Yuichibow’s diary

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊、明日からまた4日間のフライトへ。

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

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今日はドイツ出身の元同僚の所へと訪れた裕坊、明日の朝が早いので今日のうちに早めの支度。朝から明日のお弁当用の料理まで頑張ってしまいます。人参が切れてて、見た目に切れ味のない野菜炒め………………………………

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なんか見た目が冴えん………………………………………
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考えてみると、奥様方って、毎日こういうこと頑張ってるんだよな〜〜。マジ尊敬です……………

アイロンがけ、荷造りなどを済ませて、お昼頃バタバタを家を出発。今日も雲一つない快晴。

裕坊の自宅のある隣町にある友人宅、ミシガンの古い街並みのダウンタウンを通り抜けます。
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手ぶらで訪れるわけにはいかん、ということで訪れたのが、最近流行りの即席ピザ。薄い生地にチーズやらトッピングを石窯の上に置いて、わずか5分ほどで焼き上げてくれます。
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んで、石窯の写真撮るの忘れてます………………………………肝心な写真が……………………………ない………………………………………

取りあえず2つピザを作ってもらって、
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友人宅を訪れました。そのお隣町のダウンタウンからちょっと離れた田舎の大きな敷地にそのお宅があります。これハイキングトレイルではございません。立派なご自宅の敷地。まーだだっ広〜い…………………………

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そのお宅へお邪魔して、さっき買ってきたばかりのピザを披露。バーベキューピザは子供たちに人気。裕坊は少しでも体重を落とすべくグリーンストライプピザをいただきます。緑色のイタリアンソースがちょうどいいアクセント。全米では至る所にあるので、こちらではかなりお馴染みのピザ屋さん。お昼用、或いは1人で食べるのにちょうどいい分量です。
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それが終わると、子どもたちを連れて外遊び。ここは裏庭が、というよりもむしろ自然の中の車道側に家がポツンと建っていると言った方が、しっくり来るかも………………

そして裏には無数の鳥たちが………
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ほぼ30羽の鶏に、
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餌を与えると、口をつついてきます。すごい食欲、手をクチバシでつついてきます。勢いよすぎ…………………………
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七面鳥さんも。上手に飛ぶこともできます。こちらは大人しいので、抱いてもまずじっとしたまま動きません。
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羽を開いてみると、こんな感じ。

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もうえーやろって?写真撮影に協力してくれてありがとう……………
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普段はあまりあちこち行かせないように、普段は昼間こちらに移動して、しっかり遊ばせておくのだそうです。
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ただミシガンの冬は雪が多く、特に夜になると極端に寒くなりますから、ここでずっと置いておくわけにはいかないらしく、全く自分1人で建ててしまったという、こちらに鳥さんたちの家があります。立派やな〜〜……………………

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中には藁がしっかりと敷き詰められていて、
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雌鶏が卵を産むこともできます。
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いくつか卵も転がってました。
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外には新しく敷き詰めるように藁も準備………………
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そして今日のハイライト、アヒルさん………………

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そこのけ、そこのけ、アヒルが通る…………………………
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水が大好きなアヒルさん。
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33度の炎天下の中、気持ちよさそうに水の中でしばらく遊んでおりました。こちらもこのお宅のアヒルさんたちでございます。
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夕方にお暇して帰ってくると、我が家にいるのはロビンくん家族。暑いわな〜〜…………………
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親鳥も帰ってきたものの、よく見るとお父さん。雛たちがエサ欲しそうにしてるのに、あんたが口開けてエサを待ってどうすんの…………………………………………

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どっかの家族に似てしまったようです………………………

しかし今日は改めてミシガンの大自然の醍醐味が、身近で感じられることを身をもって実感した1日でした。

 

明日からまた早朝のパターンで、4日間のフライトへと出かけます。

 

裕坊

裕坊、ゆっくりの休日

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

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今日は昨日以上に気温が上がったデトロイト地方、我が家の裏の勝手口で生まれた4羽のロビンくんたち、さすがにぐったり。はよ、餌くれ〜と口を開けて、親鳥が帰ってくるのを待っています。喉が渇いているでしょうから、人間的にはお水でもあげたいところですが、ここはガマン………………………下手に水をやって気管を詰まらせでもしたら、目も当てられん…………………………

