Yuichibow’s diary

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

ハッピー・ハロウィンです

皆さんこんにちは、「再び怒濤のスケジュールを迎えつつあるパイロット」裕坊です。

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今年もやってきました、このシーズン。ハッピー・ハロウィンの季節。

 

秋になると、スーパーではジャコランタン用のカボチャが並び始めて、

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大小様々な大きさのカボチャが、並んでおりました。
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店内でも、ハロウィンの各商品が並ぶようになり、
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飾り付けやら、
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コスチュームなどが、いっぱい……
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ハロウィンパーティーへのお誘いもいただいていて、一昨年購入していたハロウィンコスチュームを、ずっと着ることがないまま、今年こそは披露できるか、と意気込んでいたのですが………

 

 

何かイベントがあるときに、何かが起こるのが、裕坊一家の七不思議……………

 

 

一昨年は息子くんが体調を崩して、家にこもったまま……昨年は裕坊は、フライトのスケジュールが入って、裕坊は1人だけ参加できず………

 

今年こそはと意気込んでいたら、今度は愛妻ちゃんが声が完全に枯らしてしまうほどに風邪をこじらせてしまい、一昨年に続いてお留守番………

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リベンジはならず…………

 

それでも飾り付けだけは、しておきました。

 

最近では、ハロウィン用のカボチャを彫るのにちょうどいい大きさのナイフなども売っています……

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道具を揃えたところで、

 

まずはジャコランタン作り。中の種などを取り出すのに、上を切って帽子を作って、
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中からどっさりと取れる種を取り出します。これを乾燥させて、火に炙ると、結構な味のスナックになるらしいですのですが……

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我が家でも何度か作ったことがある、と愛妻ちゃんは申しておりますが、ほとんど記憶にない…………

 

中をきれいにくり抜いた後に、顔をマジックで箇条描き……
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あとは、包丁なりナイフなりで、ちょうどいい形に目や鼻、口などをくり抜いて……

 

出来上がった、裕坊作のジャコランタン
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裕坊が彫ると、どうしても怖さとは無縁のジャコランになってしまいます。ホント、怖くないな〜〜〜…………

 

家の中も簡単に飾り付けをして、

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ハロウィン気分…

 

ただ今日は朝から生憎の雨模様でした………
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子供たちが外を練り歩くのは、夕方6時ごろから……
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愛妻ちゃんは、風邪をひいているので、外に出させるわけにはいかず、トリック・オア・トリート用のお菓子を並べて、めいめい取ってもらうことに。

 

自家製ジャコランタンを2つ並べて、子供たちをお出迎え…
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色が変わるランプを据えて、雰囲気を演出。
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6時ごろから一斉に子供たちが列をなしてやってきましたが、今日はあいにくの雨(夕方には小止みにはなっていましたが……)の上に風も強く、例年以上にかなり早いうちから、たくさんの子供たちが姿を見せては、あっという間に流れが途切れるハロウィンとなりました。大人たちはコートやジャケットなどにしっかりと身を包んで、ブルブル震えながら、子供たちと一緒にお散歩……

 

この寒さなら、仕方ないです……

 

実は息子くんは、高校の同級生の家に呼ばれていたのですが、

 

 

夜になってお迎えに行ってみると、

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外は雪……

 

まだ心の準備が、できてないのに〜〜………

 

 

ハロウィンが終わる頃、ミシガン州はすっかり冬の装いです………

 

 

 

裕坊、もう1日お休み

皆さんこんにちは、「ほぼ体力が回復した、休養中のパイロット」裕坊です。

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いよいよ10月も終わり……野球シーズンもとうとう終わり……ワールドシリーズも終わってしまって、全日程終了………

 

結果は大リーグでは滅多に見ることがない、ビジターチームが7戦全て勝利するという稀有なシリーズになって、ナショナルズがワシントンに球団移転後、初めてのワールドシリーズ制覇を成し遂げました…

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裕坊イチオシのマックス・シャーザー投手も、やっとのことで念願のチャンピオンリングを手にすることができて、よかった、よかった。

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今年は現役生活で初めて故障者リスト入りまで経験した、シャーザー投手。本来先発予定だった5戦目を飛ばして、第7戦に先発。満身創痍を推しての投球だったようで、本調子からは程遠い内容ながらも、よくあの打線を5回2失点に抑えておりました。

 

皮肉だったのが、昨年オフのFAの1番の目玉として移籍先が注目されていた、昨年までナショナルズ在籍のブライス・ハーパー外野手。

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自分が移籍したその年に古巣が優勝。全く以ってツキがないです……ただ、ナショナルズワールドシリーズ初出場に当たって、祝福のコメントを残した辺りはさすが。本心は悔しくて 仕方なかったでしょうが……

 

