へと降りてきますが……
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200型機には後端にしか補助翼がないので、飛行特性が若干違っていて……………

 

滑走路へと入るときは、着陸寸前まで機首がやや下がった状態……

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この違いがあるので、我が社ではそれぞれ機首を分別して社内のパイロットを振り分けていて…………(アメリカ国内では、会社によっては200型機、900型機とを同時に運航できる航空会社もあります)

 

昼間の900型機の運航がないバーリントンのような地方空港にやってくる時などは、運用の関係から1日丸々滞在になったりすることがあるのです。実を言いますと、来週も同じパターンでのフライトが入っていて、こちらバーリントンに滞在することになりました………

 

 

1日目火曜日、2日目水曜日と4本ずつの担当便をこなしていたとあって、やや息切れしていた裕坊……お昼過ぎまで、ベッドの上でゴロゴロ…………

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ただせっかく晴れているので、このまま1日を部屋の中で過ごすには、あまりにも勿体無い………

 

ということで、意を決してお昼過ぎにお部屋を出て、ダウンタウン周辺をしばらくお散歩……

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冬の真っ只中にあって、気温はマイナス4度。バーリントンにしては、例年にない暖かさ……今日も日が当たっているところでは、手袋や帽子なしでも過ごせる陽気でした……

 

前回来たときは、2回ともどんより曇り空……お天気がいいと、古い歴史のあるレンガや石造りの建物は、本当に映えます。
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今日はお天気がとてもよかったので、ちょっと足を伸ばしてみることに……
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バーモント州の州都バーリントンは、ダウンタウン近くに学校がとてもたくさん並んでいて……
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こちらの立派な建物……恐らく私立なのでしょうが、中学校なのだそうな…………

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小学校も奥に併設されていて、同じように立派な建物を使用しておりました……

 

バーリントンの中心となる教育機関といえば、バーモント大学。
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創立は1791年と、ニューイングランド地方では、5番目に歴史が長い大学なんだそうです。

 

校舎の数もいっぱいありますので、案内も至る方向に矢印……
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厳かな煉瓦造りの建物も、たくさん軒を連ねておりました……
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学部の数は全部で7つ。専攻の数は100以上、博士課程でも22の専攻があるんだそうです。
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ダウンタウンから1番離れた大学の奥側には、メディカルセンター。
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日本でいうところの、大学病院に相当する施設。

 

敷地面積がとても広く、開放感溢れるキャンパス内。
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大学キャンパス間を結ぶ無料シャトルバスまでが運行されているのは、アメリカの大学ならでは………

 

敷地からは坂を見下ろすように湖も見えるロケーション。
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優雅な気分に浸りながら、勉強に励むにはとてもいい環境だと感じました……

 

1時間ほどキャンパスをウロウロして、またしても戻ってきたチャーチストリート。
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お目当ては、またしてもこちら、「学ラーメン」……
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今日のお題はこちら……味噌ラーメン………
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お味の方は、というと……………

 

 

味噌ラーメンに、ニンニク入れるところって、日本であったかな???………

 

相性が今一つ裕坊的には納得いかない感じでした……味噌ラーメンは、普通に味噌ラーメンで食べてみたい………

 

醤油、豚骨、味噌の3つの選択肢で選ぶなら、ここでは醤油ラーメンが日本人的には間違いがないです。

 

 

明日はまたも2時起き…………時計は8時を指しとる…………

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寝ます………………

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊、明日から次の4日間のフライト

アメリカの小型機専門の旅客航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

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年明け早々に体調を崩して、しばらく10日間ほどの病欠を取得するハメにまでなっておりましたが、ようやく体調も落ち着いて、先週には5日間のフライトを「完走」……

 

途中、1日フライトがない日もあり、バーモント州の州都であるバーリントンという小さな町で、ラーメンなどをいただいたりもしておりました。

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バーモント州は、全米でも有数の豪雪地帯。2018年から2019年における冬においては、全米で最も積雪量が多かった州となりました。

 

スキー場は州内至る所にあり……
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州をほぼ縦断するように、スキー場があるのですが、
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その中でも代表的なスキーリゾートといえば、
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キリントン・スキーリゾートだったり……
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こちらは、全部のコースを網羅しようものなら、それだけで日が暮れてしまうほどの広さ………

 

州のやや北に位置するストウ・リゾートも、人気のスキー場の一つ。
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ゴンドラで1番上に登っていくと、

 