数分後にミミズを口に咥えた親鳥が雛たちに餌をちゃんと与えてくれます。順調にすくすくと成長している4羽の雛たち、たった数日の間に見違えるほど大きくなりました。

にしても暑いわな〜〜〜〜……………………………

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音だけでも違うやろか………………………………

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今日は1日じゅうほとんど何もせずひたすらのんびり。ただこういう日常生活が送れることを、心から感謝しなくてはいけませんね。先週から今週頭に渡って続いた大雨は、西日本を中心にあちこちに大きな爪痕を残してしまいました。何もお手伝いできないのが、正直心苦しいです。裕坊の生まれ育った岡山県、実家周辺は今回は大きな被害が出なかったようですが、岡山県内では倉敷市真備町で大きな浸水被害があり、ニュースでも大きく取り上げられました。

その倉敷市真備町地区に大きな犠牲をもたらしたのが、岡山県の3大河川の一つ高梁川の支流となる小田川の決壊。高梁川小田川に合流後に大きく川が湾曲していて、大雨による増水の際により下流の水位が上がると、それが逆流するという『バックウォーター現象』を引き起こしやすい特性があったのだそうです。今回はそれが甚大な被害をもたらしてしまいました。

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小田川においては国土交通省が治水対策として川の付け替え工事を計画し、どうやら早ければ今秋にも工事着工予定だったと新聞に掲載されておりました。ただ今秋の工事着工はどうやらほぼ決定済みのようですね。約280億円に事業費をかけた治水工事、10年後の完成を目指すそうです。是非その効果に期待したいと思います。

ただ真備町地区を含めた岡山県内の犠牲者の方の数は、まだ上がっているようですね。改めて今回お亡くなりになられた方に、心よりご冥福をお祈りいたします。

雨こそ落ち着き、晴天も戻っては来ているようですが、かなり上がっている気温が復旧作業をしている皆さん方の体力を奪っているようですね。一歩一歩少しずつでも日常生活を取り戻せますよう、アメリカから心からお祈りしております。

 

裕坊

裕坊、デトロイトへ帰宅

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

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昨日は休日返上のフライトの2日目。前の晩から泊まっていたのはテネシー州チャタヌーガ。テネシー州とお隣ジョージア州との境に位置する小さな町。元々は先住民族のチェロキー族の言葉で「岩が迫り来る場所」という意味なんだそうです。

そのテネシー州チャタヌーガ、ここには大自然がたくさん残っています。その中でも代表的なのが、72度の傾斜角というあり得ない世界一の急傾斜を通るケーブルカーに乗って行くというルックアウトマウンテン、

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お天気のいい日はなんとなんと、7つの州がいっぺんに見渡せるそうな……………………

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他にもルビーフォールズという地下の滝を見られる鍾乳洞もあります。アパラチア山脈の鍾乳洞の中でも珍しい地底およそ400メートルにもなる最終地点まで来ると、45メートルを流れ落ちる滝があるのだそうです。発見をしたのは探検家のランバートさん。ただ最愛の奥さんのルビーさんの名前をつけ、ルビーフォールズと呼ばれるようになったのだとか……………

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昨日ふと昼食を食べながらチャタヌーガとグーグル検索してみると、こんなに見どころあるんやね………………………………知らんかった……………………………

でも実際の宿泊滞在は12時間ほどだったとあって、到底観光する時間的余裕などはなく、50人乗りの小さい飛行機の最後列にお客さんとして座って

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お客さんとして乗ること20分ほどアトランタに到着。そこでお昼をいただきます。今日も時間にはちょっと余裕があったので、到着したDコンコースのレストランへと入ってみました。

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Phillips Seafoodとあるお店。けっこう気軽に入れる雰囲気のレストランで、大きな窓も据え付けられていて、外の飛行機の動きを見ることもできます。
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そんな中で、今日裕坊が頼んでみたのが、まずこちら。ロブスタービスク。
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これは当たりでした。ロブスターの身もたっぷり詰まっていて、風味もいいです。値段が10ドルほどとスープにしては張りますが、これは間違いなくオススメ。

そしてお腹周りの贅肉を落とすべく、今日も頼んだのはお野菜。ベジタリアンにも満足していただけるようにするため、サラダを注文してもこちらではかなりのボリュームのお野菜が出てきます。
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海老はチリソースでの味付け。こちらも美味しかったですが、欲を敢えて一つだけ言うなら、お野菜にのせる海老はタルタルソースで食べたいなー。ただシーフードこだわりのお店ですので、チリソースもさすがプロといった味でした。