ちなみに来季のフィリーズには、かつてヤンキースで指揮を取っていたジョー・ジラルディ氏が監督として就任。これある意味、注目です。

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ジラルディ氏は2009年にヤンキースを率いて、ワールドシリーズチャンピオンの栄冠を獲得(ちなみにこの時のMVP、皆さんもよくご記憶の通り、松井秀樹選手です)

 

この年のヤンキースといえば、スーパースター揃い踏み。野手ではディレック・ジーター、アレックス・ロドリゲス、マーク・テシェイラに松井秀樹、未だに現役のロビンソン・カノ(現メッツ)、投手でもC.C.サバシア(今季で引退)に、アンディ・ペティット、A.J.バーネット、抑えには絶対的守護神のマリアノ・リベラ………大リーグを見る方であれば、誰もが知っているスーパースターたちばかり。

 

でもこれって、よくよく考えてみると、ほとんどが名将ジョー・トーリ監督時代の遺産…………

 

ジラルディ新監督で、どれだけ戦力をまとめられるか、ちょっと来季のフィリーズには注目です。

 

 

10月もいよいよ終わって、気温もすっかりと下がり、最近では風邪引きさんも多いせいか、愛妻ちゃんはここ最近体調を崩し気味……昨日水曜日に至っては、帰ってくる頃には、完全に声が枯れておりました……

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愛妻ちゃんは、まだ免疫が出来上がっていない小さな子供たちが、たくさん集う幼稚園の先生。(アシスタントではありますが…)まだクシャミや咳をするときに、口を手で押さえられませんから、時々直にバイ菌が口の中に入ってくることもあるらしいです……

 

幼稚園の先生は、小さい子を預かる体力が勝負。

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そしてこの毎年この時期は、風邪予防との闘いにもなります。

 

風邪予防の代表的な方法といえば、皆さんもよくご存知の通り、手洗い、うがいなどが効果的。

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そして裕坊も最近実践している、もう1つの効果的な予防法というのが、こちら……

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朝起きてすぐの、歯磨き。

 

夜寝ている間は、殺菌作用のある唾液が出てこないため、雑菌は口腔内で繁殖する一方。起床時のお口の中は、雑菌でいっぱいになっているんだそうです。風邪もインフルエンザも、その直接の原因になるのは、ウイルス。その風邪ウイルス、インフルエンザウイルスが増殖してヒトに感染する為には、プロテアーゼという酵素が必要になるのですが、そのプロテアーゼは口の中にある細菌が作り出すのだとか。

 

歯磨きで雑菌を除去すると、プロテアーゼを作り出す雑菌を除去することができ、圧倒的な確率で風邪やインフルエンザへの感染を防ぐことができるのだそうです。歯磨きをすると歯周病の原因になる雑菌も除去できますので、一石二鳥。今からでも実践することを、裕坊も強くオススメします。

 

 

さて私め裕坊は、今日木曜日までお休みをいただいたあと、複数日数のフライトをこなして帰宅した後、お休みがそれぞれ1日だけというパターンが、しばらく続くことになるので、体調はしっかりと整えておかないといけません…

 

カレンダーを見ると、11月に入っていきなり2日出かけて1日お休み。5日飛んで1日お休み。そのあとは6勤1休が2週連続………ここ数ヶ月続いていた怒濤のスケジュール、来月もしばらく続くことになってしまいました……

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息子くんの学費のためにも、お父さんは頑張らないといけないのです…………

 

 

裕坊が通勤に使うセダン(2002年型のビュイック・リーガル。エンジンは3,800ccでございます)なんて、もう買って14年目………しかも中古で3年落ちで買っていますので、新車の時から換算すると、もう17年……

 

フロントのバンパーなんて、塗装が剥げ落ちとるし………ボディーの下の部分なんて、かなり錆もきているのですが………

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買い替えはまだ検討しておりません……

 

エンジンが未だにすこぶる元気なのが、物怪の幸い…………

定期的な点検整備、やはり車を長持ちさせるための秘訣なようです。

 

 

ハロウィン当日の10月最後の日、その翌日から次のフライトです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊、連休の中日

皆さんこんにちは、「電池切れの状態から充電中の、エアラインパイロット」裕坊です。

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今週は、夏休みの有給休暇以来の、長期のお休み。日曜日より5連休をいただいて体力回復に努めております。来月頭から入っていた6日連続のフライトの予定も変更。2日飛んで1日お休みを挟み、次の5日間へとパターンへと変更。さらに超早朝起きのパターンからも解放されることになって……

 

あぁ〜〜〜……………

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めちゃめちゃ安堵の思い………

 

結果的にお休みが1日減りこそしたものの、プレッシャーから解放されることになって、やれやれ……

 

 

家で過ごすときの裕坊の最近のお供は、タブレット。何の気なしにニュースを検索していると、ニューヨークからニュースが1つ。

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2年ほど前から始まり、急ピッチで進んでいたニューヨーク・ラガーディア空港の、デルタ航空系列が使用するターミナルビルの、建て替え工事第1期が遂に終了したそうです。