霧や靄が麓を覆っている景色を拝めることがあり、それはそれは壮大な景観なのだそうです。
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裕坊は、かつては日本の製薬企業の営業として勤務していた時期があったのですが、まだ若かりし頃の当時、他社の営業連中とともに、担当エリアだった九州から、遥々広島の県北にあるスキー場へとやってきては、週末スキーをほぼ毎週のように楽しんでおりました……

 

その当時の典型的なスケジュールといえば………まずはスキー板を、クルマの屋根に据え付けて、金曜日の夜に出発………

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夜通し5時間ほど運転して、スキー場の駐車場に着いて、数時間ほど仮眠を取り……

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土曜日は、1日じゅうスキーを楽しんで……
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その日の夜は、民宿に宿泊。
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夜は男性も女性もない、10人ぐらいが布団を大部屋に敷いての雑魚寝………

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翌日も午前中は、スキーをしっかりと堪能した上で……
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お昼過ぎに、再びクルマの屋根にスキー板を据え付けて、九州まで運転して帰宅……

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製薬会社には5年弱勤務しておりましたが、ほぼ毎週のように広島のスキー場へと通っておりました……
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当時ですと、こんな華麗な滑りを披露できた時期もあったのですが…………

 

今スキーをしようものなら、こんなことになっているでしょう…………………………………
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実を言いますと、もうかれこれスキーから遠ざかること、20年以上……アメリカに来てからは、スキー板を一度も履いておらず…………

 

っていうより、寒さに弱くなってしまっているので、恐らくゲレンデに30分以上なんて留まってられんやろな…………………

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っていうより、あんな体力一体どこにあったんやろ?………………………

 

例年であれば、バーリントンのダウンタウンの目抜き通り、チャーチストリートにはこの時期は雪が積もって、雪で覆われた古都の香りが漂うのですが、

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今年は例年より積雪量が少なく、スキーブーツもいらないバーリントンのダウンタウン……

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実は、明日からの4日間のフライト、さらには来週の4日間のフライトとも、バーリントンでの30時間滞在が入っており、その気になればスキー場へ赴くことは可能なのですが………

 

恐らく裕坊は、こちらへと向かっていることでしょう…………

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2回ほど訪れたラーメン屋さんで、既に醤油ラーメンと豚骨ラーメンとはいただいておりますので、次回は味噌ラーメンでもいただいてみようかな…………

 

 

そしてここからは、また野球ファンの独り言…………

 

 

あと数日で、いよいよ2月。2月といえば、プロ野球のキャンプイン。またこの季節がやってきてしまいましたね……

 

今年はメジャーの一線で活躍した大物選手が、かつてないほどたくさん、日本のチームと契約することになりました。アダム・ジョーンズ(オリックス)しかり…

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アルシデス・エスコバー(ヤクルト)しかり…

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マット・ムーア(ソフトバンク)しかり…

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しかも超一流どころでありながら、エスコバーにしてもジョーンズにしても2月を前にして、既に日本入り。アダム・ジョーンズ選手はファンが空港で取り囲む騒ぎにまでなりました。関空到着の当日のインタビューでジョーンズ選手曰く、「あと何年野球をやれるか、分からない。このチーム(オリックス)に自分の全てを捧げたい」だそうです。この言葉からも、意気込みが伝わってきてしまいます……

 

よく日本にやってくる外国人選手は、蓋を開けてみないと分からない、と言われていましたが(恐らくそれは今でも、そうなのでしょうが)、ジョーンズやエスコバーなどの新契約選手と、かつての一流メジャー選手と一線を画すところといえば、その守備での注目度。

 

ジョーンズ選手は、メジャー通算打率.277で、7シーズン連続で20本塁打超えも達成している強打者ではありますが、裕坊のイメージではやっぱり守備の職人。フェンスをよじ登ってのホームラン盗りは、彼の持ち味の一つ。エスコバー選手も、ヤクルトのセンターラインの強化に、恐らくうってつけ。かつて日本のプロ野球チームにやってくる助っ人といえば、日本人選手に足りないと言われる長打力を期待されての入団が大半でした。ここ最近はメジャーリーグでのFA市場が停滞したことが大きく影響して、メジャーで活躍していた一流選手が大挙して来日することにつながったという背景があったことは事実ですが、日本の各球団のチーム強化に対する方針も変わってきているような印象を受けました。

 

ソフトバンクでは、保留選手名簿から外れていたキューバ出身の主軸、デスパイネ選手とグラシアル選手が、新たに2年契約を締結しましたね。

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そのソフトバンクには、ヤクルトから日本プロ野球の年間本塁打の最多記録を持つバレンティンが加わりますし、