お腹がいっぱいになったところで、今日の担当便。行き先はミシガン州フリント。同じミシガン州デトロイトのちょっと北、フリントです。ミシガン州……………………しかもデトロイトのちょっと北……………………………………

1時間半ほどで到着。

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ガラスに裕坊が乗ってきた飛行機が映ってますね………………………

ここで仕事、今日はオシマイになんないかな〜〜、クルマで帰れる距離なんやけど……………………………

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それでも70名のお客様がいっらしゃいますので、その方たちを乗せて、アトランタまで。若干積乱雲の影響を受けて、西寄りへと回るルート。

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それでも到着予定8時24分のところ、30分も早い7時54分には到着。8時24分発のデトロイト行きに乗れば帰れますが………………………上空を巡航中にこんなことが起こっていたので、まずは整備課を呼ばないといけません………………………………………

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飛行機の状態を示すモニターの一つが完全にダウン。乗客の皆さんをお見送りして整備員がやって来る頃には既に8時半。整備員にあとを任せて、こんな内容の夕食を手にし、

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シェフサラダ。でもほとんどパスタ。

帰りのデトロイト行きの飛行機の出発は10時半。さすがにお客さんの数も少なく、今日は珍しくファーストクラスの座席指定をしてもらって、
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ほとんどフライト中は寝てました。気づいたらこんな景色。あ、もー着いたんや。
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でも実際には駐機場付近にあってはならない機器がどうやら置いてあったらしく、この状態の景色を見ながら待つこと約5分。

やっとゲート入り…………………………………………
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家に帰ってきたら、既に2時を回っていました。何とかブログを昨晩のうちにあげたかったのですが……………………………………叶わず…………………………………………

 

遅い朝食をいただきます………………え、もう3時……………………………………

 

裕坊

裕坊、今日のフライトはアトランタから

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

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今日から裕坊は2日間のフライト。休日を返上してのお仕事で、アトランタからのフライトを取りました。出発もアトランタからなので、まずはそこまで行かないといけません。福利厚生の一部でもあるスタンバイフライトを使います。今日もデトロイト地方はお天気………

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アトランタ空港はここほぼ10年に渡って旅客数と離発着数、世界一を誇ります。CNN本社、コカコーラなどの大企業も名を連ねる大都市でもあるアトランタ、ここを発着する便はどれも大抵満員。スタンバイで行くのは本当を言うならば、かなり無謀…………………昨日まで36席あった空席数は、今朝には30にまで減っていて、空港に着く頃には27。それで裕坊の順番、26番目………………………

こちらが今日のアトランタ行き出発のゲートA12。人でいっぱい……

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でも何とか座席指定、発行してもらいました。ホッ…………………

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はよドア閉まれ………………

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11時前にはアトランタ到着。デルタ航空のお膝元。お客様相談センターも大きいです。今日はお天気がよく、ほぼ全便定時運行で振り替え客とかもいないので、カウンターのスタッフもヒマそう…………………

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裕坊の出発時刻、夕方の4時半なので、かなり時間が空いてしまいます。ということで、今日はアトランタ空港をちょっと散策。いつもならフードコートで簡単にお食事を取ります。Eコンコースはフードコートがとても充実していて、中でもここが裕坊のお気に入り。オーガニック中心のお店です。

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でも明日も2時間の地上待機があるので、明日まで見送り。ゆっくりと座れるレストランを探そう……………………

空港内のターミナル間を結ぶ地下鉄に乗れる地下へと降ります。その地下鉄、アトランタ空港で名付けられた名前はプレイントレイン。その地下鉄、各コンコースのちょうど中央の地下に通っていて、各コンコースともそこから横に長く伸びます。トンネルを歩いてターミナル間を移動することも可能。

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今日は時間があるのでひたすら歩き。最初国内線チェックインから入ると、Tターミナルから始まって、A、B、Cと続いてFコンコースまであるターミナル、全部歩き切るとその全長ほぼ5キロ。歩く人たちのために、トンネルにはところどころでディスプレイなども飾られます。アメリカの歴史が飾られていたり、