 

旅客ターミナル開業時から、ほぼ建て替えなしで供用されていたとあって、ターミナルの老朽化はあまりにも顕著だったラガーディア空港。オバマ政権時代の副大統領、ジョー・バイデン氏からは、『第三国空港』と揶揄される始末……

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マンハッタンから距離こそ近いものの、世界に誇るニューヨークを代表する空港としては、確かにあまりにもお粗末な中身でした……

 

度々内装工事こそ行われてはきたものの、ターミナルの大きさも利用者数に到底見合ったものとは言えず、もうほぼ限界……
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悪天候などによる遅延が発生した場合には、出発待ち、振り替え待ちの乗客が長蛇の列をなしてごった返す、アメリカ人の間でも特に評判の悪かったラガーディア空港。ようやく汚名返上の時がやってきたようです。

 

今日火曜日、そのお披露目となり、テープカットが行われていたそうで。

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ターミナルの中は、天井が高くなり、開放感に溢れ、

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オアシスもある憩いのスペースなども設置され、
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ゲート付近もゆったりとしたスペースで、待合い用の座席もたくさん用意されていますので、
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混雑時でも立ったまま待たされることもなくなりそうです。

 

こちらは到着ロビーの、完成予想図。
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既に機体をゲート付近に駐機させて、ボーディングブリッジなどの試運転なども始まっています。
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既にアメリカン航空などが使用するBターミナルは、昨年12月には一部がオープン。
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こちらがそのBターミナルの、ゲート付近の様子。
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現在、デルタ用のターミナルでは、システムの最終確認段階に入っていて、早ければ来月の2週目にも一般用の供用も始まるそうですので、乞うご期待。グランドオープンも間近です。

 

ラガーディア空港のもう一つの問題といえば、マンハッタンなど都心部からのアクセスの悪さ……最近でこそ、ウーバーなどスマホアプリで気軽に呼べる配車サービスが人気になってきて、タクシー待ちのこんな列を見かけることは、なくなりましたが……

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それでも渋滞は、一向に解消されてないのが実情………
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週末の午後ともなると、渋滞も激しくなって、空港の敷地から出るだけでも15分以上かかることはザラ……
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そちらもようやく、地下鉄からの連絡鉄道が施設されることが決まりました。

 

ニューヨーク地下鉄の7番電車の駅から、

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ケネディ空港で現在使用されているエアトレインを、

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ラガーディア空港のターミナルを結ぶことになるようです。列車でのアクセスがあると、時間が計算できますから、助かること請け合い。こちらも早い開通を望みたいですね。

 

 

今日火曜日の裕坊は、昨日に続いて1日のんびり。家にいる時はニュースを読むか、本を読むくらい………本当に何もしない人なのですが……

 

取りあえず来たる冬に備えて、加湿器を、引っ張り出した………………

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のではなく……………………………

 

 

使える状態へと、戻しました…………

 

 

昨年の冬に使っていた加湿器を、使い終わった時にキチンと洗っておけば問題なかったのですが、実はそのまま放置していて………………

 

水を入れて電源を入れても、ウンともスンともいわず、恐る恐る本体を開けてみると…………

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やっぱり…………………

 

とんでもない量の石が、こびりついておりました………

 

アメリカ国内で供給される水は、ほとんどが硬水だというのは知っていたのですが、よくよく調べてみると、
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実はミシガン州は、全米でもかなり高い濃度の硬水ということになっておりました。普段歯磨き用に使っているコップも、ちゃんと洗浄しないと、カルシウムやマグネシウムが乾燥した時にできる白いシミがビッシリ………

 

去年の冬は例年に比べても厳しい寒さが続き、加湿器はほとんどフル稼働状態……かなりのカルシウムやマグネシウムを、機械も相当吸い込んでいたようで、ハンパではない量の『石』が溜まっておりました…………

 

水道管も、水がない状態で放置しておくと、こんなことになってしまいますので、ミシガン州在住の方は要注意………

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冬の間は、外に繋がる水道栓は、元栓を閉めた状態で、外の水道の蛇口は全開にしておくのが基本なのですが、水が滴らないように確認しておいた方がよさそうです。

 

普段食洗機で使用される水も、当然硬水なので、長く使っていると、グラスもこんなことになってしまいます……
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我が家のコップもこんな状態……
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お酢を使うとある程度は落ちるそうなので、やってみようかな………

 

 

ちなみに、我が家の加湿器は、既にお酢で落ちるような状態ではなく、既に『石』がこびりついておりましたので、「ドライバー」にて削ぎ落としました。今は取りあえず稼働中。来年は冬が終わり次第、ちゃんと手入れをしておきます……

 

 