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しかも大リーグからマット・ムーア投手までが加わることになり、2017年までの絶対守護神だったサファテも、キャンプ初日の2月1日には合流の予定………これはチーム内の外国人枠の競争が熾烈になることは必至……

 

ただソフトバンクは、主軸の怪我にここ数年泣かされていますので、まずは1年ケガなく、プレーして欲しい。

 

 

いよいよキャンプイン。またスポーツニュースを検索する日々が始まりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊、お休み中

アメリカの地方路線を中心に、小型旅客機を操る裕坊といいます。こんにちは。

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先日5日間のフライト(実際には1日丸々担当便がない、宿泊滞在日がありましたので、実質は4日間のフライトでしたが…)を先週金曜日に終えて、3連休。普段ですと3日以上の連休がある場合、休日を返上してのお小遣い稼ぎを目論むのですが、今月初めには風邪でダウンしたりなど、ちょっと小休止モード。

 

ということで、今回は丸々3日間ともお休みをいただいております…………

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そんな中、今日1月26日、元NBA選手で、ロサンゼルス・レイカーズ一筋21年のスーパースター、コービー・ブライアント氏が亡くなってしまいましたね……

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ヘリコプターが墜落してしまったのだとか……

 

ブライアント氏といえば、現役時代はバスケットボールの神様とまで言われたマイケル・ジョーダン氏と常に比較され続けたほどのスーパースター。21年間の現役時代に18度もNBAのオールスターに選出され、そのうち4度、オールスターでMVPを獲得。極めて高い確率でゴールを決めるその確実性から、狙った獲物を99%の確率で仕留めるという、最も危険な毒蛇の一種である「ブラックマンバ」の異名まで持っていたのだそうですね……本当に惜しい事故になってしまいました。

 

今回の墜落事故の事故原因調査はまだ始まったばかりですので、詳細は待たなければいけませんが、事故当時はかなり霧が濃い状態だったようですね。

 

 

霧による航空機事故で思い出すのは、1977年3月27日に起きたテネリフェ空港でのジャンボジェット機ボーイング747型機)同士による衝突事故。


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この時も霧がかなり濃い状態で、滑走路の先はおろか、数百メートル先を見据えるのですらやっとの状態。

 

そんな中でKLMオランダ航空のジャンボ機は、まだ離陸許可を受けていないにもかかわらず、離陸を開始。まだ滑走路上に残ったまま誘導路へと退避しようとしていたパン・アメリカン航空のジャンボ機に衝突………

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実をいうと離陸前に、とある「承認」はされていたKLMオランダ航空便だったのですが、それは「飛行経路の『承認』」であって、離陸を「許可」するものではなかったのですが、英語では「Cleared」という同じ単語がそれぞれの場面で使われるが故に、確認ミスが起きてしまったのです……

 

この時は、近くの空港がテロ予告のために閉鎖され、予期せず小さな空港に大挙して大型機が飛来し、そこへ濃霧というもう一つの要素が加わることになるという、まさに雪だるま方式で事象が重なってもいました……もし当日の天候がよく、視界も良くて遠く先まで飛行機が見通せていたとしたら、KLMオランダ航空機の離陸もなかったことでしょう。

 

 

霧が深くなり視界不良になると、我々旅客機のパイロットにとっては、様々なことを考慮しておく必要が出てきます。

 

例えば空港レイアウトの把握……

 

視界不良時ですと、空港管制塔からは飛行機の往来を目視で確認することなどできなくなりますから、ある一定の取り決め事項を作成して、それを各パイロットに通達しておく必要があります。そんな時に使われるのが、視界不良時専用の空港のレイアウト図。

 

例として、メリーランド州にあるボルチモア空港の場合、通常ですとこういったレイアウト図が使用されますが……

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これには滑走路の位置と方角、全長などが記載されていて、通常ですとこのレイアウト図で間に合いますが…

 

視界不良時に使用されるのが、こちら………見た目にはほとんど同じようにも見えますが……

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よく違いを探してみると、例えば各滑走路や各誘導路に中心線灯の有無が記載されていたり、特定の誘導路の進行方向の制限などが記載されているのに、お気づきいただけると思います。

 

着陸時も、視界が極端に悪い場合には、通常とはちょっと違う操縦手順で着陸することになります。少々雲底(雲の高さで、1番低い部分を指します)が低い場合でも、ある程度の視界が確保できている場合には、1人のパイロットが全て操縦を担当して着陸まで漕ぎ着けるのですが、視界が一定以下になると、視界不良時のみ適用になる操作手順で着陸をすることになり、