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アマゾンの中を歩く雰囲気を醸し出してみたり、

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今日はEターミナルからAまでを歩いて、普段はあまり裕坊自身が行き来がないAターミナルに上がってみました。

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上がってみるとあるのはほとんどファーストフード。ビール醸造のお店とかもあるけど、どうせビール飲めねーし…………………

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アトランタ空港はここを起点にする人もそれなりにはいまずが、乗り換えをするのに利用する人も多く、昼食夕食ともいろんな種類を選べますが、ゆっくり座って食べられるレストランはアトランタといえどもあまり数は多くありません。急ぎ足で行ってしまう人が多いので、中心はファーストフード。ということで、……………………もどり………………………

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Bコンコースを上がり、探してみるとこんなお店がありました。入ってみるかな。なかなかの雰囲気のお店やね……………

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本棚の中にはたくさんの本が並んでいます。

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その中にあるカフェ。女性に受けそうやなー。本を買うこともできるんやろか…………

今日はそのお店でこんな内容を注文。一つはフレンチオニオンスープ。

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なんやこれ、ホンマにスープなん?…………………………ほんまや…………………………

パンとチーズめくってみると、本当にスープが見えてくるし…………………

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もう一品、エビ付きサラダ。

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こちらも海老の焼き加減、塩胡椒加減が抜群で食が進みました。ブックカフェと呼ばれるこのお店、図書館の中にあるカフェといった装い。味はなかなかです。アトランタにご用のある方、ここはけっこうオススメかも。たっぷりとアトランタ空港を満喫して、そのあとニューヨークまでまたもお客さんとして飛び、

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やっと自分で操縦席に座って、ほぼ3年ぶりにテネシー州チャタヌーガまでやってきました。着いたの11時。明日はこれも数年ぶりに訪れるミシガン州フリントを、アトランタから往復します。

 

裕坊

裕坊の家のロビンさん、雛が孵りました

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

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今日のデトロイト地方、昨日に続いて雲一つない快晴のお天気。昨日よりさらに気温が上がります。昨日、こちらに駐在で来られている日本人の皆さんが中心になったゴルフの会にまたもお誘いをいただき、裕坊自身はまずまずのスコア。20年以上ぶりにハーフで49と50を切るなど、裕坊自身的にはまずまずの上出来でした。ところが…………………

サングラスをほぼかけずに4時間以上を過ごし、目が明らかに紫外線でやられていました……………………涙が止まらんし………………………

お料理をする気にはとてもなれず、つーかその食材すらなく、結局買ってきたお弁当でお腹をごまかし、あとはほとんど何もできん…………………………

 

結局済ませておきたかった裕坊の休日ルーティンは、今日になってこなしました。気温がここ数週間ほどかなり上がっていて、ここ数日は雨もなし。芝を刈ったあとは、水道の栓につなげるタイプのスプリンクラーをこの夏になって初めて作動させます。音を聞いていると夏やね〜〜

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日本ではまだ雨自体は小康状態になっては来たものの、まだ西日本の広い範囲で影響が続いています。かなりの死者、怪我人、行方不明者を出すなど、暗いニュースが続きますね。

今日はさらに裕坊が小さい頃からずっとお気に入りでハマっていた大喜利の大師匠、桂歌丸さんがお亡くなりになっていたことが発表されました。ひょうひょうとした表情から機転の効く発想とユーモアがたっぷり詰まった回答を連発していた第5代圓楽師匠時代の印象が裕坊の頭には今でもこびりついています。心からご冥福をお祈りいたします。

 

そんな中、今日は少しホッとするものを一つ見つけました。我が家の裏側の勝手口の灯りの上に巣をいつの間にか作っていたロビンさんの雛、今日とうとう孵りました。

お昼前に裕坊が芝刈りを終わって様子を見ると、まだ母鳥がこんな風に暑い中をじっとしたまま座っています。

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それが夕方ごろふと外を見てみると、あれ、普段見なかったお腹が鮮やかなオレンジ色をしているオスの鳥が巣の中を何となくつついています。それでそのオス鳥が過ぎ去ったあと中の様子をちょっと覗いてみると……………………………ロビンさん、勝手に巣の中を覗いてごめんね…………………………