取りあえずあと2日お休み。ハロウィンの日まで、お休みをいただいていますが、ハロウィンの日は、あいにくの雨の予報………

 

 

「仮装大賞」で終わることになるかも知れません……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊、5連休へ

皆さんこんにちは、ちょっと小休止中のパイロット、裕坊です。

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ここ最近、フライトが終わっては1日だけ家で過ごし、また4日間、あるいは5日間と出掛けては1日だけを家で過ごし、このパターンをほぼ2ヶ月間も続けてきていた裕坊。実は今夜遅くから3日間に渡ってのフライトが急に空いて、それをまたも休日返上の形で入れても本当はよかったのですが………

 

さすがに、今回は体が悲鳴を上げました。少しは体の訴えも聞かんといかん……

 

 

ということで、今回は見送り……

今回はちょっと連休の間に、少し体力回復に努めなくては……

 

 

実は、来月のいきなり頭から、6日間連続のフライト。しかも後半は毎日空港に早朝5時台のショーアップで、しかも毎日3本、4本のフライトを担当。しっかり体力温存に努めます…………

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そんな中、デトロイトじゅうを駆け巡った今朝のニュースといえば……

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UAW(United Auromobile Workers: 全米自動車労働組合)による、ゼネラル・モーターズを相手取った6週間にも及ぶストライキが一段落したこと。実はUAWによる数あるストライキの中でも、史上6番目に長いものとなり(最長となったのは、1969年から1970年にかけての、年越しストライキとなる136日)、我が家の近所でもさすがに話題になっておりました。いつまで続くんやろな、と……

 

ようやく先日金曜日に話がまとまって、工場も今日月曜日から本格再稼動となったようです……

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全米、さらにはカナダを含めて40万名が加入する全米でも屈指の労働組合アメリカ企業の斜陽とともに語られ、労働環境の足かせ的な存在として、いつも槍玉に上げられるUAW。確かに半年にも渡る工場の稼働停止も厭わない姿勢はある意味極端とはいえ、彼らだって生活がかかっていることも事実。企業を潰してしまっては元も子もありませんが、企業側にも各労働者個人の生活水準をある一定の水準に保つ義務はあるはず……

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同じ仕事を請け負いながら、給与体系が2層に分けられ、比較的新しい入社の労働者たちはかなり給与水準を抑えられていたらしいのですが、それも今後は解消に向かうとのこと。今後返り討ちとして労働者削減をするようなことだけは、絶対に避けていただきたい。一般労働者の給与水準が安定すれば、経済も地域社会も安泰になるのは、歴史が証明しているのですから。ただアメリカという国は、日本とは比較にならないくらい、人員削減には容赦ないところがありますから、しばらく注視する必要がありそうです。

 

 

ストライキといえば、航空会社のフライトクルーもかつて何社か実施しています。ただアメリカの航空業界の場合、RLA(Railway Labor Act:鉄道労働法)という法律によって、鉄道のみならず、航空業を含む運輸業全般に関わる労働者のストライキが制限されているのです。このように空港や各航空会社の本社前で、プラカードを持って練り歩くことは一向に構わないのですが、

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いざストライキとなると、法律的にかなり制限されているのが現実。

 

様々な手続きを経る必要があるので、実際にストライキまで漕ぎ着けるとなると、本当に時間を要するのです。
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当然のことながら、この法律は労働側には不利に作用。特にリージョナル航空会社の領域では、なかなか劣悪な労働条件が長らくの間改善されず、副操縦士の初任給はやっとのことで15,000ドル。自らのお給料だけでは、とても食べていけないという不遇の時代が続きました。

 

そのツケを最近になって航空会社も払わされることに。2000年台後半になって、新規にパイロットの免許を取得する人の数が激減。航空会社の採用に必要となる事業用パイロット(Commercial Pilot Cerfiticate)の発行数に至っては、かなりの間停滞することになりました。2009年に端を欲した大不景気も重なって、しばらくパイロットの成り手がおらず、いざパイロットが必要となったここに来て、特にリージョナル航空会社においての不足が顕著。アメリカの航空会社では、外国人向けにビザのサポートなどというのはなかったのですが、リージョナルの航空会社の中には、条件付きながらビザのサポートも行う会社もとうとう出てきてしまいました。

 

 

ただ今後パイロットという職業は、航空機のコンピューターによる自動化の導入に伴い、やがては消えゆく運命にある職業の一つ。これには異論がある方もいるでしょうが、既に鉄道の世界では、完全自動運行は実用化されています。

 

その代表的なものといえば、サンフランシスコにあるBART(Bay Area Rapid Transit)。

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サンフランシスコ湾を挟んで、オークランドまでをも結ぶ、最高時速120キロ(営業速度は90キロほど)を誇る高速型地下鉄。各列車に1名の乗務員こそ運転席に座ってはいますが、その乗務員の主な役割とは、アナウンスをしたりドアの開閉をすることくらい。通常の運行は、全てコンピューターによる全自動運行で、列車同士の間隔、加速減速まで全てコンピューターで管理されている未来型の鉄道の代表格。