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この時は2人のパイロットが交互に操縦を担当。我が社では副操縦士が一定の高度までの降下を担当、滑走路が目視で確認できた時に機長が操縦桿を握って、着陸………

 

霧の中を降下して、滑走路が視認できた時のパイロットの目線といえば、こんな感じ………

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水蒸気が漂っているのが目視で見えるくらいですので、滑走路がやっとのことで視認できた時の視界はというと、本当に朧げ………やっと滑走路が見えたという表現が正にピッタリで、着陸後は誘導路を確認するのに四苦八苦なんてこともザラ……誘導路には、中心線に黄色のペイントが敷かれているのですが、目を凝らしながらゆっくりゆっくりと黄色い線を頼りにターミナルまで到着したなんてこともありました……

 

危険を伴う濃霧時の航空機運航、もし仮にヘリコプターによる移動ではなく、車を使っての移動だったとしたら、と考えると大変無念……ブライアント氏のご冥福を、心からお祈りします。

 

 

ところで、老朽化した旅客ターミナルの全面建て替え工事が進む、ラガーディア空港。昨年11月に一部供用が開始になりましたが、

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第2期工事の概略の予定が決まって、

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黄色い部分が、閉鎖になるそうです。ただ以前のように、バスにて搭乗便までご案内、ということはないようですので、ご安心を………

 

 

 

 

 

 

 

裕坊、帰宅

米国小型機専門航空会社に勤める、裕坊といいます。こんにちは。

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年末年始に体調を崩して、やっとのことで体調が戻って、月曜日から5日間のフライトへと出かけ、金曜日は早朝の空港ショーアップで5日間のフライトを無事「完走」………

 

4日目は、空港に行くことすらしない、到着先での宿泊滞在……

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2018年から2019年にかけての冬では、最も積雪量が多かったバーモント州の州都、バーリントンの町を、ほんのちょっとだけ散策……

 

開店時に日本人シェフがやってきて指導までしていたという、本格的ラーメン屋さん、ガク・ラーメンまでやってきて……
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こんなラーメンをお昼にいただいておりました。
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細麺はお店に任せっきりだと、かなり柔らかい状態で出てくるので、カタ麺派の方は、お店にその旨を伝えておいた方がいいです。ただしスープの味やコクはお墨付き。

 

そしてこちらのラーメン屋さんには、肉まん生地に豚肉の角煮のスライスを挟んだ、「ポークバン」なるものも売っていて、
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これがまた病みつきになるのです……………

 

ヤバいくらいに、病みつきになってしまうのです…………

 

ミシガン大学のキャンパスのすぐ近くにも、日本人シェフが味の管理をしているラーメン屋さんがあり、そこでも同じものをいつも頂いているのですが………………

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あまりの美味しさに、「アナーバー」の街まで行くと、そのお店の横を通り過ぎようとしても、勝手に足が向いてしまいます。

 

 

その昔、ブギー・マンという人が歌った「パチンコマン」の歌の冒頭の部分に、「9時になったら勝手に目が覚める、行く気がないフリしても、足が向く」というのがありましたが、裕坊に言わせると…………………

 

分かる、分かる〜〜〜

 

 

実は2週間後には、またバーリントンでの、1日宿泊滞在、というのが入っていて…………

 

「パチンコマン」の歌では、「仕事しろ、仕事しろ、女房、子供が泣いてるぜい」という部分もありましたが、裕坊の場合は、「仕事をしなくては」そこへは行けませんので、『仕事をすること』によって、またそのお店を訪れたいと思います。

 

 

翌日金曜日は、5時に空港にショーアップ。
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暗いうちからの出発だったのですが、係員の数が決定的に不足している中を、裕坊が担当するニューヨーク・ケネディ行き、さらにはアトランタ行き、デトロイト行き、さらにニューヨークの別の空港であるラガーディア空港へと向かう定期便が、35分以内に4便が出発するスケジュール…………

 

しかし地上係員の数が決定的に足りず、搭乗口こそ閉めたものの、離陸までに1時間以上を要するていたらく………………

 

実は裕坊が乗るようなリージョナルジェット機が中心の運航になっている地方の空港では、地上の係員はデルタ航空による直接の雇用ではなく、あくまで下請けであるデルタ・グラウンド・サービシズ(Delta Ground Services)という会社による運営に委ねられているのですが………