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鮮やかな青色の卵の中でスクスクと育っていた雛が2羽、元気に口をパクパクさせていました。数枚写真を撮って、そのあと様子を見ていると、何度も何度も母鳥が餌を口に咥えたまま戻ってきては、雛たちにご飯を与えています。ロビンさんもこの暑い中、本当によく頑張りました。元気に育ってね。

 

明日からは2日間のフライト。休日を返上して、アトランタまでまずはお出かけです。

 

裕坊

裕坊、休日初日

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

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先日金曜日に終わった4日間のフライトでは、ニューヨーク地方周辺の積乱雲、うろこ雲に4日間に振り回されっぱなし。幸か不幸か、4日目は予定していた3便が担当から外される形になり、お客さんとしてピッツバーグから帰って来ました。直接自ら操縦席に座ってお客様を運ぶ担当便がなかったので、ピッツバーグからはいつでも帰って来れば本当はよかったのですが、あまりにも疲れ過ぎていて朝10時まで目が覚めず……………そのあと結局乗務員配置係が入れてくれていた予定の便の5時ピッツバーグ発で帰ってきました。

嵐が過ぎ去って、とてもお天気のいいピッツバーグ。ホテルの外には花壇も植えられています。

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こんな景色を見ながら快適な青空の中を空港までやってきて、
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昨日は自分で操縦桿を握ることなく、客席に座ってデトロイトへと帰ります。
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そして今朝。昨日と同じように雲一つない快晴。絶好のゴルフ日和。駐在さん中心のゴルフ会に参加をさせていただきます。我が家のガレージを8時前には出発して、

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同じように休日を利用して来ているゴルファーに加わりました。このゴルフ会のメンバーの皆様方、今回もお誘い本当にありがとうございます。
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クラブハウスを木漏れ日が漏れる中、裕坊は1組目にて出発します。
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他の皆さん方が歩かれる中、1人今日カートに乗った裏切り者、裕坊………………………
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今日は裕坊にしてはまずまずの出来。20年以上ぶりにハーフを50切ってみたり、バーディーを一つ決めてみたり、ただときどきやってしまう大崩れ…………………もうちょっと安定感が必要です……………

ゴルフ非常に楽しかったです。早く日本もこんな天気になって欲しい…………やっぱり日本の中国地方から中部地方にかけての雨は気になりました…………………裕坊自身、台風による雨で実家が床下浸水したことがあります。他人事ではありません。小学校一年のときの出来事、今では周りはすっかり住宅街になってしまって以前の面影は完全になくなりましたが、裕坊が小学生の頃は周りは見渡す限りの田んぼだらけ。その田んぼの水位が異常に上がって見渡す限りの濁水を見るのは、今思い出しても異様な光景でした。

ニュースを見ていますと、相当な数の死者が出てしまっているようです。今回の水害でお亡くなりになった方には、心よりご冥福をお祈りいたします。

早く雨が止んでくれることをミシガン州より願うばかりです。一部では特別警報も解除され、徐々に雨は小康状態になってきているようですが、集中豪雨のあとはまだ鉄砲水などが起きる可能性が残されています。油断はできません………

パイロットという仕事柄、危険予知の大切さを痛感している最近の裕坊。実際、ここ最近のパイロットの訓練は実技の技術よりも、いかに危険要素を察知し、或いは事前に把握して、いかにして最悪の状態を回避するかに重きが置かれるようになりました。かつては離陸や着陸後の技術、エンジン故障の際の片肺飛行の技術などが試験項目になっており、それが一定水準に満たないと試験に落とされるということもありましたが、それも今は昔の話。今ではそれらはあくまで「おさらい項目」として扱われます。

現在の訓練では飛行機のメカニズムの故障、積乱雲の予期せぬ発生、或いは機内における火災が発生した場合などの対処が試験の審査項目になります。安全に目的地まで飛べるのか、或いは別の空港に着陸するのか、もし他の空港へ着陸するのであれば、どの空港を選択するのか、そしてその理由は、などなど。

現在、航空業界ではこれを『Threat and error management』と呼んでいます。日本語に直訳すると「脅威と失敗の管理」。実質的には危険要素の把握、それへの対処、一言で言い表すのであれば危機管理対策、という風に考えていただければお分かり頂けると思います。定期便航空会社のパイロットに一年に一度の受講が義務付けられる年次講習でも、最近の話題は専らこの危機管理対策。大まかな流れとしては、まず「危険要素」の把握から始まり、解析、精査という段階を経て実行へ行動を移し、危険要素を把握した上で、適切な対処をするのです。