 

下の写真にある、ニューヨーク、ケネディ空港の各ターミナル間、また地下鉄の駅との接続の役割もこなすエアトレインに至っては、乗務員すら乗務しない『完全自動運行』。

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鉄道の世界では、既に全自動は実現化しています。

 

もちろん航空業界における完全自動化実現には、まだまだ数十年という歳月を要するのも事実。ただプライベートジェットやコーポレートジェット機の世界では、既に単独パイロットによる飛行は、当たり前になってきていて、定期運送便の世界でも、単独運行の実現は我々が想像するほど遠い世界ではないでしょう。寂しい話ではありますが、私の息子が孫を膝に抱える頃には、「昔は旅客機にも操縦席というものがあって、人間が飛行機を操縦していたんだよ」という時代がやってくるかも知れません。

 

パイロットという職業を守り抜くためには、航空業界全体で1つの労働組合なり非営利団体なり作って、パイロットを一組織にまとめ上げ、その団体内で各企業にパイロットを割り振るなど、全体で1つにまとまることが将来的には絶対条件だと裕坊は思うのですが、現実には各企業ごとにパイロットを個別に雇い、特にデルタ航空ユナイテッド航空などの主要企業ともなると、未だに面接で定期運送の経験があるパイロットを振り落としているのが現実。やっている内容は、細かな差こそあれ、全く同じだというのに……

 

数十年後に、これがいずれ自らに対するしっぺ返しにならないことを、切に願うばかりです。

 

 

今日の裕坊は、そんなことを考えながらも、ひたすらのんびりの1日。

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すっかり我が家も、秋めいてきました。明日以降は曇り、しかもハロウィン当日はどうやら雨の予報……

 

芝刈りをしばらくしておりませんでしたので、快晴の中を電気式の芝刈り機を出して、しばらく「お散歩」。
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芝の勢いが戻ってきていましたので、スッキリ……
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ところが裏庭を見ると、
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一体芝刈りをしたのか、それとも「落ち葉刈り」をしたのか、
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よう分からん……………

 

以前使っていたものと比べて、明らかにパワーアップ。
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よく頑張りました。

 

 

あと数日お休みです。

 

 

 

 

 

 

裕坊、4日間のフライト終える

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン、裕坊です。

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今週水曜日から再び4日間のフライトへと出発していた裕坊。

 

雨が降りしきり、横風が強い中での悪条件の中を、シンシナティからデトロイトの短距離のフライトで締め。

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今月いっぱいは取りあえず、朝がゆっくりできるパターン。午後ゆっくりのショーアップでしたので、やっぱり疲れ方が全然違いました……そして今日からは、今のところ5連休。

 

 

ただし、またも休日返上で、どこかへお出かけする可能性は、無きにしも非ず……

 

 

来月はいきなり月の初めから毎朝5時15分ショーアップ。毎朝3時起き。国土が広く、時差のある遠くの州へとビジネスでご出発されるお客様が早朝には多いのが、アメリカの特徴。5時台出発のフライトでも、満席になることはザラ……裕坊が勤めるようなリージョナル航空会社の主な役割といえば、地方空港から主要基幹空港で乗り換えるお客様を、大抵8時台までにお届けすることなので、始発便は平日だと6時台、5時台にになるのが普通。夜遅いシフトになると、地方空港の到着が深夜になることも日常茶飯事で、先日の担当便も定刻の到着時刻は、深夜11時29分。その便もほぼ満席でした…

 

 

そして既に入っている12月の頭に入っている早朝便の出発時刻、

 

 

5時25分…………

 

 

それでも大抵そういった便は、満席になるのです…………

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その日はきっと2時台起き…………貨物便のパイロットみたいやな……

 

デルタ航空の系列の便ですと、乗り換えが多いのは、アメリカ国内の東半分だと、圧倒的にデルタ航空の本社があり、世界一利用者数が多いことでも知られるアトランタ

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それに続くのがニューヨークとデトロイト

 

ニューヨークは、ラガーディア空港に、ケネディ空港。さらにはハドソン川を挟んで反対側のニュージャージー州側にニューアーク空港と、3つの大きな空港がひしめきますが、デルタ航空の系列で国内線の乗り継ぎが最も多いのは、ラガーディア空港。

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鉄道による直接のアクセスは2019年10月現在はなく、マンハッタンへ行くにもバスなりタクシーなり、或いはウーバーといったアプリによる配車サービスを使うなど、決して空港へのアクセスが便利とは言えないラガーディア空港……それでもマンハッタンまでの距離が、3つのニューヨークの空港の中では最も近いこともあり、ニューヨーク発着の国内線では利用者が圧倒的に多いラガーディア空港。