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お給料がデルタ航空に直接雇われている地上係員などと比べると、お給料は平均で3割ほど安く、しかも福利厚生もデルタ航空採用と比較するとかなり限られているので、新しく入社してきても3割ほどは3ヶ月以内に辞めていくのだとかで………そういうわけで、地方の空港は、いつも人員が不足がち…………

 

或いは主要の空港基幹空港ですら、リージョナルジェット機しか発着がない搭乗ゲートだと、担当はデルタ・グラウンド・サービシズの担当となり、人員の入れ替わりは激しいらしく、ほぼ3ヶ月おきに新しい蛍光色の安全ベストを着た新人さんを見かけます。

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昨日金曜日のバーリントン空港は、旅客ターミナル周辺の駐機場がとても狭いところで出発便が重なった上に、

 

霜が窓ガラスにまでビッシリと張る、寒空の中での出発……

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主翼や尾翼に霜や氷、雪などが張り付いたままだと、必要な揚力が得られず、安全に飛行できなくなるので、離陸前にそれを完全に除去しておく必要があるのですが……

 

そんな時に、こんな除氷作業のトラックが来てくれて、グリコール液などで霜を振り落としてくれます。
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4機一度にそれが重なる形になり、除氷作業も順番待ち……

 

そんな状況で、4便の出発のために忙しなく作業をしてくれた地上係員の皆さんには、感謝以外にはありませんでした…本当に心から頭が下がる思いです。

 

地方の空港を出発する場合、こういった事情が重なって離陸までに1時間以上かかることはザラにあるので、途中乗り換えが必要となる場合は、この時間を考慮して乗り換え便を選択しておいた方がいいです。
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特にアトランタのように規模が大きい空港での乗り換えにもなれば、地方路線と主要幹線路線とでは、到着コンコースと出発コースがかなり離れていて、移動に空港内の地下鉄に乗らないといけなかったりするので、それだけで20分近くかかることもザラ……アトランタでの乗り換えには、所要時間に最低1時間、できれば2時間は確保しておいた方がベター………

 

オンラインでチケットを購入すると、時々アトランタでの乗り換え時間が35分なんてのが出てくることがありますが、裕坊的には有り得ません。だいたい、35分って搭乗開始時間そのものやし……………乗り換えには、どんなに短くても1時間は確保しておくのをオススメします。

 

ちなみに昨日金曜日は、到着地のニューヨークでも同じような状況になっておりました……
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ケネディ空港で夜を明かしていた機体には、ビッシリと霜が張り付いていたらしく、その除去作業にかなり手間取っていたようで、着陸後のゲート入りまで、20分ほど順番待ち…………

 

これはまだゲート入りを待っている時の光景………
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かつてはデトロイト空港でも見かけることができた、イギリスのバージン・アトランティック航空のエアバス340型機が出発していくのを、お見送り……

 

定刻到着7時35分のところ、8時7分の到着となりました……
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朝は2時台から起きていたとあって、疲れがドッと押し寄せる形となり………………

 

もう1便シンシナティ行きを担当した後、最後は客席に座って、デトロイトまで帰宅便への搭乗だったのですが……
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着席した途端、前列に座っていたベンくんは、あっという間に夢の世界へと旅立っておりました……………

 

 

ところで、裕坊が今とても注目している、三菱航空機製の新型リージョナルジェット機、スペースジェット、またしても納入延期だそうですね。それでも裕坊はまだ希望を捨てていません……

 

日本の未来の鍵の一つにもなり得る日本製での旅客機。戦後のGHQによる制限でしばらく航空機を製造できず、ゼロ戦などを作り上げた航空機製造のノウハウを活かし切れないという「後遺症」は、大きく響きました。でも最後まで諦めずに、大きな目標である「型式証明取得」を、ぜひとも成し遂げていただきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊、フライト4日目は、1日宿泊滞在

米国航空会社で、小型旅客機に乗る裕坊といいます。こんにちは。

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体調を崩して2020年を迎えて、年始明け早々、しばらく1週間ほど家で静養。やっとのことで体調が戻ってきて、今週の月曜日から5日間のフライトへと復帰しました。

 

最初の数日はアメリカ大陸東海岸を中心にウロウロのフライト。(写真は、ボストン空港での到着ゲートにて)

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ボストンを初めとする東海岸の北側は、通称をニューイングランドとも呼ばれますが、ここのウリといえば、やっぱり新鮮な海鮮もの。

 