この『Threat and error management』の考え方、恐らくいろんな自然災害の場面においても活かして頂けるのではないかと思います。地震は長期予報はできても、直前の予知はまだまだ難しいですが、水害は基本的には天候とともに発生することがほとんどですから、かなりの確率で事前把握が可能なはずです。キーワードは情報収集、さらにはその情報を自ら精査するための予備知識。

裕坊、今回の気象観測史上稀に見る大雨を目の当たりにして、裕坊自ら出来そうな水害対策について考えてみました。豪雪や異常低温などの冬特有の現象以外は比較的自然災害が少ないミシガン州。それでも竜巻はここでも発生することはありますし、水害とて同様、他人事ではありません。

非常時、避難時に持ち出せる食料や水、毛布や寝袋を準備した上で、あとは情報収集。最近ですとお天気情報の中で、レーダーの画面を直接見ることが可能になりました。これが特に大雨の時には役立ちます。特に層雲を伴った雨雲は水蒸気を大量に含んでいるので、長時間雨を降らせるのが特徴。長い間シトシトと降り続きます。レーダー画面を見ているとこれは簡単に把握できます。

気をつけたいのがここ最近の土砂災害の多くの原因になっている深層崩壊と呼ばれる現象。長い間雨が降り続いて山の深い層が崩れてそれが土石流となって一気に周辺の家屋や道路などを飲み込んでしまいます。いわゆる土石流による集落の直撃がこれ。

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さらにはそれによって流れ出た土砂は河川へと流れ込み、天然ダムと呼ばれる河道閉塞と呼ばれる現象を発生させます。本来流れるはずの川の水が堰き止められて上流側の川の水位を一気に押し上げることもあります。これを伴うと最悪の場合、肩の高さほどにまで水位が上がるのに、30分と時間がかからないのだそうです。

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大切なのは、それらが発生しそうな状況になった時の避難経路、避難先などを把握しておくことでしょう。また車を利用するのか、或いは徒歩なのか、なども。あと重要になってくるのが、避難のタイミング。水かさが増してからでは明らかに遅いです。豪雨の中での避難にはそれそのものに危険が伴います。雨の降り方は気象予報、レーダーの観察の仕方をちょっと学習すれば比較的容易に習得できるようになります。

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さらに最近の気象予報はかなり精度が上がりました。もし住居が比較的河川に近く、さらに気象予報で降り始めからの総雨量が1000ミリを超えますなどという予報が出た場合、裕坊であれば恐らく雨が降り始めるくらいのタイミングで車に食料に毛布、寝袋などを積んで、車でまだ安全に移動できる間に多分移動してしまいます。家が流されるとなると確かに惜しいのは分かりますが、命には変えられません…家ならば後で建て直すことは可能なのですから…

では総雨量が200ミリくらいであればどうでしょうか。ここが決断の難しいところ。レーダーなどを注視し、総雨量に目を見張り、ある一定の基準を自分の中に作って、その一定の基準に達した時点でゴーサインになると思います。水害の場合、避難は早ければ早いほど安全に出来るのですから。

最近では国土交通相のホームページ、政府広報ライン、各自治体のホームページなどで様々な防災対策の情報が掲載されるようになりました。危険予知、危険回避を常日頃から自らも意識し、いざという場合に備えて事前準備だけは裕坊自身も整えておきたいと思います。

 

裕坊

裕坊、3日目のフライト、大幅に遅れる……

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

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日本は台風一過で雨が大変なことになっているようですね。皆さん、非常用の食料、毛布などの事前準備をした上で、避難勧告、避難命令などにはしっかり耳を傾けていただいた上で、必要に応じて的確な行動をお願いします。

こちらも積乱雲が例年以上に活発に発生して、特にニューヨークを出入りするフライトにかなりの影響………この4日間のフライト、一昨日の1日目、昨日の2日目と2往復目がかなり遅れてしまいました…………昨日なんかはニューヨークから離陸に漕ぎ着けることができたのが奇跡なくらい………………同じ我がリージョナル航空会社の機体も時間切れになって次々にゲートへと引き返していました。そして今日はさらに遅れがひどくなることになり…………………………