 

問題は、ターミナルの建物が旅客ターミナル開港当時からのものばかりで、あまりにも古かったこと。その古くささは、乗客の間でもかなりの悪評判で有名でした……

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あまりの評判の悪さから、それを覆すべく、数年前に40億ドルという巨額の投資で建物の全面建て替えをすることが決定……

 

建て替え工事はアメリカン航空ユナイテッド航空サウスウエスト航空などが供用するメインターミナルを皮切りに始まり、そのメインターミナルでは、既に一部が新装オープン。

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デルタ航空が使用する空港の南東側でも建て替え工事が急ピッチで進められ、ようやく一部がオープンする見込みになってきました。こちらが、その工事の進捗具合の様子を、工事が始まった当時から振り返ってみると……

 

まずはフェンスで完全に仕切られた状態で始まった工事。

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骨組みが出来上がって、

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輪郭がはっきりと姿を見せるようになったのが、1年ほど前。
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外壁の取り付けが行われ、
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今年の夏には、立派にターミナルとしての風格が漂ってきました。
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最南東側に当たるこちらのターミナルの供用開始に伴い、

 

古い建物の一部は解体工事も始まりますので、その部分に当たる売店などは、既に閉店にもなっています。

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こちらは、先日金曜日に撮影した写真。
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フェンスも完全に取り除かれて、お客様乗降用のボーディングブリッジの試運転なども既に始まっています。

 

遠くからのiPhoneによる撮影ですので、少しボヤけているのが残念なのですが、こちらが夜間撮影のつい先日の写真。

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灯りが至る所に散りばめられ、発着ゲートのボードも最新式のとても視認しやすいものが取り付けられています。

 

ターミナル内は天井が高く、窓が多くて光が入りやすい、開放感がある最近のトレンドの内装。

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まだ正式な発表はなされていませんが、内装工事が終了次第、早ければ数ヶ月後のオープンの見込みのようですので、乞うご期待。
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ニューヨークの主要国内線、一部国際線の玄関口としてふさわしいターミナルになりそうです。
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こちらがその外観。
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完全にリニューアルが終了した時の、レイアウトがこちら。
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ターミナル発着の誘導路も複線式になって、出発便、到着便の出入りもスムーズになると期待されています。遅延の解消にも役立ちそうな予感。

 

 

今から新装オープンがとても楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊、4日間のフライトの2日目

皆さんこんにちは、航空会社サラリーマン、裕坊です。

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裕坊は、毎日野球の結果をチェックする大の野球ファン。ということで、今日は野球ファンの独り言。野球シーズン、とうとう終わってしまった………

 

ただ10月24日現在、メジャーリーグワールドシリーズは続いております。金曜日からは舞台をワシントンに移して、第3戦。ワールドシリーズ初出場のナショナルズが現在2連勝中。

 

裕坊的に現役メジャー投手の中で、安定感なら間違いなく1番だと思っているシャーザー投手(今年は怪我の影響もあって、11勝止まりには終わってしまいましたが…)に、是非チャンピオンリングを手にして欲しい。

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そのナショナルズワイルドカードを勝ち抜いてから、快進撃を続けています。ワイルドカードでのプレーオフ進出をかけたブリュワーズとの試合、8回裏に2点差を起死回生でひっくり返し、地区シリーズでもあとがないところまで追い込まれながら、ドジャースとの第5戦で、8回表にレンドン、ソトが2者連続のホームランで同点に追いついて、延長10回にはケンドリックが、起死回生のグランドスラム

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そしてチャンピオンシップシリーズでは、プレーオフ常連のカージナルスをスイープ。まさか、ここまで来るとは正直思わんかった…

 

ナショナルズ、チャンピオンリングまであと2試合。そして明日金曜日、第3戦の先発は、タイガースにも所属していたアニバル・サンチェス……

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彼の投げる2種類のチェンジアップは、タイガース時代の同僚だったバーランダー(現アストロズ)、ナショナルズでチームメートのシャーザーもその威力を認めるくらい、バッターのバランスを崩す幻惑の魔球。タイガース時代の2013年シーズンでは、そのチェンジアップが冴えに冴え渡り、年間通してローテーションを守って14勝を挙げながら、被本塁打たったの9。この幻惑ぶりを、第3戦では如何なく発揮してくれよ。

 

考えてみると、今年のワールドシリーズバーランダーにシャーザーにサンチェス、皆5年前まではタイガースに所属していた選手ばかり。そのタイガースといえば……

 

書くと愚痴が延々と続くことになるので、敢えて書かないことにします。楽しみな選手を敢えて1人ずつ挙げるとすると、野手は今年ブレイクしたビクター・レイエス

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投手では、まだメジャーデビューを果たしていませんが、ケイシー・マイズ。将来バーランダー級の選手に、タイガースとしても育成して欲しいです。