ボストン・ローガン国際空港のAターミナルには、いくつものシーフードレストランがあるのですが、その中で裕坊のお気に入りはこちら。

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リーガルス・シーフード。ボストンの町中にもいくつかのお店がある、人気のシーフード屋さん。平日でも行列ができる人気ぶり……

 

裕坊がいつも立ち寄るのは、お持ち帰りコーナー……

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その中で裕坊が病みつきになっているのが…………

 

クラムチャウダー……何度食べてもやめられん…………
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貝の身がたくさん。2回ボストンへとやってきて、2回クラムチャウダーをいただいてしまった………

 

ここのシーフード屋さんは、サラダにもロブスターが入っていたり、
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海鮮物はどうしても値段が張ってしまいますが、ついつい足を運んでしまう……

 

そして今日木曜日は4日目………

 

昨夜ニューヨークのケネディ空港を、デルタコネクション便の最終便として夜10時過ぎに出発。遅い到着便からの乗客の方が降りてくる以外は、人影まばらなケネディ空港第4ターミナル。

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向かったのは、アメリカでも有数のスキーリゾートが並ぶ、バーモント州の州都、バーリントン。

 

バーリントン空港は、空港敷地全体の面積自体はとても小さく、旅客ターミナルもかなり小さめ。

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昨夜は、到着便が重なったこともあってすぐには到着ゲートにも入ることができず、しばらく足止め………

 

最後の最後の到着となって、シャトル乗り場に向かうのも、我々が最後……
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ホテルに着いたのは、深夜になり…………

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3日目の水曜日は、4本を担当していたとあって、電気をつけたまま、朝までこの状態で寝ておりました………

 

宿泊していたのは、この映画館のすぐ横のホテル……
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バーモント州の州都、バーリントン。キャンパスが大きく、学生の数も多いバーリントン大学はダウンタウンすぐ外れにあります。
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1月の真っ只中、普段ならマイナス10度台の日もザラにあるこの時期に、気温は1度と冬の真っ只中にしてはかなり高め……
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毛糸の帽子を被っていないと普段はとても歩けない時期にもかかわらず、手袋なしでもなんとかなってしまう暖かさ…
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そんな中やってきたのは、バーモント州で本格的なラーメンが食べられてしまうという、こちらのお店…
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学ラーメン………

 

お店の中は、日本人が想像するラーメン屋さんとはちょっと違う趣き。
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緑茶を注文すると、出てくるのはほうじ茶。
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今日注文してみたのは、豚骨ラーメン。2種類ある味付けの中から黒ニンニク味を選んでみました。(もう1種類は、スパーシー味だそうです)
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スープはさすがに日本人シェフが開店時にわざわざやってきて指導していたとあって、かなりのこだわり……スープの味やコクは間違いないです。ただ今日は残念ながら麺がかなり柔らかめ……

 

九州に長く住んでいた者としては、やっぱりカタ麺が食べたかった……再来週にまたバーリントン1日宿泊滞在があるので、ちょっと試してみようかな………

 

ちなみに英語でカタ麺を注文する際は、裕坊であれば

Could you make a noodle a little stiffer than regular. 

 

ただし、麺の作り方を意外に外国ですと知らない人がいたりするので、お湯に麺をつける時間をやや短めにしてもらうように、付け加えておくといいかも知れません……そんな時、裕坊であれば、こんな表現をするかも…

Please tell your cook to put the noodle a little shorter in the hot water maybe 2 minutes instead of 3 or 4. 

 

こんな感じになるかな………但し文法の間違いには、責任は負いませんので、悪しからず………

 

 

さて航空業界で、また航空機の技術進化のニュースが1つ入ってきましたね。

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元々自動操縦技術の導入を早くから進めてきたエアバス社。既に旅客機として導入済みの最新鋭機、エアバス350−900型機より胴体がやや長くなった1000型。最近になって、自動離陸の実験を行っていたそうです。

 

パイロットがスラストレバーを上げる作業までを行った後は、全自動で離陸……

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機体をしっかりと中心線に維持した上で、離陸から離陸上昇なども完璧にこなしてしまったのだとか……パイロットのコックピット内における省力化は、歩みを止めることなく、次々と前進しています。

 

 

明日金曜日は5日目で、帰宅の日。その後は4日間連休の予定……普段であれば、休日返上のフライトを狙うところなのですが、そろそろ髪を切らんといかんし、歯医者の治療費払いに行かんといかんし………

 

4日間のお休み、今回は丸々使うことになりそうです………