今日はニューヨーク・ケネディ空港へはお昼ごろのショーアップ。昨日と同じくホテルで穏やかな気持ちでまずは朝食をいただいて、

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お昼の空港行きシャトルに乗り込みます。

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外は快晴……………………まずはナイアガラの滝にアクセスが便利なニューヨーク州バッファローへと出発。

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今日の担当予定便は3本。バッファロー到着後は折り返しまでに4時間22分の待機。会社との契約で、待機が4時間30分以上空いた場合、ホテルの部屋でゆっくりすることができます。客室乗務員も同じ契約があるので、搭乗が終わって急ぎ足で出発。昨日、おとといに続き、またしてもお天気の影響を受けて、かなり北寄りに迂回する超大回りルート。

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それでも積乱雲にかからないところは揺れもなく、速度をウンと速く保って、

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バッファローには予定到着時刻より9分早い到着!ホテルでの休憩ゲットぉ〜〜💪副操縦士のジェフくんとともに足取りも軽くホテルへと向かいます。

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ところがホテルへいざ着いてみると、えっ、部屋一部屋しかないん?……………………………。休まらんやん……………………………………部屋の写真写す気にもならんし……………………………………

そして今日は4時間半地上で次のフライトを待った後、ニューヨーク・ケネディ空港へと引き返して、鉄鋼の町、ピッツバーグへと向かいます。ベッドでウトウトしていると、裕坊のスマホがブルッ。開けてみると………………………………そのケネディ行き、2時間半の遅れ…………………………………………もーえ〜やろ……………………………………………

このまま行くとケネディ到着は11時を過ぎるし、ピッツバーグは早くても夜中過ぎ。今晩の夕飯逃してしまうやん………………………………

本来の出発予定時刻が6時55分発のところ、夜の9時10分となりましたが、予定通り6時のホテルの送迎シャトルに乗り込んで、空港へと戻りました。

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サンドイッチでも食べたかったのですが、ニューヨーク、ワシントン地域はどの航空会社も軒並み遅れていて、

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レストラン、ファーストフード、かなり混雑していました。せっかくバッファローに来たんやから、バッファローウィング(こちらでお馴染みの鶏肉の手羽の素揚げ)を食べん手はない。ということで、こんなレストランへとお邪魔しました。

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いただいたお料理はこんな感じの内容。お野菜たっぷりの上に骨なしバッファローウィングがたくさん乗ったボリューム満点のチキンウィングサラダ。これだけのボリュームなのにたったの12ドル。かなりリーズナブルなお値段。

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取りあえずこれで再充電は完了………………既に積乱雲は過ぎ去っていたニューヨーク地方。2時間以上遅れながらも、大人しく待ってくれていた満員の76名の乗客の皆様をお迎えしてニューヨークへと向かいます。到着は2時間遅れ、既に10時半を過ぎていました……………

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最後のピッツバーグ行き、こちらも2時間遅れで出発………………またも経路変更。でもお天気はほとんど過ぎ去っていて、一旦離陸するとほぼダイレクトにピッツバーグへと機首を向け…………………………最後の最後でピッツバーグ到着目前で、またまたお茶目なお天道様のイタズラを南へとちょっと回避して………………………

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何とかピッツバーグ到着に漕ぎ着けました。気力だけを振り絞りました…………………着いたの午前1時過ぎ……………………………

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(ここで表示されている時間は全てグリニッジ標準時ですので、アメリカ東部時間を算出するには実際には4時間を引きます。0507Zとなっているのが実際の到着時間、グリニッジ標準時で5時7分到着ですので、アメリカ東部時間ですと夜中の1時7分)

重い重いカバンを引きずりながらやっとのことでホテルへと向かうフライトクルー4人…………………

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既に夜中を過ぎていてホテルの送迎シャトルサービスは終わっているので、今日はタクシーに乗り込んで、
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やっとのことでお部屋へと辿り着きました。あまりに疲れていて、ブログもアップできんかった…………………

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もう気力残っとらん………………………幸いなことに、今日本当なら担当するはずだった3本のフライト、全て担当から外されました……………………これで今日は何もせんまま客席にゆったり座ってデトロイトまで帰れる……………………………飛行機が予定通り来ればの話やけど………………………………その飛行機、ニューヨークから来ることになっています。ちゃんと来るんやろうなー………………………………

 

裕坊