 

 

片や日本シリーズ。ここ最近は日本シリーズに限らず、交流戦でもパリーグセリーグを圧倒していて、今年もソフトバンクが巨人を圧倒してしまいましたね。これで球団創設以来、ソフトバンクセリーグ全6球団を撃破しての完全制覇ですか……

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今や常勝軍団ともなったソフトバンクは、150キロ超えの剛球を投げる投手が次々に育ってきていますね。西武のような超強力打線とまともに相対するためには、それくらいの球が投げられなければ、まず相手にならないのでしょう。

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野手は高齢化が進んで、松田、内川を継ぐ選手の台頭が急務ではありますが、今年のドラフトでは野手を中心のドラフト。来年以降が楽しみになってきました。

 

いつも感心するのが、2軍、3軍施設を完備させて、育成への努力を怠らないこと。

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今年の育成ドラフトでも7名を指名。かつて育成ドラフトで指名した選手の中からは、今年の日本シリーズ第1戦先発した千賀晃大投手を筆頭に、甲斐キャノンで知られる甲斐拓也捕手、走塁のスペシャリストの周東佑京選手などが台頭してきています。今季はローテーションの一角まで担った大竹耕太郎投手も育成出身。外国人を加えるなら、キューバ出身のモイネロ投手だって育成出身。これを見ただけでも、ソフトバンクの育成に対する本気度が見えるのに、片や巨人と来た日には………

 

敗戦から一夜明けたその翌日から、新聞に今オフの大補強の話題が、スポーツ紙の一面を飾るていたらく……ヤクルト・バレンティンに西武・秋山、はたまたロッテの益田ですか……山口オーナーも外国人の違いを目の当たりにして、FA、外国人補強を大号令をかけて積極補強を行なうと、口にする始末……そこじゃないでしょうに………

 

原監督も原監督で、セリーグにもDH(指名打者制度)を導入しようとの提言。それは一理あるけど、今言うのはタイミング的に、ただの敗戦の言い訳にしか聞こえないのは、ひょっとして裕坊だけなのかな〜?

 

巨人もかつては生え抜きの選手たちで先発メンバーが固められていたはず。そしてその選手たちを支えたのは、川上監督であったり、その川上監督の優秀な参謀役を務めた牧野コーチであったり、王貞治選手を育てた荒川コーチなどの、優秀な指導者たちだったのでは?

 

そんな中で、スワローズを退団したばかりの石井琢朗氏をコーチで招聘するというニュース。裕坊としては、巨人の再生のためにも、こういったニュースをもっともっと聞きたいです。

 

裕坊的には、楽天を退団することになった佐藤義則氏を是非コーチで招聘してほしい。ダルビッシュ(現カブス)、ソフトバンクの武田の育成、阪神のコーチ時代にも井川など、数多くの投手を育て上げた実績は見逃せません。

 

もし外国人選手の積極補強を進めたいのであれば、ここは中日を退団することになった森繁和氏を招聘するべきでしょう。ドミニカとの強力なパイプを持つ森繁和氏。ご自身が銃を頭に突きつけられるという、命からがらの経験を経ても、自ら足を運んでスカウト活動を続けていたそうです。最近ですと、中日ビシエドなども森氏の発掘による選手の1人。今の巨人に打ってつけだと思うのですが。

 

最近はすっかりソフトバンクにハマってしまい、すっかり巨人の動向から疎くなってしまった裕坊ですが、心の中では巨人にかつての輝きを取り戻して欲しい、と思っています。裕坊は69年の生まれですので、V9時代のことはほとんど記憶にありません。物心ついた当時の巨人といえば、王さんが4番に座り、3番には張本などがいた時代。高田繁柴田勲などもまだまだ現役でした。

 

そして藤田元司監督になってからの巨人。江川、西本聖、定岡がいた鉄壁の先発に、篠塚、原、吉村、クロマティ、中畑、山倉などが名を連ねるスタメン。あの頃も強かった。見ていてワクワクしていました。

 

今年もどうやらFA戦線に名乗りを上げるような気配ですが、そんな付け焼き刃的なことをするのではなく、日本で1番厳しい猛練習をしていたという、かつての巨人の伝統を復活させて、選手を一から鍛え直して、選手層の下地を築き直していただきたいです。

 

 

裕坊、今日4日間のフライトの2日目を終えました。

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明日はちょっと長めの1日です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裕坊、休日初日

皆さんこんにちは、航空会社サラリーマン、裕坊です。

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先日土曜日に元々入っていた4日間のフライトを終え、

 

フィラデルフィアからアトランタへとやってきていた裕坊。

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日曜日に入っていたフライトは、休日を返上して、アトランタ発でニューヨークまで。土曜日の晩は自費にて宿泊。ハリケーン並みに発達していた低気圧の影響で、風が強く雨も強く降っていて、ジメジメ……

 

翌朝日曜日に出発する時も、まだ外はどんより曇り空……
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空港への送迎シャトルに乗って、出発。
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日曜日は、NFLの試合も開催されていたのか、試合観戦に向かうファンの方も何名か乗っておりました。

 

アトランタ空港には、地下鉄も乗り入れているので、空港近辺のホテルからダウンタウンに向かうのも、まずまず便利です。

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昨日日曜日にまず最初に向かったのは、フロリダ半島の西側にある、リゾートもあるフォートマイヤーズ。
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着いてみると、天井が高くて日光も差し込んでくる、明るい建物のフォートマイヤーズ空港のターミナル。
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規模は大きくはないですが、ここにもリゾートビーチがあり、この時期から春にかけては、避寒地を求めるお客さんたちで賑わうようになります。
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そしてフォートマイヤーズといえば、とある有名人が別荘地を持っていたことでも知られているのですが、
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その有名人とは、発明家・トーマス・エジソンに、アメリカの自動車会社、フォード社の創業者、ヘンリー・フォード。訴訟合戦をあちこちで繰り広げていた偉大な発明家エジソンは、同じ研究分野の人たちとは今一つ馬が合わず、当時は孤高の発明家として知られていたそうですが、フォード氏とは生涯親友としてのお付き合いがあったそうです。

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エジソンは、少年の頃から好奇心旺盛。物が燃える仕組みを自ら探ろうとして、納屋の藁に火をつけて、自宅の納屋を全焼させてみたり、算数の授業で「1+1=2」という答えに納得がいかず、「粘土を2つ合わせると、またそれも1つになるじゃないか」と発言して、先生を困らせてみたり……

 

好奇心旺盛なエジソン少年は、大人になってもその好奇心が衰えることはなく、ストイックに研究を重ね、1日の睡眠時間は3時間ほどで、ほぼ24時間体制で研究に没頭していたそうです。そのストイックさを表すエピソードで有名なのが、こちら。

 

研究室にたまたま入ってきた奥様に対して、エジソン氏……

「君は誰だ?」

エジソンさん、さすがにそれはいけません………奥様も大激怒だったそうです………………

 

そのエジソンが避寒地の別荘を持っていたフォートマイヤーズからニューヨークへは、夕方の出発。
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リゾート地には立ち寄ることなく、コックピットの中からこんなのを見ながらの出発でした。
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巡航中のお天気には恵まれて、まずまず順調なフライト……

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しかし目的地であるニューヨーク地方はあいにくの雨で、
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ほんのしばらくではありましたが、上空待機も課せられました……

 

それでも奇跡的に、ほぼ定時でニューヨーク・ラガーディア空港には到着。ここで裕坊担当の5日間に渡る任務は全て完了……

 

ここからデトロイトにある自宅まで帰るには、『飛行機にて』通勤……これがアメリカの航空業界で呼ばれるところの、『コミュート』。本日のデトロイト行きは、満席でスタンバイではとても座れそうにありませんでしたので……

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デトロイト行き担当の機長さんにお願いして、操縦室内に備え付けのジャンプシートに乗せていただくことに。

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これも『コミュート』の手段の1つ。アメリカ国内ですと、各航空会社間での申し合わせで、通勤時などの必要時に自社、他社問わずジャンプシートを利用させてもらえる仕組みになっていて、満席の時などは、とても助かります。

 

但し、客席に空席がある場合は、そちらに座席指定を受けて座ることがほとんど……

乗り心地も、そちらの方が断然上……

 

ジャンプシートは操縦室だけでなく、客室内にもあり、客室乗務員さんが座る座席も「ジャンプシート」。
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座席部分が跳ね上げ式になっていて、通常は畳み込むことができ、通路の邪魔にならないように工夫が施されています。

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折り畳み式ですので、リクライニングなどは通常はなく、肘掛などもついていないことがほとんど。
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お世辞にも、乗り心地はいいとは言えません……ただ座席は確保できるので、『飛行機通勤』などの時には、とても助かります。

 

日曜日の晩は、エアバスA320型機の操縦室にお邪魔しての、帰宅となりました。
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デトロイトには深夜の到着。

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それでも帰ってこれた。

 

本日月曜日は、2連休の初日。午前中は何もせず、久々の「羽休め」。午後には愛妻ちゃんを連れてのお買い物。

 

町には至るところに、ハロウィンの飾りで彩られています。

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倒れているガイコツを助ける消防士さんも、ガイコツさん……

 

オバケの舞いもあります。
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一部では既に歩行者天国になっているところも……
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自宅をお化け屋敷にしているところも、今の時期は多く見られます。
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明日は定期身体検査の予定。

 

 

令和天皇が、本日10月22日に即位宣言をされましたね。台風一過、各地でこれから復旧作業が始まりますが、是非令和が日本にとって、いい時代になりますように。